多文化共生社会って?その問題とは?まずは、税金を払いましょ。

 

始めの一言
「日本人は世界でも際立つ興味深い民族で、しかも感謝の念は特定の個人にだけなく日本全体に強く感じます (シドモア 明治時代)」 「シドモア日本紀行 講談社学術文庫」

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今回の内容

・多文化共生社会って、どんな社会?
・みんなが税金を払うことが大事でしょ
・浜松市のがっかりな現状

 

多文化共生社会って、どんな社会?

今の日本では、たくさんの外国人が住む「多文化共生社会」が増えている。
前回の記事では、その例として浜松市をあげて、外国人がいることの良いところを書いた。

 

良いところもあれば、当然、悪いところ(問題)もある。
今回は、「多文化共生社会」の浜松市の一市民として感じる問題を書いていきたい。

 

日本政府は、日本人の人口が減っていることをうけて、外国人の移民を毎年20万人受け入れることを検討しているらしい。
これを読んでいる人にとっても、外国人との共生は、身近な問題になると思う。

 

現在、日本には、いくつも多文化共生社会の都市があって、その市のHPに「多文化共生宣言」のようなものを見ることができる。
そこで書いてあることはどこも似たものだから、これを読めば、日本人(お役所)が考えている「多文化共生社会」のイメージ(理想)を知ることができる。

さて、多文化共生社会って、どんな社会だと思いますか?

 

・地域に暮らす住民同士が、差別し合うことなく国籍や民族、文化、言葉などの「ちがい」を認め合い、支えあう関係を持って暮らしていくことをいいます。(小牧市

 

・国籍や民族、文化の違いを豊かさとして生かし、すべての人が互いに認め合い、人権が尊重され、自立した市民として共に暮らすことができる「多文化共生社会」の実現をめざします。(川崎市

 

こんな「多文化共生社会」の実現には、次のことが必要になるらしい。

 

・「多文化共生のまちづくり」に向けて、こうした文化的な「ちがい」を乗り越えるために、お互いに一歩踏み出すことが必要です。(小牧市

 

な~るほど、キーワードは、民族や文化の違いを「認める」「乗り越える」ってことかな。
では、そのために具体的にどうすればいいか?

 

・多文化共生社会のためには、みんなが税金を払うことが大事でしょ

 

まず、大切なことは、その都市に住む外国人がちゃんと税金を払うこと。
キレイごとを抜きにして、一般の日本人が外国人を「同じ市民」として認めるなら、これがすごく大事になる。

 

「外国人も自分と同じ市民」という仲間意識をもつことで、文化や民族の違いを認めたり乗り越えたりすることができると思う。

 

上の文にあったように、確かに、日本人と外国人とは、「国籍や民族、文化、言葉などのちがい」はある。
けれど、「税金を納める」という義務をすることで、誰もが同じ市民になることができる。

 

税金がなくて市が存在できるわけがなく、そこに住む誰もが負担をしないといけない。日本人も外国人も関係なく、みんなで一緒に市を支えていくことが共生(共に生きる)ということになるはず。

 

「支えあう関係を持って暮らしていく」
「すべての人が互いに認め合い」
「人権が尊重され」
「お互いに一歩踏み出す」

という「多文化共生社会」を実現させるためには、納税というのは必要条件。

 

・浜松市のがっかりな現状

でも、残念ながら、今の浜松市ではこれができていない。

外国人の収納対策には、2013年のデータとして、次のようにある。

 

・市民税の現年課税分普通徴収においては、市全体の収納率が92%を超えるのに対して、外国人に係る収納率は57.93%と市平均を大きく下回る。

 

浜松市全体なら、92%以上の人が税金を納めているけど、外国人だと約58%しか税金を納めていない。
「市全体」ということは、日本人と外国人を含めたものになる。

 

だから、浜松市に住んでいる外国人だけでみたら、税金を納めている人の割合は、もっと減るってことでしょ。

もちろん、外国人の収納率の低さには、外国人に特有の理由がある。

 

・外国人に特有の言語の問題や、転居・転職など移動の多さ、雇用環境などの課題もあり、外国人を取り巻く納税環境は十分とはいえない。

 

こうしたことが理由で、税金を払うことが難しい外国人がいるのは分かる。

とはいえ、税金を払わない外国人を無視することはできないし、下のように税金を滞納している外国人の割合も見過ごせない。
浜松市には、人口の約3.3%の外国人が住んでいる。
でも、税金を滞納している割合は、市全体の約11%だという。

 

・市民税の現年課税分普通徴収の滞納額については、市全体の滞納額約9.6億円のうち、外国人の滞納が約11%を占めている。

 

3.3%の外国人が滞納の11%を占めているのは、さすがに問題。
素朴な市民感覚として、税金を納めているかいないかということは、すごく気になる。
市民感情を無視して、多文化共生社会の実現なんてムリだろう。

 

浜松市に住む一市民として、下のような浜松市の考えと一般の市民の認識には、ズレがある気がしてならない。

 

浜松市では多文化共生施策を推進していくための新たなビジョンとして、「浜松市多文化共生都市ビジョン」を策定しました。

日本人市民・外国人市民を問わず、誰もが自分の持つ能力を発揮でき、その多様な文化を織り込んで新たな価値を創出する地域を目指します。(浜松市多文化共生都市ビジョン

そのためにも、日本人も外国人も関係なく、誰もが納税者となることが、まずは大切なことだと思いますよ!
もちろん、税金を払う能力と義務がある人だけの話だけどね。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

今まで、東南アジア、中東、西アフリカに旅をしてきました。外国に行って初めて気がつく日本の良さや特長があります。以前、歴史を教えていたので、その経験もいかして、日本や世界の歴史や文化などをテーマに、「読んでタメになる」ようなブログを目指します。