日本のヘイトスピーチを考えよう①福島の仏像破壊事件のマスコミ報道

 

突然ですが、こんなポスターを見たことがありますか?

 

 

最近、名古屋駅でこのポスターを見た。

この「ヘイトスピーチ許さない」というポスターは、法務省がつくったもの。

近年、「ヘイトスピーチ」という言葉を新聞や雑誌でよく見るようになった。
今年5月には、国会で「ヘイトスピーチ解消法」という法律が成立している。

近年,特定の民族や国籍の人々を排斥する差別的言動がいわゆるヘイトスピーチであるとして社会的関心を集めています。こうした言動は,人々に不安感や嫌悪感を与えるだけでなく,人としての尊厳を傷つけたり,差別意識を生じさせることになりかねません。

このような情勢の中,国会において,「本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律」が成立し,平成28年6月3日(金)に施行されました。

ヘイトスピーチに焦点を当てた啓発活動

 

ヘイトスピーチと呼ばれる差別的な言動を規制する法律は、これまでにはなかった。

この法律が成立したこということで、日本でのヘイトスピーチの状況は2016年から大きく変わってくる(と願っている)。

 

マスコミもこの法律の成立を歓迎している。

西日本新聞では、この法律の成立から半年後の社説(12月10日)でも、この法について触れて人権の大切さをうったえている。

部落差別解消法 「人権」守る社会の指標に

インターネットを通じて拡散する特定の人々への憎悪や差別など、今日的な課題に対処する指標の一つとなることを期待したい。

今年5月には在日コリアンらへの憎悪表現を規制するヘイトスピーチ対策法が成立した。
差別をあおる風潮はなぜ生まれるのか。解消法の成立を機に部落差別の問題を改めて社会全体で考えたい。

 

もちろん、外国人への差別的な言動は日本だけにあるのではない。
海外に行けば、日本人が外国人になる。

アメリカでは今、日本人の子どもたちがとても苦しい思いをしているという。

【慰安婦問題いまだ終わらず】慰安婦プロパガンダ 最前線の悲痛な訴え 執拗な「謝れコール」、「テロリスト」「強姦魔」呼ばわり 海外で犠牲になる日本の子供たち

《日本人は韓国人にひどいことをしたのだからと、学校で「謝れコール」が起こり、子供が泣いて謝るまでコールが続いた》

《クラスメートから「テロリスト」「強姦魔」呼ばわりされ、唾をかけられたりして一時ショックでひきこもりになった》

《バスケットで得点したときのお祝いのハイタッチで、日本人の子供の時だけ手を引っ込める韓国人の子供がいる》

 

詳しくは、この記事を↓

韓国人や日本人の子供へのヘイトスピーチやいじめが起きている

 

 

あたり前のことだけど、日本であれ外国であれヘイトスピーチがあるような世の中が良いわけがない。

 

日本でヘイトスピーチ解消法が成立した背景には、日本に広がる「韓国嫌い」の空気がある。

いわゆる「嫌韓」というもので、個人的には「これが今後も続いていくのだろうか?」という不安がある。

最近の韓国の新聞を見ていると、国内の反日感情で韓国の政府が苦しんでいそうな様子がある。

詳しくは、この記事を。

反日に苦しむ韓国① いつから、なぜ自衛隊の旭日旗が問題なのか?

 

日本でもコントロールできないほど嫌韓感情が高まってしまうと、きっと日本にとって大きなマイナスになってしまう。

 

ヘイトスピーチの啓発ポスターを見たのも1つの縁だし嫌韓感情の高まりも気になっていたから、今回はこのヘイトスピーチというおも~いテーマで書いていきたいと思う。

 

ちなみに、ヘイトスピーチ解消法の正式名称はこんなに長い。

「本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律」

 

「本邦外出身者に対する」ということだから、日本人に対する言動は問題にならないのだろうか?
このへんは、ちょっと分からない。

まあいいや。
先に進もう。

 

 

