世界を知ってるけど、日本のこと(竹島)は知らないバックパッカー

 

海外を旅行していると、いろいろな人に出会う

たとえば、タイで出会った日本人のバックパッカーから、突然こんな質問をされたことがある。

「ミャンマーと隣接する国をすべて言える?」

これと似たような質問をカンボジアでもされた。

「ラオスと隣接する国って知ってる?」

これらの質問をしたバックパッカーは30代のおじさん。

ところで、この答えは分かりますか?

 

ミャンマーは5カ国:中国、ラオス、タイ、西はインド、バングラデシュ
ラオスも5カ国:カンボジア、タイ、中華人民共和国、ベトナム、ミャンマー

ちなみに、隣接する国が世界で一番多いのがロシア。
素の数なんと14。
アゼルバイジャン、ウクライナ、エストニア、カザフスタン、グルジア、中華人民共和国、朝鮮民主主義人民共和国、ノルウェー、フィンランド、ベラルーシ、ポーランド、モンゴル、ラトビア、リトアニア

 

自然豊かなラオス

 

この時は幸い、ミャンマーの隣接国をすべて言うことができた。
するとそのバックパッカーがこんなことを言う。

「ああ、いいね。それなら『東南アジアを旅した』って言えるよ」

ああ、そうなんだ。
ボクは「東南アジアを旅した」って言うことができるんだ。
それは良かったよ。

「最近じゃ、そんなことも知らないで『アジアを旅しました』って言うヤツもいるんだよ」

海外旅行では、こんな面白い、変わった人と出会うことができる。
日本だったら、こんな独創的な話を聞く機会はあんまりない。

 

今でもそんな旅行者はいると思う。
「旅」や「旅人」というものを独自に解釈をする。
でもって、自分の定義を基準にして他の旅行者の「旅のレベル」を判断する。

「今までに行った国はどこか?」
「どんなガイドブックを持っているか?」
「日本人宿に泊まるかどうか?」

いろいろな’オレ様基準’がある。
その基準にもとついて、旅行者をランキング化しようとする。
日本ではこういう人たちとはなかなか出会えない。

ボクも20代前半はそんなことをしていた。
でも、さすがに30代でそれはない。

 

 

ボクに「東南アジアを旅したと言ってもいい」と認定してくれるだけあって、そのバックパッカーはアジアや世界のことを良く知っていた。

ミャンマーやラオスと隣接する国はすべて知っていたし、ボクが知らなかったところにも行っている。
イランの秘境と呼ばれる「サルアガセイエッド村」のことは、この人から初めて聞いた。
そのバックパッカーは、まちがいなくボクより世界のことを知っている。

でも、残念なことがあった。
日本のことはあんまり知らない。

 

 

外国の地理を知っていることは良い。
でもその前に、日本の地理を知っておくともっと良い。

そのバックパッカーの日本人は竹島のことを知らなかった。
なんでミャンマーと隣接する国やイランの秘境を知っているのに、小学校の教科書にのっていることを知らないのか?

こんなことはその人だけではない。
今までの旅で、竹島問題を知らない日本人に何回か会ったことがある。
知っていてもその濃淡はある。
竹島問題の名前だけ聞いたことがあるという人もいれば、日本の主張や李承晩ラインを知っている人もいた。

 

イランのサルアガセイエッド村は知っているけど、竹島問題は知らない。
こんなバックパッカーと会ったのは、なかなか衝撃的。

 

「独島はわれらの領土だ」のり。
ソウルのスーパーでふつうに売っていた。

 

韓国の飛行機に乗ればイヤでも竹島問題や日本海呼称問題は目にしてしまう。
Dokdo(ドクト)は竹島の韓国での呼び方。

 

 

もうすぐ日本の小中学生はこんなことを習うようになる。

・竹島は日本固有の領土であること
・竹島は韓国に不法占拠されていること

今の日本では常識的なことだから、知っている人は多いと思う。

新しい学習指導要領の解説書では、日本の領土に関する記述が増えている。
小学生が知っていることは大人も知っておいた方がいい。

産経新聞の社説(2017.6.29)で、これからの小中学生が学ぶことが書いてある。

領土については、今年3月に告示された新指導要領で、北方領土に加え、竹島や尖閣諸島について「我が国固有の領土」と明記された。解説書では小5の社会科で、竹島は韓国に不法占拠されていることなどを明記した。

中学社会の公民分野では、渡航制限や船舶拿捕(だほ)の事例や、日本側に死傷者が出た事件の発生例など、国家主権が侵害された歴史と関連づけた。不法占拠による問題の理解を促すものだ。

小中学「解説書」 国の守りに理解深めよう

「『不法占拠されている』なんて表現は強すぎる!」なんて、現実離れしたことを思う人が今でもいるのだろうか?
昔はいたけど。
お金を払って乗っている客に「Dokdo(ドクト)」という文字を見せる韓国に対して、そんな甘いことは言っていられない。

 

 

個人的な経験からだけど、海外で出会う日本人のバックパッカーには知識のギャップがある人が多いような気がする。
ボクが出会ったバックパッカーがたまたま知らなかった、というだけなのかもしれない。
それなら、その方がいい。

世界の細かいことはよく知っているけど、日本の大事なことは知らない。
時どきそんなバックパッカーに会って不思議に思うことがある。
どうも、ものごとを知る順序が違うような?

 

世界を旅すれば、いろいろな領土問題があることに気づく。

タイとカンボジアにはプレアヴィヒアの帰属問題がある。
インドとパキスタンにはカシミール問題がある。
イスラエルにはパレスチナ問題がある。

日本がかかえている領土問題を知っていれば、そのことと比較しながらこれらの領土問題を理解することもできる。
逆にこれらの問題を知ることで、竹島問題をよく理解できるようになるかもしれない。

世界のことを理解するためにも、まずは日本のことを知っておいたほうがいい。
だれも知らないようなことは知っているけど、小学生の教科書にのっていることを知らない。
そんなバックパッカーに会うとよくそう思う。

 

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今まで、東南アジア、中東、西アフリカに旅をしてきました。外国に行って初めて気がつく日本の良さや特長があります。以前、歴史を教えていたので、その経験もいかして、日本や世界の歴史や文化などをテーマに、「読んでタメになる」ようなブログを目指します。