アメリカらしさを消して高級感を出す「ハーゲンダッツ」という考え方

 

最初にこんな日本の発明家を紹介したい。

この日本人を知ってますか?
屋井 先蔵(やい さきぞう)という人。

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屋井先蔵

この日本人が乾電池を発明した。

屋井 先蔵(やい さきぞう、1864年1月13日 – 1927年6月1日)は乾電池の発明者である。

(ウィキペディア)

 

彼が乾電池を発明したのだけど、お金がなくてその特許を取ることができなかった。そんな不運の人でもある。

発明にしたにもかかわらず、貧乏のため乾電池の特許を取得はできなかった(当時の特許取得料金は高額だった)。

また、乾電池を発売した当初、大半の世論は「乾電池などという怪しいものが正確に動くはずがない」というもので、先蔵の乾電池は全く売れなかった。
さらに持病の為に寝込む日が続き生活は貧窮を極めた。

さらに、先蔵の乾電池の価値を知った外国人が万博にて自分が発明したものだと主張したため、しばらく時間が経つまで世界で最初に乾電池を発明したのが先蔵であると認知されなかった。

(ウィキペディア)

 

この世紀の大発明の始まりがおもしろい。
5分遅刻して受験できなかったことが、後の乾電池の発明につながったらしい。

高等工業学校(現:東京工業大学)の試験に5分遅刻したため失敗し、翌年より年齢制限により受験資格を失ってしまったことが連続電気時計の着想とされる。

(ウィキペディア)

 

人生、何が起きるか分からない。
というより、人間は努力と考え方次第で何でも起こすことができる。
のかもしれない。

 

 

ハーゲンダッツのアイスクリームはおいしい。
でもそれなりの値段はする。
ボクにとっては、「ちょっとしたぜい品」という高級品のイメージがある。

このブランドイメージを保つために、ハーゲンダッツの割引なんてめったにやらない。

このハーゲンダッツという名称はその言葉の響きからヨーロッパの会社だと思っていたら、じつはアメリカのメーカーだった。

これを知ったときは意外な気がした。

友人の イギリス人も同じで、「Haagen-Dazs」は英語ではないからヨーロッパの会社だと思っていたらしい。
言葉の雰囲気からして、オランダ語だと思っていたという。

 

なんでアメリカのメーカーなのに、母国語の英語ではなくてヨーロッパ風の名前にしたのか?
これにはどういう考え方があるのだろう?

 

そんなことをアメリカ人に聞くと、「アメリカのメーカーだと分からないようにするためだろう」と言う。

これも意外というか、理由が分からない。

 

 

彼が言うにはこんな感じ。

ハーゲンダッツができたとき、アメリカではすでにバスキン・ロビンス(サーティワン)が有名だった。

バスキン・ロビンス(Baskin-Robbins Inc.)は、アメリカ創業の世界最大級のアイスクリーム・パーラー・チェーン。日本ではサーティワンアイスクリームの名前として知られ、世界40カ国に7300以上の店舗を展開している

(ウィキペディア)

 

この「バスキン・ロビンス」という名前は、いかにもアメリカ的で親しみもある。
だからそれとの違いをつけるために、ハーゲンダッツはこの逆をめざしたという。

だからアメリカらしさを消すために、あえてヨーロッパ風の「Haagen-Dazs」という名前にした。
実際その方が高級感が出るらしい。

これと同じことはネットのサイトにも書いてある。

おいしいミルクのイメージがあり、“外国の上質なアイス”の雰囲気と高級感を感じることができるように工夫をしたそうだ。

名前の由来は?25周年“ハーゲンダッツ”の秘密

 

アメリカ人に聞くと、「高級感を出すためなら、アメリカじゃなくてヨーロッパっぽい物にした方がいい」という。

アメリカのメーカーなのに英語で命名しなかったのには、こういう理由があったようだ。

 

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でも、じつはもっと深いわけもある。

ハーゲンダッツをつくった「ルーベン・マッタス」という人がユダヤ人だったことも大きな理由になっていた。

創業者のルーベン・マッタスはポーランドからの移民で、ユダヤ人でもあったのですが、ハーゲンダッツの名前の由来について下のように語っていたそうです。

He was inspired by Jewish history: “The only country which saved the Jews during World War II was Denmark, so I put together a totally fictitious Danish name and had it registered,” Mattus told me. “Häagen-Dazs doesn’t mean anything. ”

(「第二次世界大戦でユダヤ人を救った、たったひとつの国はデンマークだったんだ。だから、デンマーク風の名前をつけたのさ。名前そのものに意味はないよ。」)

え、そんな感じに?!ハーゲンダッツの命名方法が、意外過ぎることが判明!!

 

「第二次世界大戦とユダヤ人」といったら、ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)が思いうかぶ。
「Haagen-Dazs」という命名には、デンマークがユダヤ人をホロコーストから救ってくれた感謝の意味があるらしい。

 

でもユダヤ人を救った人なら、日本人の杉原千畝や樋口季一郎(大日本帝国陸軍中将)もいたんだけどね。

「ガンディーのやり方が、ヒトラーやポル・ポトにも通じたの?」④~日本人は杉原千畝だけじゃない~

 

タイのサムライ・バーガー

 

日本のことはおいといて、ここで言いたいことは「商品のイメージアップのために、自国の言葉ではなくてあえて外国の言葉をつける」という考え方があるということ。

これは中国やミャンマーを旅行していきにも見つけたことでもある。

そのことは、次回書きます。

 

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今まで、東南アジア、中東、西アフリカなど27の国・地域に旅をしてきました。以前、中学生に歴史を教えていた経験もあります。 また、日本にいる外国人の友人も多いので、彼らの目から見た日本も知っています。 そうした経験をいかして、日本や世界の歴史・文化・宗教などをテーマに、「読んでタメになる」ブログを目指しています。