2017幸せな国ランキング。幸福なのは先進国?発展途上国?


 

世界で世界で幸せな国はどこなのか?

2016年に公表された「地球幸福指数」によると、世界140カ国のうち「幸せな国ランキング」の上位10カ国は以下のとおり。

1位 コスタリカ
2位 メキシコ
3位 コロンビア
4位 バヌアツ
5位 ベトナム
6位 パナマ
7位 ニカラグア
8位 バングラデシュ
9位 タイ
10位 エクアドル

このランキングを見ると、幸せな国は先進国ではなくてすべて発展途上国であることがわかる。
特にトップ3を始め、中南米にある国が多い。

上のランキングはニュー・エコノミクス財団が公表したもので、Happy Planet Indexで見ることができる。

 

アジアで最高に幸せな国ベトナム

 

でも「世界の幸せな国」のランキングというものは、公表するところによって結果が大きくちがう。

たとえば、「地球幸福指数」の他にも国連の機関が発表している「世界幸福度報告」というものがある。

世界幸福度報告(英語: World Happiness Report)とは、国際連合の持続可能開発ソリューションネットワークが発行する、幸福度指数のレポートである。

(ウィキペディア)

 

2017年に公表された世界幸福度報告の結果はこのとおり。

 

1位 ノルウェー
2位 デンマーク
3位 アイスランド
4位 スイス
5位 フィンランド
6位 オランダ
7位 カナダ
8位 ニュージーランド
9位 オーストラリア
10位 スウェーデン

 

このランキングを見ると、先ほどの地球幸福度指数とはまったくちがっている。
「幸せな国」のベスト10だった国が、このトップ10には1国も入っていない。
ここでは発展途上国ではなくて、先進国だけが上位をしめている。

トップ5の国を見ると、社会福祉が充実した国が多い。
たしかに、人間の幸せには福祉が大切ですね。

「地球幸福指数」では108位だったアメリカは、「世界幸福度報告」では14位になっている。

ここではシンガポールが26位で、アジアのなかでもっとも幸せな国になっている。
日本は51位で韓国は56位。
だから、日韓はあまりかわらない。
先ほどアジア最高だったベトナムは、ここだと94位になっている。
ちなみに中国は79位。

ランキングの下から5カ国は、中東やアフリカ諸国の発展途上国が独占している。

くわしいデータはこちらをどうぞ。

World Happiness Report

 

アジアで最高に幸せな国シンガポール

 

「世界で幸せな国はどこか?」

これは調査をするところによって、結果がまったくちがっている。

「地球幸福指数」では発展途上国が幸せな国になっている。
でも「世界幸福度報告」では、先進国が幸せな国になっている。

 

だからライターが「幸せな国」について記事を書くとしたら、その人が「どんな国が幸せな国だと思うか?」ということで使うランキングが変わってくる。

「発展途上国は経済的には貧しいけど、豊かで幸せだ」とか「先進国は幸せではない」という考えで記事を書きたい人は、「地球幸福指数」を例にとればいい。

「やっぱり幸せなのは先進国だ」とか「福祉政策が充実している国ほど幸せなんだ」と主張したい人は、国連の機関が公表している「世界幸福度報告」を例にとればいい。

だからどのランキングや記事を見ても、一応の目安にしかならない。
でも、「何が幸せなのか?」ということを考える頭の体操にはとてもいい。

 

 

なかには、「世界でもっとも幸せな国が中国で、2位は北朝鮮だった」と発表されたこともある。

朝鮮日報にそのことが書いてある。

数年前、北朝鮮の朝鮮中央テレビが「世界各国の国民たちの幸福指数」だとして、中国が100点で1位、北朝鮮が98点で2位と報道したことがある。韓国は152位、米帝国(米国)は最下位の203位だった。

韓国が「世界最高の国」になる日

でもこれは、目安になるのかも分からない。

 

 

生まれた国で人の幸せは決まらない。

とはいっても、人間が幸せになるためには最低限の条件はある。
今の南スーダンや内戦状態にあるシリアなどでは、幸せになることは現実的にむずかしい。

命綱は「木の葉」、南スーダン襲う食糧危機 貴重な貯蔵種子も食用に

 

こうした例外的な国をのぞけば、幸せになるかならないからは国ではなくて自分しだいだろう。
自分が生まれた国で、幸せになるようにがんばるしかない。

ということをふまえた上で、「幸せなのは、先進国か?発展途上国か?」というを考えるなら、ボクは先進国だと思う。

 

先進国に生まれたら、選択肢の数がたくさんあるから。
自分の価値観で決められることが多いほど、幸せにも近づく。

もちろんこれは一面的で大ざっぱな見方だけど、生きるうえでの選択肢が少ないことよりは多い方がいい。

 

 

先進国に生まれたら、自分の価値観に合わせて国を捨てることもできる。
自分が住んでいる国に不満があった場合、先進国にいる人ほど他国へ行く可能性が高い。
つまり、自分の価値観や生き方に合った国に行くことができる。

カンボジアを旅行していて、「私は日本を捨ててきました」という日本人に会ったことがある。

日本人の価値観や社会のルールが自分に合ってなく、人間関係も面倒くさい。
日本という国が自分に合ってなくてストレスがたまってしまった。
それがたまりにたまって、日本を飛び出たという人がいた。

タイでもそんな人に会ったことがある。

 

でも「日本を捨てる」という選択肢があるのも、先進国で豊かな日本に生まれたからで、この逆はほぼありえない。

もしこの人がカンボジアで生まれていて、「カンボジアの価値観は私には合っていない!」と思っても、カンボジアを捨てて日本で生活するという選択肢は、現実的にはない。

 

 

今までに「日本を捨てました」という人に何人か会ったことがあるけど、日本の国籍まで捨てたという人には一度も会ったことがない。
日本国籍のまま日本を捨てたという人ばかり。

自分が幸せになるかどうかは、生まれた国では決まらない。
それは自分で決めることだけど、なんだかんだいって日本は恵まれた国だと思う。

 

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投稿者: kokontouzai

今まで、東南アジア、中東、西アフリカに旅をしてきました。外国に行って初めて気がつく日本の良さや特長があります。以前、歴史を教えていたので、その経験もいかして、日本や世界の歴史や文化などをテーマに、「読んでタメになる」ようなブログを目指します。

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