ポッキー・ペペロのパクリ騒動①グリコを激怒させた韓国ロッテ

 

世の中には、越えてはいけない「一線」というものがある。

誰だって面倒なもめ事には、かかわりたくないし巻きこまれたくもないはず。

だから、相手の言動に「イラッ」としても、多少のことであれば我慢する。

 

こちらが耐えることで、解決する問題であればいい。
自分が不快感を持っていることを相手が察して、問題行動を止めてくれたらそれですむ。

 

でも、それが通じない相手もいる。

こちらが黙って耐えていると、「何も言わないということは、アイツは怒ってないんだ。じゃ、まだやっていいんだな」と解釈してしまって問題行動をさらにエスカレートしてしまう困った人もいる。

その結果、越えてはいけない一線を越えてしまう。
そして相手を激怒させて、自分が大きなダメージを負ったり、取り返しのつかない事態になったりする。

 

グリコのポッキーと韓国ロッテのペペロの「パクリ騒ぎ」を見ていると、そんなことが頭に浮かぶ。

韓国ロッテは越えてはいけない一線を越えてしまったため、グリコを怒らせてしまい、訴えられてしまった。

その「一線」について、これから書いていきたい。

 

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初めて来た人のために、チョイと話をさせて。

前回、韓国ロッテのお菓子「ペペロ」について書いた。

韓国人なら、誰もが知っているような有名なチョコレート菓子。

1983年の発売以来、子どもから大人まで広く愛されている国民的お菓子ですが、見た目も味も、グリコのポッキーと瓜二つ!韓国ではその長細いかたちから、「ペペ(韓国語でヤセッポチ、ガリガリの意味)ロ」と名付けられました。

ペペロデー(ポッキーの日)

まあ、そのペペロを写真で見てくださいな。

これは、今のパッケージ。

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画像は「ペペロデー(ポッキーの日)」」から。

 

そしてこれが、昔のペペロのパッケージ。

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画像は、以下のサイトから。

韓国版「ポッキーの日」?ギネス挑戦の裏で,韓国お菓子ペペロがきていると話題に

 

「あれ?グリコのポッキーとよく似ているなあ」
って思わなかった?

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外国人が持っているぺペロ(KONEST
街中でチラッと見たら、グリコのポッキーかと思ってしまう。

 

先ほどの「KONEST」の記事では、「見た目も味も、グリコのポッキーと瓜二つ!」と書いてあった。
さらに、パッケージのデザインもご覧のとおり。

ここまでそっくりだと、「ペペロは、グリコのポッキーによく似ているなあ」ではすまなくなる。

特にグリコからしたら、心中は穏やかではなかったはず。
「あのパクリはひどい!」と、怒りを感じていただろう。

この「偶然の一致」には、日本だけではなくて韓国国内からも疑いの声が上がっていた。
「ペペロは、グリコのポッキーをマネしたのではないか?」という疑惑は、韓国でもあった。

 

ハッキリ言ってしまえば、「韓国のペペロは、日本のポッキーのパクリじゃないの?」ということ。

韓国ではメジャーなスナック菓子であるが、見た目・風味・さらにはパッケージデザインともに江崎グリコが発売しているポッキーと瓜二つである。

(中略)日韓双方から「ペペロはポッキーのコピー商品ではないか」との疑惑が常に持たれており、韓国の新聞であるハンギョレでもこの問題を取り上げている

(ウィキペディア)

でも、「ペペロって、ポッキーのパクリじゃないの?」という疑惑があるだけ。

それが確かだと確定したわけではない。

あたり前だけど、ペペロを製造している韓国のロッテはそれを認めていない。

 

では、逆の発想はどうだろう?
つまり、「グリコのポッキーが、ロッテのペペロをパクったのではないか?」ということ。

結論からしたら、それは考えられない。

というのは、グリコのポッキーが発売されたのが1966年で、ペペロが発売されたのが1983年だから。
ポッキーより前にペペロはなかったけど、ペペロの前からポッキーはあった。

ポッキーはチョコが手につかないように、指でつまんで食べることできる。
日本のグリコが、この「持ち手付きのお菓子」を世界で初めて開発している。

江崎グリコは1966年に「世界で初めての棒状チョコレート菓子」としてポッキーチョコレートを発売しました。

重なる会議や試行錯誤を経て、棒の一部にチョコレートを塗らないという、単純で革新的なアイデアが、新しいお菓子の楽しみ方を世の中にもたらしました。

グリコのHP

ボクが調べてみた限りでは、「グリコのポッキーこそ、ロッテのペペロのパクリだ」という可能性がどこにも見出せない。

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韓国の首都「ソウル」を中心とした、世界の都市との距離。
東京が一番下に置かれているのは「偶然だ」と思うほど、ボクは韓国に無知ではない。
この「ソウル中心主義」という発想が、中国人を怒らせたことがある。

 

このペペロのパッケージが、2012年に新しくなった。

2012年には、実に29年ぶりにペペロのパッケージデザインが一新。シンプルで洗練されたおしゃれなデザインになりました

第76回~フミ・ササダさん(ブラビス)

それが、先ほどのこれ。

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どうせ変えるなら、「日本のポッキーとまったく別の商品」ということを印象づけるために、赤以外の色を基調にしたら良かったのに。

「ポッキー=赤」というイメージは、グリコが時間をかけて定着させたものだ。

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ポッキーが発売されたときから、赤はイメージカラーだった。
画像は、グリコのHP

 

もし、ペペロがデザインを変えたとき、赤ではなくてまったく別の色だったら、グリコから訴えられることはなかったかもしれない。

 

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タイの生茶。
「みのちゃ」とは、岐阜県のお茶「美濃茶」のことかな?

 

韓国のペペロは、日本のポッキーとあまりに似ている。

見た目や味はもちろん、パッケージのデザインや「赤」というブランドイメージもそっくりだ。

でもここまでだったら、「ポッキーをパクったという疑いがある」ですんだ。
グリコの側も腹は立っていただろうけど、具体的な行動であらわしてはいなかった。

 

それで韓国ロッテは、「問題ない」と解釈してしまったのだろう。

ついに、越えてはいけない「一線」を越えてしまった。

韓国ロッテは、味やお値段がワンランク上のペペロの高級版を売り出す。
それが、「ペペロ・プレミア」というもの。

このペペロ・プレミアが、グリコのポッキー「バトンドール」とあまりにそっくりだった。

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ペペロ・プレミア(左)とポッキー・バトンドール。
画像は、「ロッテ製菓のペペロ・プレミア、日本製品模倣の判決」から。

 

これが、グリコが黙っていられる「一線」を越えてしまった。
怒ったグリコは、行動でそれを示す。
グリコは、「ペペロは・プレミアは、グリコの製品を盗用した」とロッテを韓国の裁判所に訴えた。

 

これは仕方がない。

こちらが我慢していれば、それが相手に通じて問題がなくなるわけではない。
日本人であれば、「黙っていれば、相手が察してくれる」ということが期待できるけど、韓国人には通じないだろう。
良い悪いの問題ではなくて、日本と韓国では、考え方や価値観、気持ちの表し方の文化が違うということ。

とにかく、ポッキーの「パクリ問題」は、裁判で争われることになった。
韓国の裁判所がどう判断したか?

その結果については、次回で。

 

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今まで、東南アジア、中東、西アフリカに旅をしてきました。外国に行って初めて気がつく日本の良さや特長があります。以前、歴史を教えていたので、その経験もいかして、日本や世界の歴史や文化などをテーマに、「読んでタメになる」ようなブログを目指します。