日本政府が大使を韓国へ戻した!アメリカの反応は?どちらを支持?

 

日本が駐韓大使を韓国に戻してしまった。

なんか急な展開で「あれれ?」という感じがする。

でも北朝鮮はミサイルを発射するし、動きがあやしい。
韓国にいる日本人に万が一のことがあってはいけないから、大使を帰任させるのは仕方がないのかもしれない。

 

駐韓大使を日本に帰国させたのは日本だけど、その責任は韓国にある。
2015年に日本と韓国は慰安婦問題について、最終的に解決するという合意をむすんだ。

その日韓合意にもとづいて日本すでに誠意をみせている。
安倍首相が韓国側におわびの言葉を伝えて10億円をわたした。

日本は先に合意を履行した。
当然、今度は韓国の番になる。
でも韓国は動かない。

韓国が日韓合意もとづいて慰安婦像を動かすようにと日本は働きかけてきた。
韓国に粘り強く説いてきたけど、韓国はそれには応えない。

それどころか、釜山の日本領事館前に新しい慰安婦像を建てることを許してしまった。
韓国は日韓合意を守るどころか、その精神に反することまでしている。

 

韓国には言葉でうったえるだけでは効果がない。
それがわかった以上、駐韓大使を帰国させたり通貨スワップの交渉を中断したりするなど具体的な行動をとるしかない。

韓国の誠意ある行動を引き出すために、日本が抗議するのは当然のこと。
日本政府をそこまで追いつめた責任は韓国にある。

日本は冷静に韓国の動きを待っていたのだから。

 

1月に日本が駐韓大使を帰国させても、結局韓国は誠意ある行動を見せなかった。

日本がこれまでにはなかったほどの強い抗議をしても、韓国はソウルと釜山の慰安婦像を1mmも動かしてはいない。

事態は変わっていないのに、日本は大使を帰国させている。
日本のマスコミが政府の対抗措置を「空振りだった」と指摘したけれど、そう言われても仕方がない。

 

でも、まったく日本がしたことがムダだったわけではない。

何もしないよりは、はるかにマシ。
釜山に新しい慰安婦像が建てられても、遺憾をしめしたりさらに粘り強く韓国にうったえかけたりしても意味がない。
それまでの韓国の不誠実な行動がそれを証明している。

これまで韓国には、3カ月近くも日本の大使がいなかった。
こんな異常な事態が続いていた。
日本が韓国に対して、3か月間も抗議を続けていたという意味でもある。

 

菅官房長官は会見で、「わが国の日韓合意の順守に向けた(日本の)強い意志が、韓国にも知れ渡ったのではないか」と強調していた。

今までのように「遺憾の意をしめす」や「粘り強く説く」ということより、大使を帰国させたほうが日本の意思をハッキリしめすことができたはず。

それでも韓国は動かなかったけど、まったくの空振りというわけではない。

 

 

日本は約束を守って韓国は守っていない。
このことはまちがいない。

でも一部のマスコミには、「日本と韓国がともに関係改善に努力する必要がある」と書いているところがある。
これはフェアな態度ではない。

約束を守った人間と守っていない人間を同列にみなして、「これからはお互いが関係改善に努力することが大事」というのは、あきらかに不公平だ。
これでは、約束を守った側が損をするしバカバカしくなってしまう。

現時点では、日韓の関係改善の責任は日本よりも韓国にこそ重い責任がある。
誠意を見せた側と見せようとしない側を「どっちもどっち」とするのは通じない。

 

学校で先生が生徒にこれと同じことを言ったら、そのクラスの生徒はその先生に不信感をおぼえて信頼しなくなるだろう。

約束を守らない方が悪い。
まずは守ることが大事。
これは小学生でもわかる。

 

個人的に、アメリカの見方が気になる。

アメリカは今回の事態をどう考えていのだろう?
ぶっちゃけ日本と韓国のどちらに重い責任があって、アメリカは日韓のどちらにつくのだろう?

結論からいえば、アメリカは日本と同じく日韓合意を守ることを重要視している。だから韓国ではなくて、日本側の立場にいる。

ティラーソン米国務長官が韓国に訪問したときには、韓国側に日韓合意の重要性を話してその合意を守るように説いている。
そのことからも、アメリカが日本と同じ考えをしていることがわかる。

 

さらに4月4日のWSJ(ウォールストリートジャーナル)の社説でも、「こうしたリーダーシップの発揮は韓国側にも内省を促すことになるはずだ」と書いている。

この社説のタイトルは「日本が韓国に差し伸べた手」というものだから、このことからも日本を支持していることがわかる

また、WSJはこんな指摘もしている。

韓国では左派団体が慰安婦問題を利用して国の外交政策を人質に取っているようなものだ。

 

日本の新聞で、ここまでハッキリ書いているものを見た記憶がない。
韓国の一部の団体が慰安婦問題を「利用している」や「人質に取っている」なんて、日本の新聞では書くことができないだろう。

そしてこうして社説をむすんでいる。

日本政府が責任ある行動を取り、和解を提示し続けている以上、韓国にはそれに報いる責任がある。

 

今の事態を冷静に見たら、日本より韓国に重い責任があることはあきらかだ。

「日本と韓国のどちらにも責任がある」
「日韓両国が関係改善に努力しないいけない」

この社説を読むと、WSJがそんな偏(かたよ)った中立の立場には立っていないことがわかる。

今回、駐韓大使を韓国に戻したことについて、日本のいろいろな新聞社が意見を述べている。
でもボクが読んだかぎりでは、このWSJの意見が一番正しいと感じた。

韓国や日本に対して、配慮も遠慮もしないで意見を述べている。
日本と韓国のどちらかに偏(かたよ)ったまま中立をよそおって意見を言おうとしたら、とてもこうは言えないだろう。

 

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