毎日新聞は、WaiWaiより「百人斬り競争」の誤りは訂正はしたの?


 

前に、安倍首相が国会で漢字を読み間違えたということを書いた。

「云々(うんぬん)」を「でんでん」と読んでしまったという。

日本の総理大臣が国会でこんな漢字を読み間違えるなんて。
ちょっと情けない。

けど大した問題でもない。

 

民進党の議員で、もっと情けなく恥ずかしいことをした人がいる。
ツイッターでこんなふうに総理をからかっていた。

 

 

「でんでん虫、虫、安倍ソーリ♪」って、2000万円の給料をもらっている国会議員がするツイートか?

当然、「何やってんだよ!」といった非難のコメントが殺到する。
これは自業自得。

このことは、下の記事で書いたので良かったらご覧ください。

安倍政権の支持率が高いのは、民進党(民主党)の議員が自滅するから。

 

 

この記事では、麻生財務相が首相をしていたときに読み間違えた漢字も書いた。

怪我を「かいが」、措置を「しょち」、未曾有を「みぞゆう」と読んでしまったという。

 

でも個人的にはこんな漢字の読み間違いより、森本首相の方がひどかったと思う。

なかでも、「IT革命」を「イットかくめい」と読んだのは衝撃的だった。

NEWSポストセブンの記事(2012.10.17)から。

引退する森元首相発言録 イット革命、大阪は痰ツボ、神の国

世界中で爆発的にインターネットの普及が進んでいた2000年、森政権下でも国を挙げてIT産業を盛り上げようとしていた。その頃、ズバッとひと言。

「イット革命」

仮にも一国の首相である。意図しての“読み間違い”に違いない。いや、そう信じたい。そのお陰でこの言葉は光通信以上の速さで全国に伝わり、ITに対する国民の認識を広げてくれた。

 

ITに対する国民の認識を広げるために、わざとそう読み間違えたのか!
って、んなわけあるか。
天然だろう。真の実力で読み間違えたはず。

 

ま、ボクもありますけどね。

カンボジアを旅行中に、日本人の大学生から「え?それ、マジで言ってんですか?」と言われるまで、「wifi」を「ウィッフィー」って呼んでた。

でも、生まれて初めて「wifi」を見て「ワイファイ」と読める日本人がいたら、その理由を教えてほしい。

 

 

そんな英語の達人の森元首相は、クリントン元大統領との会談で「How are you?」というところを「Who are you?」と言ったことでもニュースになった。

なんちゅう恥ずかしい間違いをしてくれたんだ・・・。

 

と思っていたら、これは毎日新聞の記者の創作だった。

NEWS ポストセブン(2012.12)から。

森元首相 クリントンへのWho are youデマに騙された国民愚か

本誌は43年に及ぶ国会議員生活を終える前日、森喜朗・元首相(75)にインタビューした。首相在任中は誤解を受けることも多かったという。その真相をプロインタビュアーの吉田豪氏に語った。

――当時は誤解が多かったですけど、後に真相が明らかになったことも多いですよね。クリントンとの会談で「How are you?」と「Who are you?」を間違えたって話がデマだったとか(※注)。

森:そんなことを言うはずがないのに、「じゃあ誰かそばにいたのかね?」って聞くと誰もいないんだもん。つくり話の定番です。

――それで叩かれてたっていうのは理不尽ですよね。

 

日本の首相がアメリカの大統領に向かって「Who are you(おまえは誰だ)?」なんて言ったら、情けないと通り越して怒りすらわいてくる。
このとき森元首相は、マスコミでずい分叩かれていた。

だからボクもこの「Who are you事件」を覚えていたわけで。

 

でも、これはじつはウソ。
毎日新聞の記者の冗談だった。

【*注】2000年5月の森首相――クリントン大統領会談(ともに当時)において、森氏が「How are you?」のつもりで「Who are you?」と聞き、クリントンが「ヒラリーの夫です」と答えたところ、森氏が「Me,too」と答えたという話が各メディアに報じられた。後に毎日新聞記者が自分の作ったジョークが広まったものだと認めている

 

これはいくらなんでもひどい。
「理不尽ですよね」で済む問題か?

「後から」じゃなくて、その話が広がっているときに「あれは私のジョークです」と訂正するべきだったのに。

自分のジョークが記事になって、叩かれている総理を見るのが楽しかったのだろうか?

 

 

毎日新聞の首相をからかう意地悪な伝統は、今も続いている。

最近、毎日新聞が「漢字クイズ」で出した問題が話題になった。
こんなもの。

 

「読めますか?」

「云々」

・うんぬん
・いういう
・でんでん

正解・うんぬん

「など」と同じくその後の言葉を略すときに使う。安倍晋三首相は1月24日、国会で「訂正でんでんという指摘は全く当たりません」と答弁した。

「云々」を読み間違えたといわれている。云々は本来「うんうん」だがnとuの連声で「うんぬん」となる

毎日ことば

 

民進党の議員のツイッターでたたかれた後にこんなクイズを出すなんて。
毎日新聞は空気を読めますか?

