韓国人は被害者意識が高い系①日韓(強制)併合と大阪のわさびテロ

 

小学校や中学校で、よくこんなことがあったと思う。

A君がB君をたたく。
たたかれたA君は、担任の先生にこう言う。

「先生、B君がボクをたたいた」

するとB君はこう言う。

「違うよ、先生。ボクの手がA君に当たっただけだよ」

担任としては、「んなもん知るか。オレはその現場を見てないんだから。2人で話し合って解決しろよ」なんてことを言うこともできないから、真面目に対応することになる。
保護者からの電話もコワいし。

 

A君は、「B君にこんなにひどいことをされた!」ということを強調したいから「たたかれた」という言葉を使う。
B君は「自分は悪くない」ということを強調したいから「当たった」という表現をする。

 

どっちも同じ出来事をいっている。
けれど、それを伝える人が「何を強調したいのか?」によって言葉は変わってくる。
こんなことは大人の社会でもよくある。

誰だって自分が加害者や責任を負う立場にはなりたくない。
できるだけ被害者でいたい。
単純に「損得」を考えたら、被害者でいる方が得することが多いから。
この考え方は大人も子ども変わらない。

 

ところで最近、日本で「意識高い系」という言葉をよく耳にする。
自分を高めようとする意識高い系はいい。
スタバでドヤ顔でマックを開いていてもいい。

でも、被害意識が高い系の人にはちょっと困ってしまう。

 

p1120239

 

2010年に韓国旅行に行った。

仁川空港からバスに乗ってソウル市内に向かう。
韓国旅行でよくお世話になってる大元旅館に行くために、最寄りのバス停で降りたときに目にしたのが、この「韓日強制併合」の文字。

 

「韓日強制併合」って何のことかわかる?

これは1910年の「日韓併合(韓国併合)」のこと。
韓国併合のことを韓国では「韓日強制併合」と呼んでいる。

かんこく‐へいごう【韓国併合】

日本が韓国を領有して植民地としたこと。日露戦争中の第一次日韓協約で財政・外交の顧問に日本人を採用させ、次いで第二次日韓協約で外交権を掌握し、統監府を設置。明治43年(1910)併合に関する条約を締結して完全な植民地とした。日韓併合。

(デジタル大辞泉の解説)

 

「宿で荷物を降ろしたら、早く焼肉でも食べに行きたいなあ」とバスに乗っていたときに思っていたから、突然こんな言葉と出くわして「おおっ!」と少し驚いた。

韓国では、この「韓日強制併合」という言葉はバス停で見かけるぐらい一般的になっている。

「韓日強制併合」という言葉を使うのは、基本的にA君と同じ考え方だ。
自分が被害者であることを強調するためには、「強制」の一言を加えたほうが効果的だから。

 

とはいっても、それを非難しているわけではない。
間違ってもいない。

日本は「日韓併合」と呼んでいるけど、韓国はそれを「韓日強制併合」と呼んでいるというだけ。

それぞれの国では価値観が違うから、その併合への認識も異なる。
当然、表現もそれぞれの価値観に応じたものになる。
日本も韓国も同じことをしているだけで、どちらでも正しい。

 

いけないのは、相手に自分たちの呼び方を押し付けること。
「オレたちと同じ呼び方で呼べ!」と相手の呼び方を変えさせようとすること。

それは相手の価値観や立場を無視することになる。
これでは本当の強制になってしまう。

 

「韓日強制併合」を見た後でも、うまいものはうまい。
政治と旅行は別だから。

 

でも韓国の新聞を読んでいると、「韓国人は被害者意識が高いなあ」と思うこと前からあった。

たとえば、2016年に大阪で起きた「わさびテロ事件」。

「外国人出す寿司のわさびの量が多い」ということが問題になった。

事の発端は、2016年9月、韓国の旅行者が、韓国版NAVERの旅行掲示板に韓国語で、「わさびテロに遭った」ということがきっかけだった。

外国人観光客からわさびの増量を求められることが多く、1、2年前から韓国人など外国人観光客には確認せずにわさびを通常の2倍程度に増量していたという。

韓国人が被害を訴えた「わさび爆弾」はなぜ炎上したのか

 

これがテロ行為なら、寿司を握った職人はテロリストになるんだろう。

 

