それでも大切な日韓関係②反日行為のツケはいつか韓国が払う。

 

前回、去年(2016年)から今までに韓国でおこなわれた反日行為を紹介してきた。

昨年末、公共の場で日の丸と天皇陛下の写真を切り裂かれる抗議活動があって、その衝撃的画像はここに載せられないから、韓国のニュースメディアから見てほしい。

위안부 할머니 영결식날 서울 한복판서 일왕 생일파티…시민들 항의빗발

この行為をだれも止めていない。
「韓国にはこういう人間がいる」ということではなくて、こういうことを韓国の社会は認めているのがツラいところ。

そして年が明けて1月には、慰安婦像の前で安倍首相のお面をつけた人物がひざをついて謝罪している。

韓国ではこうした反日行為があることは事実。
でも、日韓関係は大切ということもたしか。
日韓の友好のためには韓国の反日行為を少しでも減らすことが大事。
そのためにこんな記事を書いている。

 

韓国での反日行為をのせると、よくこんなコメントがくる。

「韓国の悪口を書くべきではありません」
「嫌韓」
「ネトウヨ」

でもそんなコメントを書きこんで、なんの意味があるのか?

「事実であっても、そんなことを伝えるな!」と日本人に怒るより、「反日行為をやめろ!」と韓国人に言ったほうがよほど効果的だ。
韓国の反日行為がなくなれば、こんな記事も自然になくなるのだから。
韓国の反日が減れば、日本の嫌韓もかなり消えるはず。
そうなったら、日本と韓国にとってウィンウィンになる。

 

今の時代はハングル文字が「壁」になっていない。
2~30年前は、ハングル文字で書かれたものを日本人が読むことがほとんどなかった。

でも今ではネットがある。
韓国語で書いた新聞記事がすぐに日本語に翻訳されてネットで紹介されてしまう。
反日的な記事や反日行為など、韓国にとって都合の悪いことを日本人に隠そうとしてもそれはムリ。

 

かといって、日本が韓国断交するなんてことはあり得ない。
これからも韓国とは付き合っていかないといけない。
韓国が好きかどうかは別として、日本の利益のためにも韓国との付き合いは必要。

韓国はすでにそれをしている。
自分たちの利益のために日本を利用する「用日」という考え方をしている。

用日 (ようにち、韓国語: 용일、ヨンイル) とは、日本人と交流して、利用すべきだという考え方である。

「ウィキペディア」

韓国と同じことを日本もしたらいい。
国と国の関係は「お友だち同士」というわけにはいかない。
自国の利益のために他国と付き合うというのは、基本的には当たり前。

 

 

だから、韓国のことを正確に理解したほうがいい。

長い目で日韓関係を見たら、「隠す」というのはマズイ。

先ほど、首相の土下座や日の丸を切り裂く写真をのせたけど、これでもまだこれはマシな方。
もっとひどい反日行為があったけど、それはのせなかった。

韓国での反日行為の画像なんて、ネットにいくらでもある。
韓国に興味が出てきてネットを見ていれば、そんな画像をきっと目にする。
どうせいつか分かることだったら、早めに知っておいた方がいい。

韓国は反日がすべてではない。
韓国に旅行に行けば、反日なんてまったく感じないと思う。
でも、確実にその一面はある。
日本もそうだけど、どんな国にも良い面と悪い面が同時にある。

どちらかではなくて、その両方を知っておいたほうがいい。
そうした方が後から受けるショックは少なくてすむ。

 

日韓関係が良くなるためには、韓国の反日行為を少しでも減らすことが大事。
なくすことはムリ。

でもそれを日本人が言っても韓国人が聞く耳をもつはずがない。
かえって反発するだけ。

韓国の反日行為を減らすために有効なことは、韓国が反日で損をすること。
自分たちの反日行為によって、韓国が苦しむこと。
反日行為のツケを韓国が払うこと。
そうした経験をしなかったら、韓国が国内の反日を考え直すことはないだろう。

 

「韓国の反日行為のツケは、いずれ韓国が払うことになりますよ」と産経新聞も社説で忠告している。
2017年6月25日付の社説にそのことが書いてある。

韓国の文政権 反日は行き詰まるだけだ

ここから少し抜き出す。

一昨年、日韓両国は慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的な解決」を世界に表明した。国家間の約束を守れず、まともな国といえるのか。

