日本とイギリスの季節(四季)の違いや特徴。あること・ないこと。

 

今から1か月ぐらい前のこと。

イギリス人の友人からこんなことを頼まれた。

「今度、わたしの友人が新婚旅行で日本へ来るの。わたしは仕事でつき合えない日があるから、その日に浜松を案内してほしいんだけど。いい?」

ちょうどその日は空いている。
それにイギリス人の新婚さんと話をするのも面白そう。
その人たちの日本の印象も聞いてみたい。

ということで、その新婚さんを案内することとなった。

 

とりあえず浜松城へ

 

この銃を見て、新妻が「プリンセス・モノノケ(もののけ姫)!」と叫んでいた。

 

その日の観光を終えて、新婚さんとイギリス人の友人と晩ごはんを食べながら、「イギリスと日本の違い」についてあれこれ話をする。

この時にいろいろな話を聞くことができたけど、この記事では季節をとり上げたいと思う。
日本とイギリスの四季の違いについて。

 

新妻は日本が好きで、日本に来たのはこれで3回目になる。
今回、新婚旅行で日本を選んだ大きな理由に「日本食を死ぬほど食べたいから」ということがあったらしい。

奥さんは目を輝かせて言う。

「旅館で食べた懐石料理が最高だった」

料理は本当においしかった。
でも印象に残ったのは、旅館の女将さんから聞いた料理を入れる器についての話だったという。

「日本食は、料理に合わせて器を選んで出すんだって聞いたわ。客のために細かいところまで考えるのが日本人の良いところね。イギリス人は雑だから」

たしかに、日本料理は見た目をとても大事にする。
旅館で出す懐石料理なら、料理と器の組み合わせを特に重視するはず。

「それだけじゃなくて、同じ料理でも季節によって器を変えるらしいの。それを聞いて本当に驚いたわ」

日本料理の考え方に、「器で季節をあらわす」ということはあると思う。
奥さんも夫も、「日本食は季節に応じて器を変える」という話が心に残ったという。

イギリスでは料理とお皿は関係がないという。

 

「田んぼが大好きだ」というオーストラリア人がいた。
彼のアパートの前に田んぼがあった。
一年を通してその田んぼが変化する様子に「日本」を感じていた。

 

もちろんイギリスにも季節も四季はある。
あるにはあるけれど、日本みたいに四季がハッキリしてはいないという。

日本の四季は明確。
春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪といったぐあいに、目に見える形で四季が移り変わる。

そういう日本を見て清少納言は枕草子を書いた。
日本人なら、学校で習ったこの言葉が頭のどこかにあると思う。

春はあけぼの。夏は夜。秋は夕暮れ。冬はつとめて(早朝)。

 

この新婚さんは梅雨の時期に来ていてから、当然、春の桜も秋の紅葉も見ることができない。
それが心残りだという。

それを聞いた日本に住んでいるイギリス人がこう言う。

「桜はいいけど、紅葉はどうかな?って思うよ」

彼女は去年、紅葉を見に行ったときすさまじい渋滞にはまってしまった。
駐車場が見えていてあと800mぐらいなのに、そこから車を停めるまでに1時間かかったという。

「それでも見たい?」

「ノー。それならユーチューブで見るわ」
ということらしい。

 

 

彼らから花火の話を聞いて、「それは日本と正反対だな」と感じた。
日本で花火といったら夏。
「花火」は俳句で夏の季語になっている。

でもイギリス人の感覚だと花火といったら冬になるらしい。

イギリスのカレンダーでは、11月5日は「ガイ・フォークス・ナイト(ボン・ファイヤーナイト)」という日になっている。
その日に盛大な花火が打ち上げられるから、イギリス人はその花火を見ると「これから冬だなあ」とか「もうすぐクリスマスかあ」とか感じるらしい。

 

 

この時とは別のイギリス人と話しをしていたときに、日本とイギリスのマクドナルドの違いを聞いた。
その人が言っていたのは、「日本のマクドナルドにはハンバーガーにも季節がある」ということ。

言われてみたら、たしかにそうだ。
春はてりたまバーガー、夏は夏カレーロコモコハンバーガー、秋は月見バーガー、冬はグラコロと、枕草子の四季と対応している。

まあ、ロコモコハンバーガーは2017年の話だけど。
ちなみにロコモコという料理をつくったのは、ナンシー井上という日系人だと言われている。
ロコモコには日本料理の要素がふくまれている。

イギリスのマクドナルドの場合、期間限定のメニューはあるけれど、基本的にメニューは一年中変わらないらしい。
ハンバーガーに四季があるマクドナルドなんて、世界で日本だけだろう。

 

ちょっと前に、イギリスのマクドナルドの話を聞いたイギリス人に「イギリス人にとって、春のイメージはなんですか?」とメールで聞いてみた。
するとこんな返事が来る。

For me, seeing lambs in the fields I guess.

この人にとっては、野原で子羊を見かけると「春になったなあ」と感じるらしい。
日本の春のイメージとはまったく違う。

 

キットカットはイギリスで生まれた会社。
でも、桜のキットカットは日本だけ。
イギリスではキットカットと季節はまったく関係がないらしい。

 

日本と比べると、イギリスの四季には「冬はとても長い」という特徴があるという。
この話は何回か聞いたことがある。

イギリスに住んでいる日本人もそう感じているらしい。

イギリスにはもちろん四季はあります。12ヶ月を表すと「春夏秋冬冬冬冬冬冬冬冬冬」と言う感じでしょうか?もう少し詳しく言うと春と秋は1ヶ月も無く夏らしい日が1ヶ月以上続きます。

イギリスでの四季

 

日本とイギリスの季節の話はこれでおしまい。
あとは台湾とインドの季節の話を少し。

 

3~4年前に、台湾人の友人が人生初の海外旅行として日本を選んだ。
どうしても、冬の北海道に行きたかったらしい。

台湾と違って、雪がたくさんあるから。
その台湾人は、北海道で念願の雪を見ることができた。
雪を見たのも生まれて初めてだったという。

台湾人にとって雪景色は、現実の世界ではなくてドラマの中のものというイメージらしい。

 

その台湾人が北海道旅行で投稿していた写真がこれ。

「完全北海道了~~~><」というコメントがあったけど、意味がよく分からない。
「完全に北海道だな」でいいのかな?

 

 

 

インドを旅行していた時、「インドの季節は3つある」と聞いた。
ホット(暑い)・ホッター(もっと暑い)・ホッテスト(最高に暑い)の3種類。
この話をインド人にしたら「ナイス!」と笑っていた。
インド人がこの話をつくったのだと思っていたけど、日本人かもしれない。

 

でも実際には、インドにも冬はある。
アグラー出身のインド人は、冬になると気温は4度ぐらいにまで下がると話していた。

そもそもインドの北にはヒマラヤ山脈がある。
ヒマラヤとは「雪のあるところ」という意味だ。

ヒマラヤ山脈Himalaya「雪のある所」 サンスクリット語のhima「雪」とalaya「居所」からなる

「地名の世界地図 (文春新書)」

 

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今まで、東南アジア、中東、西アフリカに旅をしてきました。外国に行って初めて気がつく日本の良さや特長があります。以前、歴史を教えていたので、その経験もいかして、日本や世界の歴史や文化などをテーマに、「読んでタメになる」ようなブログを目指します。