日本人と韓国人の歴史認識の違い④願望で事実を変える国

 

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スイカが爆発する中国では、驚いてしまうようなことがよく起きる。

2016年12月15日に、中国の大連市の病院の中でケンカがあった。
なんでそれがニュースになったのかというと、その理由がひどかったから。

ケンカをしていたのは葬儀屋同士で、もうすぐ亡くなりそうな患者を「どちらの葬儀屋が葬儀を出すか?」でもめていたという。

中国の葬儀屋が病院で殴り合い、治療中の患者に目星つけ争う―遼寧省

中国青年網によると、騒動が起きたのは今月3日で、“客”の奪い合いが原因で葬儀屋同士が殴り合いの騒動を起こした。驚いたことに、彼らが争っていた客は当時治療中だったという。

「病院と葬儀」ということについては、前に韓国でビックリするようなことを聞いた。

韓国には、病院に葬儀場があって「病院葬」ができるという。

韓国でも葬儀は自宅ではなく「葬儀場」でするようになりましたが、韓国の場合多くの「葬儀場」は総合病院に隣接しています。
葬儀専門の式場もありますが、病院の隣か地下に葬儀場が設けられていることが多いです。
病院と葬儀場がワンセットになっているなんて、日本人の感覚では「縁起でもない」と嫌がられるでしょうが、韓国では普通のことです。
合理的といえば合理的だなと感心してしまいます。

韓国の葬儀方法

う~ん、日本人と韓国人は感覚が違うなあ。

 

ソウルで見た「トンパン(うんち焼き)」。
これにもビックリした。

「でもこれは日本人の感覚には合わないだろうなあ」と思ってたら、日本に上陸していた。
でもってもこれが、若い女の子の間で大人気というから驚いた。

韓国で絶大な人気の人糞菓子「トンパン」が日本上陸! 女子に人気でバカ売れ

 

前回と前々回、「OINK」で脱線してしまった。
要反省。

さて、話を「日本国籍の韓国の英雄」である金メダリストの孫基禎(ソン・ギジョン)に戻す。

 

韓国人による孫基禎の銅像をめぐる動きを、ドイツ人はどう思っているのか?

ハッキリ言って、迷惑だっただろう。

孫基禎が日本国籍だったことは歴史の事実。
だから、国際オリンピック委員会は、孫選手の国籍を変えることを拒否し続けてきた。

孫の金メダリストとしてのIOC公式記録によると国籍は日本となっている。朝鮮南北双方が自国籍と表記するように要請をそれぞれしているが変更はない。

(ウィキペディア)

 

ドイツもIOCと同じ立場で、歴史を変えることには反対している。
だから、胸に韓国旗の孫選手の像なんて認めるわけにはいかなかった。

 

じつは、そのことが前に引用した韓国の新聞記事に書いてある。

ルリン五輪マラソン金メダリスト孫基禎の銅像、胸には日の丸ではなく太極旗

これに先立ち、同財団は孫基禎の優勝70周年である2006年に銅像2体を製作して一つはソウルオリンピック主競技場に、もう一つはベルリン・オリンピアシュタディオンに設置しようとした。

しかし、ドイツ当局との協議が難航したためこれまでベルリン側の銅像は駐ドイツ大使館で保管してきた。最近になってスタジアムではなくその近くに設置することで合意にこぎつけた。

この孫基禎(ソン・キジョン)選手の銅像がつくられたのは、2006年のこと。
今から10年前になる。

 

じつはこのとき、韓国ではこの像を2体つくっていた。
1体はソウルに、そしてもう1体はドイツのベルリンに置こうと考えた。

でも、ドイツがこの像を設置することに反対したため、うまくいかなかった。
「ドイツ当局との協議が難航した」というのは、そういうこと。

韓国は「この銅像をドイツに置かせてほしい!」と言っていたけど、ドイツ当局は「それはダメだ!」とずっと拒否していたということ。

 

でも逆に、韓国の粘り強さに感心してしまう。

「この銅像を立てないということは、この時代の軍国主義の日本を賛美することにつながる。そのような態度であっては、ドイツは右傾化との指摘をまぬがれない。いずれ世界から孤立することになるだろう」

ドイツにそんな警告を、よく言い出さなかったと思う。

 

今回この像が設置されたのは、ベルリンのオリンピック公園ではなくて別の場所。

つまりドイツは、「孫基禎選手が韓国籍であるということを、公式には認めていない」ということ。

 

韓国の英雄「李舜臣」の像。
でも、李舜臣が持っている剣が日本刀だったということで問題になった。

なんで、韓国ではそういう大事なことを事前に確認しないのだろう?

 

では、この「孫基禎騒ぎ」を日本人はどう思っているのか?

韓国人の国民感情を共有している人にとっては感動的だろう。
けど、ほとんどの日本人は、そんなことがあったことを知らないはず。

 

この騒動に、日本人と韓国人の歴史認識の違いをみた人もいた。

韓国通のジャーナリストの黒田勝弘氏は、客観的な視点でこう書いている。

下の文は、2016年12月17日の産経新聞のコラム「ソウルからヨボセヨ」からの引用。

除幕された銅像は当時の孫選手の力走する姿だが、胸の国旗は韓国の国旗になっている。韓国人には悲願達成(?)だが、事実を無視し願望で歴史を都合のいいように書き換える「韓国人の歴史認識」の本領発揮である。

「これぞ韓国の歴史認識」

確かに、韓国人の歴史認識の本領発揮、面目躍如(?)だ。

日本人ならこれはない。
自分たちの願望によって歴史の事実を変えてしまい、こんな像をつくってしまうことなんて考えられない。

 

 

日本では時代劇の時代考証が厳しいけど、韓国の時代劇ドラマはすっごくいい加減。

「チャングムの誓い」で、ガスコンロやハイヒールが映っていてもケンチャナヨ(大丈夫)。
そもそも歴史上のチャングムは、料理人であったことは一度もない。

 

日本人は歴史の事実を尊重しているから、「こうあってほしい」という自分たちの願いで事実を変えようとはしない。

黒田勝弘氏の「事実を無視し願望で歴史を都合のいいように書き換える」という韓国の歴史認識は、本当に独特だ。
OINKだ。

 

日本人と韓国人とでは、歴史観が本当に違う。
日韓で歴史認識を合わせるなんて、ムリ!

 

じつはこの黒田勝弘氏は、2006年にこの孫基禎の像ができたときにもコラムを書いている。

そして、このコラムが韓国人を怒らせた。

下の文を読んで、これのどこが「韓国人を怒らせるポイント」になったか考えてほしい。

70周年記念の銅像は優勝当時の力走する姿そのままだが、胸には案の定、日の丸ではなく韓国の国旗が刻まれている。銅像は近くソウル市からベルリン市へ寄贈されるという。

これが「あった歴史よりあるべき歴史が重要」という“韓国人の歴史観”である。孫選手の快挙もまた日本統治下の近代化コリアの成果と思うのだが、そんな客観的な歴史観は認めてもらえない。(黒田勝弘)

イザ!:【外信コラム】ソウルからヨボセヨ 孫基禎の銅像-コラむニュース

この続きは、次回に。

 

 

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今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。