じつは怖い「饅頭」の由来。孔明が生け贄を肉まんに変えた説


 

今回はお菓子の「饅頭まんじゅう」の由来について。

甘くておいしい饅頭だけど、その由来となる話はかなり怖いものだったりする。「三国志」が好きな人なら、「ああ、あれね」というおなじみの話。

ときは3世紀、日本が弥生時代だったとき、中国のしょくの国に諸葛孔明しょかつこうめいという人がいた。
この人は優れた政治家であり軍人でもあった。

諸葛孔明(ウィキペディア)

 

あるとき、諸葛孔明は中国の南部に戦いに出かけた。

この地図でいうとたぶん千葉県のあたり。
成都は蜀の都。

 

その戦いから蜀に戻るとき、孔明は荒れ狂った川に出くわす。
その川を渡ることはとても不可能で、孔明はそこで足止めをされてしまう。

そのとき孔明は現地に伝わるこんな風習を耳にした。
はん濫した川をしずめるためには、川の神にお願いをしなければいけない。
といっても、ただ言葉でお願いをするのではない。

人間を川の神へささげないといけなかった。
具体的にいうと、生けにえとなる人の首を斬ってその頭を川に沈めていたという。

いわゆる人身御供を必要としていた。

ひとみごくう【人身御供】

神への供え物として人間の体を捧げること。また、その人。

大辞林 第三版の解説

 

この現地の風習を知った孔明はきっとこう思っただろう。

「マジかよ。なんつう野蛮なことを・・・」

頭の良い孔明はこんな蛮習をやめさせようと決意する。
そこで、現地の人たちにもっとスマートな方法を教える。

「小麦粉をこねて皮をして、その中に肉を入れたものをつくりなさい。そしてそれを、人間の頭のかわりにして川に投げ込むのです」

今でいう「肉まん」のようなものをつくって、それを神へのささげものにすることを現地の人に提案(命令?)したという。
そうすれば人を斬り殺さないですむ。

 

これが饅頭の起源となった、という説がある。
「孔明 饅頭」で検索したら、すぐにこんな感じの話が出てくる。
細かいところで違いはあるけど、大まかにはこんな話。

 

肉まんも餃子も英語で言うと「ダンプリン(dumpling)」でいいらしい。
くわしくは各自で調べてくれ。

 

上に書いた饅頭の由来はひとつの話で、本当にこれが饅頭の起源になったのかは分からない。

でも「饅頭」という言葉に、「頭」という漢字がある理由は納得がいく。

まんじゅうの語源・由来

当初は、蛮人の頭の意味から「蛮頭(まんとう)」が用いられていたが、祭壇に供えた後、それを食べるようになったことから、「饅」の字が当てられ「饅頭」になった。

(語源由来辞典)

 

その川とはメコン川だったりして。
メコン川は、中国語だと「湄公河」になる。

 

おまけ

日本語で「白羽の矢が立つ」ということわざがある。

この言葉は「そのとき、彼に白羽の矢が立った!」というように、優秀な人や能力のある人が選ばれるときに使われる。

「これができるのは、彼しかいない!」という感じで良い意味で使われることわざだけど、もともとの意味は人身御供となる人のことを意味していた。

白羽の矢が立つ

人身御供を求める神が、求める少女の家の屋根に、しるしとして白羽の矢を立てたという俗信から。
本来は、多くの人の中から犠牲者として選び出されるという意味だったが、現在では多く、選出されて名誉を担うという意味で使われる。

 

今回書いた饅頭の由来の話でいえば、白羽の矢が立った人が首を斬られて頭を川に投げ込まれることになる。

 

おまけのおまけ

中国南部の川

 

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投稿者: kokontouzai

今まで、東南アジア、中東、西アフリカに旅をしてきました。外国に行って初めて気がつく日本の良さや特長があります。以前、歴史を教えていたので、その経験もいかして、日本や世界の歴史や文化などをテーマに、「読んでタメになる」ようなブログを目指します。

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