わさびテロにあった韓国人は、こんな被害をうったえていた。
上の画像がこの記事のもの。

The Huffington Post(2016年10月03日)から。

白っぽく写ったので見えませんが、
鯛の握りのわさびが見えますか

必ず、必ず、わさびを抜いて食べるのをお勧めします。
甘エビはノリで巻いてあるので
わさびを抜くのは不便でしたが
魚の握りからは必ずわさびを抜いて下さい

市場ずし難波店、外国人観光客に”わさびテロ”? 運営会社が事実認め釈明

 

こうした騒ぎを受けて、韓国の新聞でも「わさびテロ」を報道するようになった。中央日報(2016年10月06日)にはこう書いてある。

韓国人客に出すすしにわさびを必要以上に入れた大阪寿司店の「わさびテロ」が問題になっている

(中略)情報提供者のAさんは「最近、韓国人客を対象にした『わさびテロ』事件に接して遅まきながら情報提供することになった」と話した。

訪日韓国人観光客にわさびテロ、バス乗車券にも嫌韓表記

 

これも「先生、B君がたたいた」と言ったA君と同じ発想だろう。

「韓国人が受けた被害を強調したい」という目的が先にある。
そしてそれにふさわしい表現として「テロ」という言葉を使っている。

大阪の寿司店で、韓国人のお客さんに大盛りのわさびを入れた寿司を出していたことは事実。
それで「苦しんだ」韓国人もいた。
それをある個人がブログで「テロ」というのならわかる.

 

でも、中央日報という韓国の全国紙が「テロ」という表現を使うのはなぜなんだぜ?
こういう韓国人の「被害者意識高い系」の感覚には、ちょっとついてけない。

 

 

このとき、「あれはテロだ!」「人種差別だ!」と問題になった。

でもこの騒動が過ぎた後、「あれはサービスだった」ということで落ち着いている。

その後に、実際に韓国人や中国人がわさびの増量を要望する客が多いということがわかり、それを考えた店側が一種のサービスのつもりで、全ての韓国人に(おそらく中国人にも)、わさびをたっぷりと入れていたのが実情なのではないかという見方になりつつある。

「わさびテロ」問題で浮かぶ筒井康隆の断筆騒動との共通点

 

そりゃそうだ。
わさびだってタダじゃない。
多く出せば出すほど店は赤字になるんだから。

 

「本当のテロ」が起きるイスラエル
バナナの向うに、防弾チョッキを着て銃を持ったイスラエル軍の兵士の姿が見える。

 

このわさびテロ事件を外国人ならどう思うんだろう?

それで友人のイギリス人とアメリカ人に聞いてみた。

「大阪でこんなことがあって、韓国人はこれを『テロ』って言ってるんだけど、どう思う?」

この続きは次回に。

 

おまけ

おまけのおまけに、歴史クイズ。

・1910年に朝鮮(韓国)が日本の植民地になったことを、なんという?
・1932年、中国東北部で建国された国は?
・その皇帝は誰?
・その皇帝が死ぬ間際に食べたいと願った物はなに?

 

・日韓併合(韓国併合)
・満州国(満洲帝国)
・溥(ふぎ)
・チキンラーメン

愛新覚羅溥儀

既に末期状態だった彼は治療のかいもなく1967年10月17日に死去した。死の間際に所望したのは晩年の好物だったチキンラーメンだった。

(ウィキペディア)

 

こちらの記事もいかがですか?

日韓の日本海・東海問題:日本の「サントリー不買運動」

マレーシア人「韓国人は疲れるよ~」①日本海?東海?呼称問題

東南アジアに反日感情はある?→「日本は、いつまで謝るってるの?」

東南アジア旅行で見た「感謝される日本」、誇るべき技術力

韓国を知りましょ! 「韓国カテゴリー」 目次 ②

日本って、どんな国? 「日本」カテゴリー目次 ④

 

ツイッターで、日本の良いところ、つぶやいてます。
folow me plz.
@amamatsushizuo3

 

コメントを残す

ABOUTこの記事をかいた人

今まで、東南アジア、中東、西アフリカなど27の国・地域に旅をしてきました。以前、中学生に歴史を教えていた経験もあります。 また、日本にいる外国人の友人も多いので、彼らの目から見た日本も知っています。 そうした経験をいかして、日本や世界の歴史・文化・宗教などをテーマに、「読んでタメになる」ブログを目指しています。