タイで日本のラーメンが流行る理由①外国人になじみがある。

 

最近のできごと

タイの国王が亡くなってから、タイでは派手な服装は嫌われる雰囲気がある。

11月30日の「newsclip.be」の記事から。

 

タイ国王服喪中に不適当、赤服の女性校長異動

タイのテレビ報道によると、タイ南部ラノン県の国立学校に赴任した女性校長が28日、着任歓迎会に赤いドレスを来て出席し、プミポン国王死去の服喪中に不適当だとして、地元住民数十人が校門前で抗議する騒ぎがあった。

女性校長は29日、バンコクの事務所に異動処分となった。

タイの公務員、国営企業職員は10月13日のプミポン国王死去を受け、1年間の喪に服し、毎日、黒い服を着用している。一般市民も、政府が要請した1カ月間の娯楽活動自粛後も、多くが黒い服を着用。黒服を着ていない市民が「不敬」だとして暴力を振るわれた事例もある。

 

10月には、タイでゴルフをしていた日本人が軍に連行されている。

しばらくは、タイでの言動には気をつけた方がいい。

2016~17タイ旅行の注意点②国王の喪中は服や言動で目立たない・楽しみすぎない

 

でも、どこかで自粛をやめて通常の生活に戻す必要はある。

昭和天皇のときも、「いつまで自粛するか?」ということが話題になった。
どこかで、自粛を自粛しないとね。

 

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タイの名物・トゥクトゥク

でも、じつは日本生まれの乗り物だったりする。

日本とタイの良い関係、その歴史 泡盛・家康・トゥクトゥク

 

 

前回まで、「流行」というものについて書いてきた。

2015年には「爆買い」が日本で流行したけど、すぐになくなってしまった。

そんな流行のことを書いているときに、思いついたことがある。

タイでの日本のラーメンのこと。

 

タイには、20年ぐらい前から旅行でちょくちょく行っている。

いつごろかは忘れたけど、日本のラーメンがタイで流行になって、バンコクにラーメン屋が何軒もできたという話を耳にした。

それまでは日本料理のお店に、メニューの1つとしてラーメンがあったのが、ラーメンの人気が出てきたことで、だんだんと専門店の「ラーメン屋」ができていったように思う。

 

そのときに感じた疑問は、これ。

「はたしてこれは、一過性のブームか?日本のラーメンは、ただの流行で終わらないでタイ人に定着するのだろうか?」

ラーメン好きの日本人としては、そんなことが気になった。

 

なんせタイでの日本の影響力は、どんどん小さくなっているように感じていたから。

20年前のタイの空港には、ソニーやパナソニックなどたくさんの日本の家電メーカーの看板があった。
でも今では、サムスンやLGといった韓国ブランドに取って代わられている。

日本のドラマや歌手よりも、韓流の方が人気が高いという。

 

そんなタイ人に、日本食は広く受け入れられるのか?
タイという国で、ラーメンは根づくのか?

 

でもタイ人に話を聞くと、ラーメンはだたの流行で終わることはなかったようだ。

今では、タイ人の食生活の一部として日本のラーメンが浸透しているという。

日本のラーメンは一時的なブームで終わらずに、タイの社会に定着したようだ。

 

これはうれしいニュースですね。

 

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ところで、なんでタイで日本のラーメンは人気になったのか?

タイ人のガイドや友人に話を聞くと、その理由はラーメンのおいしさだけではない。

総合すると、次の3つがある。

・もともと、タイ人は麺料理になじみがあった。
・ラーメンは、タイの食文化に合っていた。
・日本のブランドイメージが良い。

今回から、上の3つのことを書いていきたいと思う。

 

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バンコクのショッピングモール「ターミナル21」の日本フロアー

 

まずは、「もともと、タイ人は麺料理になじみがあった」という理由から。

タイでは、昔から「クイッティアオ」というお米の麺料理があった。

 

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タイのラーメン「クイッティアオ」
画像は、「バンコクナビ」から

 

平たく言えば、“タイ風ラーメン”、もともとは中国からタイに渡ってきたもので、『クイッティアオ』も、中国語が語源です。麺・具・スープの種類は多岐に渡り、その組み合わせのバリエーションは、無限といっても決して過言ではありません。

クイッティアオ

 

タイ人は麺料理にはなじみがあったから、日本のラーメンも問題なく受け入れることができたという。

 

海外で初めて食べる物でも、日本で似た食べ物があったら食べやすい。

たとえば、ボクの好きな韓国料理の「カルグクス」がそう。

カルグクスは、言ってみれば韓国のうどん。

日本でも同じような食べ物を食べていたから、初めてでも抵抗はなかった。

 

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カルグクスって

カルグクスは、韓国の麺料理の中で最もポピュラーなメニューの一つ。「カルグクス」とは、麺のもととなる生地を薄くのばして、それを「カル(包丁)」で切った「ククス(麺)」という意味。

 

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カレーは日本でもおなじみの食べ物だから、タイカレーにも抵抗はないはず。

 

 

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これはどうだろう?
マンゴーとお米のデザート
日本ではなじみがないから、カレーよりは抵抗があると思う。

 

 

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さらにこれはどうか?
ミャンマー料理の数々。
日本では見たことがない食べ物だと、抵抗を感じないだろうか?

 

 

外国人にとってなじみがない食べ物は、当然人気がでない。

そもそも、食べることができないものもある。

たとえば、外国人には納豆やとろろを食べられないという人が多い。

「あのネバネバの食感がイヤだ」という。

 

知り合いの日系ブラジル人は、ブラジルではお餅は人気がないという。
ブラジル人の友だちにお餅を出したところ、「これは、気持ち悪くて食べられない」と言われたらしい。

 

日本人なら、子どものころからネバネバやモチモチの食感に慣れているから、そんな食べ物があっても抵抗はないだろう。

 

「食べたときの感覚が気持ち悪い」というのは、理屈ではない。
「頭で理解したら、味覚や食感が変わる」というわけがない。

 

「食べ物の慣れ」というのは、子どものころから時間をかけて身につけたもの。

外国で新しい食べ物を流行らせようとしたときに、「その国の人が、その食べ物の食感に慣れるまで待つ」なんていったら、とんでもない時間がかかる。

 

その点、日本のラーメンではすでにその問題はクリアされていた。

だから、タイ人の間で人気が出て広まったのだろう。

 

そう、それはまるで、燎原の火のように。
というほどのものかは、分からないけどね。

 

りょうげん‐の‐ひ【燎原の火】

燃えひろがって野原を焼く火。勢いが盛んで防ぎ止められないもののたとえにいう。

(デジタル大辞泉)

 

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今まで、東南アジア、中東、西アフリカに旅をしてきました。外国に行って初めて気がつく日本の良さや特長があります。以前、歴史を教えていたので、その経験もいかして、日本や世界の歴史や文化などをテーマに、「読んでタメになる」ようなブログを目指します。