日韓の慰安婦像問題⑦アメリカの見方・韓国から見た韓米関係

 

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中央日報(2017年01月06日)から。

新しいヤクルト製品が韓国に登場するらしい。

【NOW!ソウル】お菓子から化粧品まで新たな「ヤクルト」商品が続々!

最近韓国では乳酸菌飲料「ヤクルト」をアレンジした商品が大流行。2016年春に発売された「凍らせて食べるヤクルト」(500ウォン)や同年秋に登場した「ヤクルトグミ」(1,200ウォン)に続く、人々をあっと言わせる新商品とは?

 

500ウォンは約50円。

で、なんで韓国のヤクルトのことを取り上げたかというと、これが日本とも深いつながりがあったから。

「ヤクルト」は一九七〇年代初めに日米合弁会社として韓国で生産を始めた。韓国では初めての乳酸菌飲料の市販だったが、ヤクルトのヤクが「薬(韓国語でもヤク)」に通じ、さらに国籍不明(?)のネーミングだったことも功を奏し、たちまち韓国社会に定着した。最も成功した日韓合弁企業の一つといわれるが、ヤクルトを‘日本商品’と知っている韓国人は少ない。

(‘日本離れ’できない韓国 黒田勝弘)

 

日本から来たものでも、それを伝えずに韓国で広まっているものは多い。
そんな「日本隠し」によって、「それがもとから韓国のもの」と誤解している韓国人はけっこういる。
芸能人のユンソナさんは、ドラえもんをずっと韓国のアニメだと思っていた。

こういう「日本隠し」も、広い意味での反日感情にもとづいたもの。
それが今の慰安婦像問題の遠因にもなっている。

 

慰安婦像はもちろんだけど、韓国の反日感情とそれにもとづく「反日無罪」という空気がなくならない限り、同じような問題がまた出てくるんだろうね。

 

日本のかっぱえびせんを模してつくった「セウカン」。

韓国人の友だちは、「日本でもセウカンが売っていると知ってビックリしました」と言っていた。

いやいや、本家は日本じゃ。
ビックリするのはこっちじゃ。

 

 

前に、朝鮮戦争が始まった原因について書いた。

慰安婦像問題⑥韓国にとってのアメリカとは(朝鮮戦争)?

 

やっぱり、アメリカ軍が朝鮮半島からいなくなってしまったことが大きかった。

この頃、韓半島に進駐していたアメリカ軍が撤収し、韓半島をアメリカの極東防衛線から除外するという発表もあった。北韓の共産主義者は、このような情勢を利用し戦争を準備した。

(韓国の歴史 明石書店)

 

この後、北朝鮮軍に攻め込まれた韓国は、滅亡寸前まで追い詰められてしまう。
けれど、アメリカ軍を中心とする国連軍の支援をうけて、窮地を脱することができた。
そして、朝鮮半島に今の韓国と北朝鮮が生まれる。

朝鮮戦争を共に戦ったことで、韓国とアメリカは深い絆で結ばれる。

 

そんなの韓国にとって、アメリカとはどんな存在なのか?
韓国の韓米関係に対する見方はどんなものか?

 

そのことが、朝鮮日報の記事(2017年1月6日)に書いてある。

【コラム】韓米同盟の解消、韓国人に覚悟はあるのか

空気はこの地球上のどこにでも存在している。そのため普段は空気の存在を意識することはあまりない。しかしそれがなくなると人間は生きていくことはできない。

世界で最も危険な休戦ラインからわずか60キロしか離れていないソウルの光化門広場において、いきなり砲弾が撃ち込まれるようなことを全く心配もせず、デモによって大統領を弾劾訴追できるのは、安全を保障してくれる韓米同盟があるからだ。

われわれはそれを空気のように、あるいは水のように「あって当然」と考えているが、その水や空気に感謝する人はあまりいない。

 

韓国にとってのアメリカとは、「人間にとっての空気のようなもの」というものらしい。

「それがなくなったら、生きてはいけないというほど大事な存在」という見方をしている。

朝鮮戦争では、アメリカがいなくなってしまったことが北朝鮮軍の軍事進攻を招いたからね。
「韓国の安全保障にとって、アメリカ軍はなくてはならい」という見方を韓国はしているはず。

 

釜山に新しい慰安婦像が立って、日韓関係が悪化してしまった。
今の韓国にとってもっとも気になることは、この慰安婦像問題に対するアメリカの見方だと思う。

アメリカは日本と韓国のどっちを支持するのか?
この問題が韓米関係にどんな影響を与えるのか?