最近、福島県で仏像や神社のキツネの像が大量に破壊された事件が起きた。

これはマスコミでも大きく取り上げられたから、知っている人も多いと思う。

まだ犯人が見つからなかったとき、TBSは12月8日付けでこのような報道をおこなっていた。

地蔵・仏像100体破壊 本堂にも侵入か、福島で被害相次ぐ

何とも罰当たりな行為です。福島県内で地蔵や仏像が破壊されたり、倒されたりする被害が相次いでいます。被害は100体にものぼっていますが、犯行動機は謎のままです。

誰が、何の目的で、こんな罰当たりなことをしているのでしょうか。

「こちらの墓地では、墓の敷地の外に地蔵が投げ出されていて、犯行の荒々しさを感じます」(記者)

(中略)
須賀川市の寺では、本堂の中が荒らされました。首が折られ、無残な姿になった像。寺の宝であるご本尊も。

 

犯人は見つかった。
この罰当たりな破壊行為は、チョン・スンホという韓国籍の男の犯行だった。

 

朝日新聞デジタルの記事にそのことがある。

笠地蔵が伝わる福島なのに… 地蔵仏像被害、119体に

福島県警は10日夜、烏峠稲荷神社の石像などを壊したとして、住所不定、無職の韓国人チョン・スンホ容疑者(35)を建造物侵入と器物損壊の疑いで逮捕し、12日に福島地検白河支部へ送検した。

「許せない」。10日に墓地の地蔵7体と石灯籠が倒されたり、壊されたりしているのが見つかった泉崎村の慈眼寺(じがんじ)では、住職(65)が怒りをあらわにした。

住職によると、墓地の地蔵は、幼くして亡くなった子どもの供養のために建てる家が多い。「地蔵には、身内を守ってくれるようにという人々の願いが込められている。そんな気持ちを犯人は知っているのか」

 

犯人が外国人だったという場合、その事件をどのように報道するかが難しくなる。
個人の犯行であっても、どうしてもその国全体のイメージが悪くなってしまうから。

 

今回は犯人が韓国人だったということで、報道の仕方によっては「嫌韓ムード」が広がってしまい、それが結果的にヘイトスピーチにもつながってしまう可能性もある。

 

多くの韓国人も、日本での「嫌韓感情の広がり」を心配していたようだ。

「レコードチャイナ」に、この事件を韓国人がどう受け止めたかを伝える記事がある。
これを見ると、犯人を批判すると同時に日本に「韓国嫌い」の雰囲気が広がることを心配する声が多い。

福島の神社で石像を“破壊”、韓国人の男を逮捕=韓国ネット「戦犯とは関係のない神社なのに」「また日本に嫌韓が拡散?」

この報道に、韓国のネットユーザーは以下のようなコメントを寄せた。
「韓国の品格を落とす行為。恥ずかしい」

「結局は韓国が損をするということになぜ気付かないのだろう?」
「テロ犯を擁護する必要はない。良かったね、日本の刑務所を体験できて」

「これが愛国だと勘違いしているのか?」
「また日本に嫌韓ムードが拡散してしまう」

「韓国人は日本人の過去の悪行に反発しているが、日本人は現在の韓国人の悪行を嫌悪している」

 

この福島県での事件が韓国でどのように報道されて、一般の韓国人がどう受け取ったのかについては、よく分からない。

そのことについて日本のマスコミはあまり伝えてはいなかったから。

でもきっと韓国でも、この犯人を支持する声より非難する声の方がはるかに多いと思う。

 

タイ人は、この仏の頭部を見ると悲しくなると話していた。

 

仏像が破壊されるという事件が起きたのは残念なことだ。

けれど不幸中の幸いは、この事件を犯人の名前を含めて日本のマスコミ各社が伝えていたということ。

 

もし「反韓感情が広がってしまうから」「外国人だから」ということで、犯人の名前を隠すなど特別な配慮のもとに報道がおこなわれていたら、日本でのヘイトの空気がもっと強くなっていたと思う。

そのことを、次回書きます。

 

それにしても、こんなことが日本以外の国で起きていたら、どうなっていただろう?

タイでは、エラワン廟のヒンドゥー教の神像を壊した人間が殴り殺されている。

 

 

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今まで、東南アジア、中東、西アフリカに旅をしてきました。外国に行って初めて気がつく日本の良さや特長があります。以前、歴史を教えていたので、その経験もいかして、日本や世界の歴史や文化などをテーマに、「読んでタメになる」ようなブログを目指します。