日本人が誇りを感じる瞬間は?日本料理(和食)を食べるとき

 

最近のできごと

11月21日 の「Jcast ニュース」から。

 

電車のつり革、素手で触れない 「不衛生だからムリ」派急増

電車やバスのつり革は「不潔だからつかめない!」――。そんな悲痛な叫びをきっかけに生まれたアイデア商品が、発売から3か月で2000個以上を売り上げている。それだけ、つり革を「不衛生」と感じる人が多いということだ。

事実、インターネット上には「手袋なしではつり革つかめない」「汚いから触らない」といった投稿が毎日のように寄せられている。

 

「電車のつり革に、触ることができない」という人がいるとは。

しかも、そういう人が予想以上にたくさんいることにビックリ。

これの衛生感覚だと、外国に行ったら大変なことにるぞ。
いや、日本を出ない方がいい。

 

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しまいには、「他人が座ったイスには座れない」なんていう日本人も出てくるのだろうか?

 

 

前に、外国人がつくるインチキな日本料理が世界に広がっていることを書いた。

「海外のデタラメな日本料理をなくして、本当の日本料理や日本の食文化を伝えよう!」と日本政府が取り組んだけど、外国人の抵抗にあってむなしく失敗に終わってしまった。

 

この記事を書いていて、「日本人は、日本食へのこだわりや愛情がとても強いんだなあ」ということを感じた。

きっと日本人は、自国の食べ物や食文化への愛着や誇りが、他の国の人たちよりも強い。

 

言いかえたら、外国人は自国の料理に対して、日本人ほどは愛着や誇りを感じていていないように思う。

 

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今までに、外国人にこんな質問を何度かしたことがある。

外国で変な日本料理を出されていることに、多くの日本人が不満をもっているけど、こういう問題はあなたの国にもありますか?

 

イギリス人は、「そんなことは、聞いたことがない」という。

「イギリスの料理が外国で別の食べ物になっても、それを怒るイギリス人なんているのかなあ?いてもその数は少ないだろうし、問題になるとは思えない」
というらしい。

そのイギリス人は「イギリス人が、日本人よりも自国の料理に関心がないことは間違い」と、太鼓判を押す。

 

タイ人も同じことを言っていた。

タイ料理がタイにあるものと別の食べ物になって、それが「タイ料理」として外国で広がっても、誰も気にしないだろう、という。

 

オーストラリア人に「オーストラリアで好きな料理は?」と聞くと、「生春巻き」と答えていた。
「あれ?それはベトナム料理じゃないか?」と思ったけど、オーストラリア人が言うには、「オーストラリア料理なんてない」らしい。

オーストラリアは世界中から移民がやってきてできた国だから、「オーストラリアの伝統的な料理」というのは存在しないという。

 

移民の母国の料理はたくさんあって、ベトナム料理もその1つ。

「オーストラリアで好きな食べ物は?」という質問の答えに、ベトナム料理と答えてもまったく不自然ではないらしい。

だから、そのオーストラリア人にとっては「オーストラリア料理への誇り」なんてものはないという。

 

アメリカ人も、アメリカの料理に愛着は感じているだろうけど、誇りを感じるとは思えない。

アメリカ料理とは、ビッグマックが「スライスパン以来のアメリカ料理の大発明」というぐらいでもので、食文化と呼べるものは失礼ながらないと思う。

アメリカ人が日本にあるマクドナルドやケンタッキーを見ても、親しみを感じても誇りには思わないだろう。

 

アメリカ人がアメリカについて誇りを感じるなら、食べ物ではなくアメリカの別のところだと思う。世界一の経済力や軍事力とか。

 

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フランス人の知人がシェアしていたもの。

フランス語は分からないけど、「ビッグマックは肥満のもと、食べ過ぎに注意」という内容だと思う。

 

 

やっぱり、「日本人は、世界で自国の料理に強く誇りを感じている」と言い切っていいだろう。
だから、外国で日本食が別物になってしまうことに強い抵抗を感じてしまう。

 

中国メディアも、そのことに注目している。

「捜狐」という中国メディアが、「日本人は、どんなときに日本に誇りを感じるか?」を分析して記事にしている。

予想通りというか、そのなかの1つに「日本料理を食べたとき」というものがある。

 

日本人が自国に誇りを感じる10の瞬間 中国メディアが「独断と偏見」交えて大絶賛を連発

最後に挙げたのが「古都を観光した際」、「日本料理を食べた際」だ。

確かに、古い時代に中国などから文化や技術を取り入れ、それを消化し、その結果を現在にまで残したことは、多くの日本人にとって誇りだろう。日本料理(和食)を食べた際も、日本人としての誇りを感じる人は多いだろう。

 

「日本人が日本食を食べたときに、日本に誇りを感じる」という中国メディアの指摘に対して、日本人の記者も「日本人としての誇りを感じる人は多いだろう」と賛同している。

 

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海外で、日本のアニメを見たときもうれしくなる。

 

しかし、パクるな。
しかも、著しく劣化させるな。
なんだよ、この不気味なピカチュウは。

 

「日本人が日本食に誇りを感じる」という感覚は、ボクも分かる。

海外の国際空港で、白人、アジア、黒人などの外国人が寿司や天ぷらを食べているのを見ると、「おっ、日本食、人気じゃん」と誇らしい気持ちになる。

 

和食が世界遺産になったときには、和食を誇らしく思った日本人は多かったはず。

 

「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されました!

南北に長く、四季が明確な日本には多様で豊かな自然があり、そこで生まれた食文化もまた、これに寄り添うように育まれてきました。

このような、「自然を尊ぶ」という日本人の気質に基づいた「食」に関する「習わし」を、「和食;日本人の伝統的な食文化」と題して、ユネスコ無形文化遺産に登録されました。

 

これは、農林水産省のホームページにある文章だけど、マスコットキャラクターがこう言っているのではない。
役所のオフィシャルな文で、「!」を使っていることに意外な気がする。

「やっぱり農林水産省の人も、和食に誇りを感じているんじゃないの?」と思う。

 

多くの日本人が、日本料理に対して誇りを感じていることは間違いない。

日本料理が外国で別物になってしまうことに、日本人が強い抵抗や危惧を感じるのはその裏返しだろう。

 

でも、だからといって、日本政府が「ニセの日本料理をなくして、正しい日本食を教えてやる」とやってしまうと、「スシポリスかよ!」と外国人から反発を招いて失敗してしまう。

このことは前回書いたけど、実際これはやり過ぎだったと思う。

 

でも、外国の日本食レストランで、日本料理とは言えない食べ物を提供していることや日本食のネームブランドでお金もうけをしているのを見ると、良い気はしない。

 

「外国人に、正しい日本食を教える」という上から目線ではなくて、本物の日本料理の味で勝負している日本人が世界にはいる。

次回、そのことを書いていきます。

 

 

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今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。