 

 

この毎日新聞のクイズは、「そうだろうな」と納得するぐらいネットで市民からバッシングを受けていた。

こんなコメントもあった。

せめて読み間違いをしたと記事にすればいいのに、クイズにして人を馬鹿にするようなことを平気でやる神経がわからない。

よっぽどこの誤読が嬉しかったんだろうな

え?「WaiWai」って読むんじゃないの?

 

3つめのコメントの「WaiWai」って知ってる?

昔、毎日新聞はこんな大問題をおこしていた。

毎日デイリーニューズWaiWai問題

毎日新聞社の英語報道メディア Mainichi Daily News(「毎日デイリーニューズ」)で、日刊紙時代の1989年(平成元年)10月に連載が始まり、2001年(平成13年)春の公式サイト移行時にも継承されたコラム「WaiWai」において、低俗な内容、誇張や虚構に基づく内容の記事が掲載・配信された問題である。

(ウィキペディア)

 

この毎日デイリーニューズWaiWaiで、あきれるぐらい低俗な内容や驚くぐらい虚構に満ちた内容の記事が配信されていて、多くの人を怒らせた。

あまりにひどい内容だったことから、責任問題に発展する。

2008年(平成20年)に表面化し、同コラムの閉鎖、担当記者や上司の昇進、公式ウェブサイト配信分に関する「毎日新聞社社内調査結果の公表」などに発展した。

 

どれほどひとい内容なのかは、ネットで検索してほしい。

今回言いたいのは、このWaiWaiのことではない。
これもひどいけど、毎日新聞はこの件での非を認めて責任もとっている。

問題は毎日新聞が報道した「百人斬り競争」のこと。

 

大連の博物館で。

 

「百人斬り競争」と聞いて、それが何かわかる人はどれくらいいるだろう?

旧日本軍の2人の軍人が、「どちらが先に100人の中国人を斬ることができるか?」を競ったというもの。

百人斬り競争

百人斬り競争(ひゃくにんぎりきょうそう)とは、日中戦争(支那事変)初期、大日本帝国陸軍将校の野田毅少尉と向井敏明少尉が、南京入りまでに日本刀でどちらが早く100人斬るかを競ったとされる行為である。

 

この百人切斬り競争を報道したのが毎日新聞(東京日日新聞)だった。

 

1937年12月13日東京日日新聞
【紫金山麓にて十二日淺海、鈴木兩特派員發】

“百人斬り競爭”の兩將校 (右)野田巖少尉 (左)向井敏明少尉 -常州にて佐藤(振)特派員撮影-
(ウィキペディア)

 

戦後この記事が原因になって、「多くの中国人を殺した」ということから向井敏明野田毅の2人が中国政府によって処刑されている。

でもこれが後になって、毎日新聞の記者の「創作記事」だったことが分かった。
つまり、ウソ。

自民党の稲田議員は、毎日新聞にこの誤報の訂正を求めている。

産経新聞の記事(2015.3.22)から。

稲田朋美・自民党政調会長 「慰安婦の次はぜひ『百人斬り報道』の訂正を」「首相70年談話は何も心配ない」

昨年は朝日新聞が慰安婦問題に関する一部記事を取り消して謝罪した。でも、朝日新聞も毎日新聞も、昭和12年の南京攻略戦で旧日本軍の将校2人が、日本刀で「百人斬り」競争を行ったと書いた記事は取り消していません。慰安婦問題の次はこの問題をぜひ訂正してほしい。

百人斬りは東京日日新聞(現毎日新聞)の浅海一男記者の創作記事であり、日本刀を持った将校2人の写真を撮った元同紙カメラマン、佐藤振壽(しんじゅ)さんも「あれは戦意高揚のための記事で、あり得ない話」だと言い続けていた話です。

百人斬りが嘘であることはもう決着がついたと思っていましたが、いまだに中国の抗日記念館で展示されたり、日本の学校で先生がプリントを配って教えたりという状況がある。

 

この時、稲田議員は「百人斬り」競争の記事は、「創作記事」であり「嘘である」とハッキリ言ってる。
でも、毎日新聞が「その発言は間違っている」と抗議したとは聞かない。

ということは、この言葉を認めたと考えていいのだろう。
だったら、せめて処刑されてしまった日本人の名誉のためにもこの創作記事を訂正してほしい。

「Who are you」や「WaiWai」の誤報よりも、日本人の命が奪われてしまったこちらのほうが大きい問題のはず。

 

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投稿者: kokontouzai

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“毎日新聞は、WaiWaiより「百人斬り競争」の誤りは訂正はしたの?” への 2 件のフィードバック

  1. 当時は人々にとっての情報源は新聞やラジオくらいしかなかったのでしょうが、今はネットで誰でもどんな情報でも流せる時代。ネットいじめや悪意のある書き込みなど、ネットにデマ情報を流されて、それが原因で自ら命を断つ人もいます。毎日新聞のデマの件とはちょっと意味が違うかもしれないですが、デマ情報が人の命を奪うという点では同じだと思います。

  2. 当時は、あんな戦意を高める記事を政府や軍や国民が求めていたと思います。
    だから戦争が終わってしまうと、そんな記事が問題視されてしまいます。
    百人斬りのことは、「山本七平著『私の中の日本軍(上)」にくわしくあります。
    これを読むのはしんどかったら、こんなサイトを見つけたので、見てください。
    https://togetter.com/li/394030

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