 

 

今回の問題以前に、そもそも日韓の慰安婦問題についてアメリカがどんな見方をしていのか?

そのことをわかりやすく説明している記事(2016年5月)が、産経新聞にあった。

ちょっと長い文けど、それを読んでみて。

慰安婦問題 「米は、韓国は余りにしつこいと」「日韓合意は破棄した方が損をする」

島田氏「日本大使館の分析をいろいろ聞いたのですが、やはり明らかに慰安婦問題に関しては、昨年末の日韓合意以来、『ようやくこれで片付いてよかった』とアメリカの保守系の人たちはそういう感じがある。

蒸し返すのは、蒸し返したほうが厳しく批判されるということです。個人的にあの日韓合意は韓国を分裂させるプラスがあったし、アーミテージの反応のようにアメリカ側を『この問題は終わった』という方向に持って行ったというのはプラスでした。

韓国が合意を破棄するといったら韓国を批判してくると思います。だから『日本は何も心配する必要ない』というアーミテージの発言が出てくるわけです。

日本としては淡々と、『日本は日韓合意を守ります』と言い続けたほうがいい。そのうえでファクトに関してはちゃんと情報発信をして、韓国側がそんなことをいう日本が『事実上合意を破棄している』といってきても『日本は絶対合意を破棄しない』と。

 

慰安婦問題とは日韓の問題。
アメリカは直接関係がない。

アメリカにとって日本と韓国とは大事な同盟国なんだから、「仲間同士で争うなよ。協力し合える関係でいてくれよ」ということを願っているはず。

だから、慰安婦問題についてのアメリカの見方は、こういうことだと思う。

「お互いに日韓合意を守り続けてくれ=もう、この問題を持ち出さないでくれ」

 

だから慰安婦問題については、合意を守った国を支持するはず。
そして、この合意を破った国には厳しい態度を見せると思う。

 

 

だから今回の慰安婦像問題については、アメリカは日本を支持していると考えていいでしょ。

なぜなら、日本は日韓合意にもとづいて、すでに10億円を韓国に渡しているから。
アメリカが望んでいる日韓合意を、日本はしっかとり守っている。

 

もちろん、ただお金を渡しただけではない。

2015年の日韓合意にもとづいて、安倍首相は、心からのおわびと反省の気持ち」をあらわしている。

安倍内閣総理大臣は,日本国の内閣総理大臣として改めて,慰安婦として数多の苦痛を経験され,心身にわたり癒しがたい傷を負われた全ての方々に対し,心からおわびと反省の気持ちを表明する。

日韓外相会談

 

心からのおわびをしても、まだ「おわびが足りない」、「反省が不足している」なんていったらキリがない。
だから、これ以上おわびも反省もいらないと思う。

 

日本と韓国のマスコミ報道を見ていると、「日本は金を渡しただけで終わりだと考えている」というようなものをけっこう見かける。

 

そんなことはない。
すでに、心からのおわびと反省の気持ちをあらわしている。
こういうことは、何回もすることじゃない。

 

今日本が韓国に要求していることは、じつはアメリカが韓国に要求していることと同じこと。
韓国は、日本とアメリカから迫られているかっこうになる。
韓国は、安全保障にとって韓米関係をもっとも大事なものだと考えている。
そんな韓国にとっては、今の事態はかなりのプレッシャーのはず。

そのことを次回書きます。

 

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今まで、東南アジア、中東、西アフリカに旅をしてきました。外国に行って初めて気がつく日本の良さや特長があります。以前、歴史を教えていたので、その経験もいかして、日本や世界の歴史や文化などをテーマに、「読んでタメになる」ようなブログを目指します。