釜山の慰安婦像問題③「韓国は日本を許す」という韓国を許す

 

「あいかわらず韓国らしいなあ」

と微笑ましくなるような記事があった。

ハンギョレ新聞の日本マスコミ「少女像の撤去を」という記事(2017.02.09)がそれ。

今回の記事では、慰安婦像の問題についての韓国人の表現について書きたいと思う。
ということで、まずはこの新聞記事の表現を紹介していきたい。
どんなところが韓国らしいのか?

 

釜山少女像設置に抗議するための日本政府の“報復措置”が施行から一カ月をむかえ、

へへえ、「報復」か。

報復とは、「国際間で、ある国の不当な行為に対して、同様に不当な行為で報いること(デジタル大辞泉の解説)」ということ。

「日本は約束を守ったのだから、今度は韓国が約束を守ってほしい」と日本政府はくり返し伝えてきたけど、韓国は動かなかった。

それどころか、釜山の日本領事館前に新しい慰安婦像の設置を許してしまった。
これは、明らかに日韓合意の精神に反している。
だからそんな不誠実な韓国政府に、「抗議」の意味で必要な対応をしただけ。

 

「不当な行為」をしたのは韓国。
だからそれへの日本政府の対応は、報復ではない。
でも韓国からしたら「報復(不当な行為)」に感じてしまう。
それが韓国らしい。

 

韓日関係をこれ以上悪化させてはならないと注文するような日本のマスコミの報道があふれている。

そりゃそうだ。
「日韓関係をこれ以上悪化させてはならない」って、これは韓国も同じじゃないの?
「注文する」といっても、今度は韓国が動く番だから。
日本は待つしかない。

 

しかし、これらの報道は、釜山少女像の強制撤去などを含む韓国政府の“具体的行動”を前提にしているため関係悪化が容易に解消されることは難しいと見られる。

これもそのとおり。
「話し合っている」「前向きに考えている」といった努力目標じゃない。

目に見えるかたちで具体的に動いてもらわないと、日本国民が納得するわけがない。

「日本が韓国政府に『強制撤去』をさせようとしている」という表現からも「日本は加害者で韓国は被害者」という意識がすけて見える。
どんな状況になっても、「日本は加害者で、韓国は被害者」という意識は忘れない。これも韓国らしい。

でも何といおうと、韓国政府が約束したことは責任をもってやってもらわないと困る。
日本はすでに行動したのだから。

 

韓国が少女像撤去のための具体的行動を示さない限り、長嶺大使の帰国など韓日関係を正常化させるための日本の措置は期待できないという事実上の“警告”であるわけだ。

そりゃそうだ。
韓国が誠意ある対応をしない限り、「韓日関係」の正常化なんて期待できない。

日本の抗議に「警告」の意味があることはそのとおり。

良かった、「強弁している」とか「目にあまる」とかいう表現じゃなくて。
この客観的な表現はちょっと韓国らしくない。
もちろん適切な言葉だけどさ。

 

日本領事館前にある慰安婦(上の記事から)

ちなみに、この像の後ろにあるハングル文字の宣伝物は違法。
だから最近、これが撤去されている。

釜山少女像周辺の不法宣伝物を全部撤去…市民団体が反発

釜山(プサン)交通公社が8日、釜山日本総領事館前の少女像周辺に付着した不法宣伝物を全部撤去した。

 

良い調子だ。
不法宣伝物の次は、不法設置物の撤去だ!
がんばれ、韓国。

 

インドで出会った韓国人の旅行者からもらった「辛ラーメン」。
日本のインスタントラーメンを持っている日本人旅行者には会ったことがない。

 

2015年、慰安婦問題が決着した。
日韓両政府の合意にもとづき、日本は安倍首相がおわびの気持ちをあらわして10億円を韓国側にわたしている。

でも先ほど書いたように、韓国はまだこのときの約束を守っていない。
日本が韓国の行動をず~っとず~っと待っている状態が続いている。

でもそこは韓国人。
自分たちに非と責任があるにもかかわらずこんなことを言う。

「日本を許そう」
「大韓民国は日本を許す」

2月9日の北海道新聞の記事にそのことが書いてある。

釜山 少女像の撤去求める動きも 「日本を許そう」張り紙増える

 

「日本を許そう」
「大韓民国は日本を許す」

そんな上から目線の韓国の言い方を、今は日本が許そう。
そのことをこの記事で伝えたい。

日本の正論や常識が通じる相手だったら、こんなに苦労はしないのだから。

 

 

韓国の新聞を読んでいると、最近の韓国の社会には「このままではヤバい」という空気が流れ始めていることを感じる。

先ほどのハンギョレ新聞で、「まとも」な表現だった「警告」もそれ。

韓国が少女像撤去のための具体的行動を示さない限り、長嶺大使の帰国など韓日関係を正常化させるための日本の措置は期待できないという事実上の“警告”であるわけだ。

 

この「警告」という言葉は、韓国人の「上から目線」の言い方ではない。
「日本が警告したら韓国が怒り出す」というのが、韓国っぽいと思うのだけれど、ここにはそんな逆ギレがない。

韓国の新聞で、日本に対する被害者意識を抜いた表現が出てきている。

さらに釜山では、慰安婦像のまわりにあった不法宣伝物を全部撤去した。
これはすごい前進だ。

 

ボクは決して嫌韓ではない。
だから、「悪いことは悪い、良いことは良い」と客観的に認識するよう心がけている。

この宣伝物をはがすとしたら、韓国の市民団体の怒りや抵抗はかなりのものがあったはず。
それを覚悟して「韓日関係の正常化」のために、勇気を出して不法宣伝物を全部片づけたのなら、それは素直にすごいと思う。

 

この慰安婦像問題について、アメリカは「日韓合意を守ってほしい」と考えている。
だから、日本を支持している。
このことも韓国のあせりをさそっている。

韓国は始め、「日本が駐韓大使を帰国させても、10日ぐらいで韓国に戻ってくるだろう」なんてことを考えていたようだ。
でもう、1カ月を超えている。

ようやく、日本の「警告」の意味や自分たちが具体的な行動をしないといけないことがのみ込めてきたのだと思う。

 

 

慰安婦像の問題では、日本も韓国も感情的になってしまいやすい。
でも、感情的になっていいことは何もない。
ストレスを感じたら、自分の身体にも悪い。

「日本を許そう」
「大韓民国は日本を許す」

日本人からしたら、そんな言い方にムカッとしてもあたり前。
でも韓国社会の空気では、こういう言い方しかできないと思う。

ということで、今は日本が韓国を許そう。
被害者意識からくる、上から目線の「韓国らしい」表現を許すということ。
微笑ましいと思うぐらいの余裕があってもいいと思う。

 

ネットを見ていると、韓国人のちょっとした言葉のつかい方に過剰な反応している人が多いような気がする。

「このままではヤバい」と韓国が気づき始めているのは確実。
だから、今は日本が韓国を許してもいいと思う。

もちろん、慰安婦像については撤去しないとダメ!
長い目で見た日本と韓国の友好を考えたら、これを譲ってはいけない。

 

 

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