黒人のアメリカ人女性と伊勢神宮へ!感想とキリスト教との違い

 

3月8日は「国際女性デー」。

それで、前にそれをテーマに記事をかいた。

1904年に、女性が政治的な権利をもとめてデモをおこなったことがこの日のはじまりになっているという。

国際女性デー

3月8日。1904年にアメリカ、ニューヨークでの婦人参政権を要求したデモを起源とし、1975年に国連が制定。女性への差別撤廃と女性の地位向上を訴える。

デジタル大辞泉プラスの解説

1904年といえば、日露戦争がおきた年ですね。

 

 

その記事をかいていたとき、アメリカ人の黒人女性のことを思い出した。

そのアメリカ人女性と伊勢神宮にいったことがある。

「ニューヨーク出身のアメリカ人が伊勢神宮にいったら、どんな感想をもつんだろう?」

そんな興味もあって、いっしょに伊勢神宮にいってみた。
今回は、彼女の感想やキリスト教との違いについて書いていきたいと思う。

 

「私、選挙で投票しました!」ってことだろうか?

いっしょに伊勢神宮にいった友人がSNSに投稿したもの。
「nyc」は、ニューヨークシティのこと。

この選挙でトランプが嫌いな彼女は、ヒラリークリントンに投票していた。
そしたらトランプが大統領なってしまう。
彼女は寝こんだという。

 

アメリカ人の彼女は、「女性の権利」ということに強い関心があった。
だから、「中絶することは女性の権利」と考えていて、中絶に賛成している。

アメリカでは「中絶を認めるかどうか?」ということが、社会的に大きな問題になっている。
アメリカの選挙では、候補者が「中絶に賛成か反対か?」ということが重要な争点になることも多い。

彼女は黒人だったから、「差別」や「権利」ということにとくに関心があったのだと思う。

 

 

そんな彼女が伊勢神宮にいった感想は?

「神道では、女性の存在が認められていておどろいた!」

へえ。
具体的にいうと?

「だって、伊勢神宮の天照大神は女性でしょ?女の神が最高神なんてビックリしたわ」

そういえばそうだ。

女性が神様になっている宗教はたくさんある。

インドのヒンドゥー教では、ドゥルガーという女の神様がいる。

ドゥルガー(ウィキペディア)

 

中国の道教では、媽祖(まそ)という女の神様がいる。

媽祖(ウィキペディア)

でも、女性の神様が最高神にいるという宗教はきいたことがない。

 

 

「それに、伊勢神宮には巫女がいたじゃない?神道では女性が聖職者になれるのね。すごくいいことよ。カトリックとは大ちがい」

たしかに。
カトリックでは、女性が聖職者になることは禁止されている。

くわしくは、ロイターのこの記事(2016年 11月 2日)をどうぞ。

カトリック教会の女性司祭禁止は永久不変=ローマ法王

ローマ法王フランシスコは1日、カトリック教会における女性司祭禁止は永久不変との考えを示した。

 

キリスト教でも、プロテスタントであれば女性が聖職者になることはできる。

彼女の話によると、キリスト教では歴史的に女性には悪いイメージがあって、差別されてきたと話していた。

キリスト教で、女性に悪い印象がついてしまった最大の原因は、「原罪」という考え方にあるという。

げんざい【原罪】

キリスト教で、人類の祖が犯した最初の罪のこと。蛇にそそのかされたイブとともにアダムが神にそむいて禁断の木の実を食べたことが旧約聖書創世記に記されている。アダムの子孫である人間は生まれながらに罪を負うとされる。

大辞林 第三版の解説

聖書のこの記述から「女性のイブがヘビにそそのかされて、アダムに罪を犯させてしまった」という考え方が定着したという。

 

 

神道の最高神は女性だった。
伊勢神宮には巫女がいた。

という発見から、彼女の感想は「神道では女性が尊重されている!すごく良い宗教ね!」というものだった。

 

でも、そのことで帰りに彼女が怒ってしまう。
いっしょに夕食を食べていたとき、「女性の権利」について話していた。

そのときに、ボクがこんなことを言った。

「日本では、女性は相撲の土俵に上がることができないんだ」

これは太田房代さんが、大阪の知事だったときに起きたできごとのこと。

大相撲の優勝力士に贈る大阪府知事賞の贈呈を巡り、女人禁制の土俵に知事自らが上がりたいという意向を示したが、日本相撲協会に拒まれた

「ウィキペディア」

 

すると、そのアメリカ人が食事の手をとめて少し血相をかえる。

「はあ?なんで?なんで女は土俵に上がることができないの?」

「それが神道の考え方だから」

「それって、おかしくない?伊勢神宮の神さまは天照大御神でしょ?天照大御神は女じゃない!なんで神道の最高神が女性なのに、女性が土俵に上がれないの?」

そんなこと、考えたこともなかった。

「じゃあさ、もし天照大御神が『私も土俵に上がりたい』って言ったら、どうすんのよ?」

だれが知るか。
日本相撲協会が判断するだろ。

 

 

まさか「女性が土俵に上がることは禁止されている」ということに、こんなにくいついてくるとは思わなくてビックリした。

それにしても、もし天照大御神が土俵に上がりたいと言ったら?
わからない。

外国人の視点はやっぱりちがう。
というか、彼女が変わっていただけかも。

 

おまけ

このアメリカ人は、トランプが嫌いだったと書いた。
でも、トランプが大統領に決まった日が、ちょうど彼女の誕生日に重なってしまう。

「誕生日おめでとう」のメッセージを送ると、こんな返事が返ってきた。

its a bad day for a birthday. So I’m going to go to sleep..and pray for a miracle when I wake.

「意訳」

最悪の誕生日。もう寝るわ。明日、私が起きたらキセキが起きていることを願って。

もちろん、「ヒラリークリントンが勝っていた」というキセキ。
この前話をしたら、トランプが大統領になってから「黒人の自分が生きづらくなったと感じている」と言っていた。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

今まで、東南アジア、中東、西アフリカに旅をしてきました。外国に行って初めて気がつく日本の良さや特長があります。以前、歴史を教えていたので、その経験もいかして、日本や世界の歴史や文化などをテーマに、「読んでタメになる」ようなブログを目指します。