インドで平和を考えた③ 「自分の意見をもつことの大事さ」

「あなたは、平和についてどう思いますか?」

と、聞かれたらどう答えるだろう?

以前通っていた英会話サークルで、与えられたテーマについて参加者が話し合うという活動を行っていた。そして、ある日のお題がこの「平和について」だった。

これが、まったくといっていいほど盛り上がらなかった。

そのときにいたのはアメリカ人の講師と7、8人の日本人の英語学習者で、ボクを含め日本人全員の意見が「戦争は絶対にいけない。私は、平和を願っている」というものだった。

反対意見はおろか、違う意見さえもないのだから、話し合いにはならず「それで終了」という状態になってしまった。

それを見て、講師のアメリカ人がこう言う。

「みんな、まったく同じ意見なの?他にないの?それに、それくらいなら中学生でも言えるんじゃない?」

悪気はないのだろうが、配慮もない一言で、場の空気がちょっと変わったことを覚えている。

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外国人と話をしていて、ときどき、とんでもないことを聞かれることがある。

例えば、「『ブシ』と『サムライ』とは何が違うんだ?」というものだ。

日本人でも、日本のことをすべて知っているわけではないのだから、知らないことは「I don’t know」と言うしかない。そして、可能なら、後で調べて相手に教えればいい。

「~を知っているか?」という、単に知識を問われるものなら、「知ってる」か「知らない」ですませられるが、その人の意見や考え方について聞かれた場合は、それですませない方がいい。

例えば、平和について聞かれて、「I don’t know」では少々かっこうが悪い。

外国人と話をしていて、たまに平和につていの認識を聞かれることがある。「あなたにとって、平和とは?」というふうに直接聞かれるのではなく、何かの出来事に関連して、間接的に平和の認識を聞かれるような感じだ。

特に、昨年の安保法案のときは、海外でも大きな話題になったようで、外国人に「日本はどう変わるのか?」「日本は70年間、平和を守ってこられたのはなぜか?」といったことを聞かれた。

もちろん、こうした質問にも、「I don’t know」と答えてすませることはできる。

ただ、その答えを聞いた人は、間違いなくその人に興味や関心をもつことはないだろう。

ボクの経験上ではあるが、日本人に比べて、外国人は自分の意見や考えを相手に伝えることが好きだし上手な人が多い。特にアメリカ人は、自分の考えを相手に伝えることを大事にしていて、相手の考えも聞きたがる。

話を聞くと、州によって違いはあるのだろうけれど、アメリカの学校教育では、ディスカッションがよく行われていて、自分の考えをまとめて、それをしっかり相手に伝えることがとても重視されているという。

それは、単に分かりやすい言葉で相手に伝えるだけではなく、身振り手振りのジェスチャーで視覚に訴えることもするらしい。さらに、話のところどころにユーモアを入れて聞いている相手を飽きさせないように工夫する。

現在、行われているアメリカ大統領選挙を見ていると、「つまり、こういうことか」という思いを強くする。この国では、「沈黙は金」は通じそうにない。

~続く~

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ABOUTこの記事をかいた人

今まで、東南アジア、中東、西アフリカなど27の国・地域に旅をしてきました。以前、中学生に歴史を教えていた経験もあります。 また、日本にいる外国人の友人も多いので、彼らの目から見た日本も知っています。 そうした経験をいかして、日本や世界の歴史・文化・宗教などをテーマに、「読んでタメになる」ブログを目指しています。