いえません。

文氏は今年1月、釜山の日本総領事館前の慰安婦像を訪れる反日パフォーマンスを行うなどしている。関係を傷つけているのは誰かを認識すべきだ。

あんな反日パフォーマンスは日韓関係にはいりません。

慰安婦問題を含む戦後補償問題は、昭和40年の日韓国交正常化に伴う日韓請求権・経済協力協定で解決済みと明記された。問題を蒸し返し、こじれさせてきたのは韓国である。

おっしゃる通りです。

こうした言葉は韓国にとっては耳がイタイことだけど、日韓関係にとっては必要なこと。
こんなことにも、「ネトウヨめ!」「この嫌韓が!」とか言っていては前に進まない。

 

サムソンがスマートフォンを売るために、「韓国隠し」をしなければいけなかった理由は何か?
韓国ナンバーワンのフライドチキン店が、日本ではわずか9カ月でつぶれてしまった理由は何か?

このことについては下の記事を↓

反日だけど大切な日韓関係①首相や天皇陛下への行為をどう見る?

 

その理由にはいろいろあるけれど、日本に広がる嫌韓感情の影響はあるはず。
日本の嫌韓感情は韓国の反日感情に刺激されて広がっている。

結局は韓国の反日感情だ。
これによってたくさんの日本人が不愉快な思いをしている。
そして結果的に韓国人をも苦しめている。

先ほどの社説もこう言っている。

国内の不満を「反日」に振り向けるのは韓国の常套(じょうとう)手段といえるが、日韓関係を損なって、行き詰まるのは韓国である。

 

反日を続けていけば、そのツケはきっと韓国が払うことになる。
韓国の反日のツケを日本が払う理由はひとつもない。

日韓関係は間違いなく大切。
それを邪魔しているのが韓国の反日。
少しでも韓国の反日を軽減させるためには、韓国がそれで苦しい経験することが有効。

 

日本が謝罪しても意味がない。
そのことは前回にも書いた。
そもそも、1965年の日韓基本条約で「日本の援助に加えて、両国間の財産、請求権一切の完全かつ最終的な解決が確認」されて、2015年には慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的」な解決を両政府が確認した今、どんな問題が残っているのか?

 

韓国のフライドチキンは好きだったから、「キョチョンチキン」の閉店は個人的には残念。
でもこうしたことで韓国側が、「韓国の反日はいき過ぎてるんじゃないか?」ということを考えてくれたら、日本と韓国のために有益だ。

韓国では日の丸や天皇陛下の写真を切り裂くことを認めておきながら、日本では「ビジネスを成功させたい!」なんてことはさすがに無理がある。

キョチョンチキンの閉店やサムソンの「韓国隠し」なんかを見ていると、今までに韓国がおこなってきた反日のツケを今、自分たちが払わされているように感じる。

 

おまけ

この記事で紹介した産経新聞の社説は、韓国の慰安婦問題についての対応を批判したもの。

慰安婦問題は2015年に事実上終わっている。
慰安婦問題について日韓が話し合うことはもうない。
そんなことがあってはいけない。

時どき韓国が言い出す「日本軍による強制連行」、「20万人」、「性奴隷」という主張には根拠がない。
でもこれが反日行為の根拠になっている。
外務省のホームページにそのことがくわしく書いてあるから、興味がある人はのぞいてください。

女子差別撤廃条約第7回及び第8回政府報告審査

誤解にもとづく反日のツケも、いつか韓国が払わないといけない。

 

こちらの記事もいかがですか?

アメリカ 「目次」

日本 「目次」

韓国 「目次」

 

2 件のコメント

  • 日韓が今後仲良くやっていくには、韓国が主義主張によって史実を捻じ曲げた誤った歴史教育(反日教育)を改めて、史実にもとずいた正しい歴史教育をやり直すことが大切です。 韓国人の常識を変えるには長い年月がかかるでしょう。 国と国との約束を果たすことは日韓友好のための基本条件です。 反日教育を続ける限り韓国に明るい未来は来ないでしょう。

  • いま韓国は歴史わい曲を直すどころか、海外にそれを広げています。
    日韓の歴史認識の差は広がるばかりでしょうね。
    それが大きな背景の一つとなって、国家間の約束を破る行為を正当化します。
    日本を敵に回してどんな未来があるのか、まあ見せてもらいましょう。

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    今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。