韓国の慰安婦問題①ユダヤ人団体「ホロコーストを利用するな」

 

「こんなことを韓国の国内で言ったら、とんでもなくひどい目にあうだろうな」

そんなことを思ってしまうような記事が、11月24日の産経新聞にあった。

 

ことの発端(物事の始まり)は、韓国や中国などの市民団体がユネスコの「世界の記憶(記録遺産)」に、慰安婦についての文書を登録申請したこと。

この中韓の動きに反対したのは日本人ではなくて、カナダにある「カナダ・イスラエル友好協会」というユダヤ人の団体だった。


この団体は、「ホロコーストの意味をねじ曲げている」と中韓の団体を批判する意見書をユネスコに送っている。

 

ホロコーストとは、第二次世界大戦のときに起きたナチスによるユダヤ人虐殺のこと。

ホロコースト

ナチス・ドイツによるユダヤ人大虐殺。ヒトラーが1933年に政権を握ると、ユダヤ人迫害を開始。第2次大戦開始後に大量虐殺が始まった。

占領下のポーランドのアウシュビッツやソビブルなどの収容所にユダヤ人を移送し、ガス室などで殺害した。45年までに約600万人が殺されたとされる。

移送の責任者アイヒマンは戦後、南米に逃亡。60年にとらえられ、エルサレムで死刑判決を受け、62年に執行された。

(朝日新聞掲載「キーワード」の解説)

 

「カナダ・イスラエル友好協会」がユネスコに送った意見書には、ホロコーストが日本と中韓の慰安婦問題の「政争の道具にされた」と書いてあるという。

意見書は、ユネスコが一部加盟国の「政治的道具になった」とした上で、「性奴隷」「慰安婦20万人」の主張は裏付けを欠くと指摘している。

「慰安婦資料は『ホロコーストをねじ曲げ』 記憶遺産申請で カナダ・ユダヤ人友好協会がユネスコに意見書」

慰安婦問題とホロコーストとは、まったく関係がない。

にもかかわらず、韓国や中国の団体は、慰安婦問題を「ホロコーストやカンボジアの(旧ポル・ポト政権による)大虐殺に匹敵する戦時中の惨劇」と主張している。

 

ホロコーストの犠牲者となったユダヤ人は、これを否定している。

これに対し、友好協会幹部のユダヤ人、イラナ・シュナイダーさんら3人が署名した意見書は「ホロコーストに匹敵するものはなかった」とする元駐日イスラエル大使のエリ・コーエン氏の指摘を引用して反論。

(同記事)

慰安婦問題とホロコーストを結びつけるのは、強引すぎるし無理がある。

ホロコーストの被害者のなかには、反感をもつ人が出てくるのも当然のこと。

「カナダ・イスラエル友好協会」は、国連に送った意見書のなかで次のことも主張している。

「性奴隷説」が証明できていないと指摘した。

「説得力がない」と一蹴。

慰安婦問題は経済力を持つようになった中韓が反日感情をあおるための「道具の一つだった」と解説した。

(同記事)

日本人のボクから見ても、「どれも、そのとおりですね」としか言えない。

特に、日本軍が韓国人の女性を強制して慰安婦にしたという「性奴隷説」は、ひどいでっち上げ。

2016年今ではそれが判明している。

 

それを証言した吉田清治という人間が「実はウソでした」と告白しているし、それを報じた朝日新聞も誤報だったと認めて謝罪している。

こうした動きは、世界にどれだけ伝わっているのだろう?
中韓のワールドワイドな活動を見ると、不安になってしまう。

 

もちろん、慰安婦の強制連行はなかったといっても、慰安婦の存在は否定しない。
間違いなくいたし、日本の首相が謝罪をしてもいる。

それと、今後もし、日本軍が韓国人の女性を強制連行をしたという証拠が見つかったら、「強制連行があった」と認めるべきだと思っている。

ただ現時点では、その証拠がまったく見つかっていない。
根拠がないのに、「性奴隷にされた(強制連行された)」という主張はにムリがある。
それをホロコーストと結びつけたら、「政争の具に利用された」とユダヤ人が怒って当然のこと。

 

 

「韓日強制併合」とは、1910年の「韓国併合」の韓国側のよび方。

バス停でも見られるぐらい、この「韓日強制併合」という言葉は韓国人の日常に溶け込んでいる。

かんこく‐へいごう【韓国併合】

日本が韓国を領有して植民地としたこと。日露戦争中の第一次日韓協約で財政・外交の顧問に日本人を採用させ、次いで第二次日韓協約で外交権を掌握し、統監府を設置。明治43年(1910)併合に関する条約を締結して完全な植民地とした。日韓併合。

(デジタル大辞泉の解説)

「強制連行はなかった」という主張は、日本やカナダなどでは言うことができる。

けど韓国では、とても言うことができないだろう。

それを言ってしまったために、ひどい目にあってしまった気の毒な韓国人の大学教授がいる。

 

この人のことを知って、「韓国では慰安婦問題について、自由な言論なんてとてもムリだ」と痛感した。

その韓国人は、李 栄薫(イ・ヨンフン)という経済史学者で、ソウル大学で教授をしていた。今もしているのだろうか?
経済史学会会長や韓国古文書学会会長も務めていたというから、かなり権威のある学者だったのだろう。

この人は、日本の植民地時代にあった朝鮮での経済の研究をしていた。
そして、著書でこのようなことを書いている。

「日本による植民地時代に韓国が土地と食糧を収奪されたという韓国史教科書の著述は歪曲されたものだ」という主張を提起し、「私たちが植民地時代について知っている韓国人の集団的記憶は多くの場合、作られたもので、教育されたものだ」としている。

この研究の結果から、日本統治下の朝鮮において、日本資本の主導下で資本主義化が展開し、朝鮮人もこの展開に比較的積極的に適応していき、資本家・労働者に一定の成長が見られたと主張している。

(ウィキペディア)

これだけでも、「よくこんなことをハングル文字で書いて、韓国で発表できたな」と、その勇気に感心してしまう。

「日本の植民地時代には、良いこともあった」という主張は、当然、ほとんどの韓国人には受け入れられない。

 

でも、まだ経済にだけ触れていればマシだった。
この教授は、「慰安婦の強制連行の否定」という韓国の最大のタブーにも言及している。

そのことによって、袋叩きの目にあった。
次回、そのことを書きます。

 

 

 

 

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2 件のコメント

  • 大日本国帝国時代とその前の江戸時代とその前にも前にも奴隷と言う言葉すらない。奴隷と言う身分など無い。卑弥呼の時代にあったがそれ以降出てきません。

  • 「卑弥呼の時代にあった」とは、ひょっとして奴婢のことですか?
    もしそうなら、奴婢のことをもっと調べたほうがいいですよ。
    それと世界で初めて奴隷解放宣言をしたのは豊臣秀吉という話があります。
    興味があったら、調べてみてください。
    日本人がヨーロッパの奴隷制をどう考えていたかわかります。

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    今まで、東南アジア、中東、西アフリカに旅をしてきました。外国に行って初めて気がつく日本の良さや特長があります。以前、歴史を教えていたので、その経験もいかして、日本や世界の歴史や文化などをテーマに、「読んでタメになる」ようなブログを目指します。