「韓国人をそんなに見下したいのはなぜでしょう?」に答える。

 

始めの一言

「韓国は朴政権以降、日本からさまざまな形で資金的な援助を受けており、また造船や地下鉄をはじめとする技術面でも、韓国の復興には日本から大きな力を受けています。しかし、そうしたことのほとんどが、正確に国民に知らされているとは言えません。(呉善花 平成)」「日本の驕慢 韓国の傲慢 徳間書店」

 

 

今回の内容

・「韓国人をそんなに見下したいのはなぜでしょう」
・「朝鮮に独立をプレゼント」がダメか?
・何で韓国は、日本の協力を伝えないのか。

 

前にこんなコメントをもらった。

「韓国人をそんなに見下したいのはなぜでしょう」

ここでいう「見下す」というのは、具体的に記事のどの内容をさしているのかが分からない。
だから説明のしようがない。

「記事の内容に事実誤認があったら、教えてください」という返事を書いてから今までコメントはない。
だから、「記事の内容そのものは正しい」ということなんだろう。

このブログを読んでいて、他にも「見下したいのはなぜでしょう」と思っている人がいるかもしれない。

決してそんなことはない。
そのことを伝えたいと思って今回こんな記事を書きことにした。

 

 

先ほどのコメントが来た記事では、19世紀に朝鮮を旅したイギリス人女性(イザベラ・バード)が書いた本にある一文を引用している。

もし「韓国人を見下したい」という気持ちがあったら、「朝鮮紀行 講談社学術文庫」のここの部分を抜き出したはず。

北京を見るまでわたしはソウルこそこの世でいちばん不潔な町だと思っていたし、紹興へ行くまではソウルの悪臭こそこの世でいちばんひどいにおいだと考えていたのですから!都会であり首都であるにしては、そのお粗末さはじつに形容しがたい。
朝鮮にいたとき、わたしは朝鮮人というのはくずのような民族でその状態は望みなしと考えていた。

「朝鮮紀行 講談社学術文庫」

朝鮮を旅したこのイギリス人が、朝鮮をこのように感じたことは間違いない。

でも、この部分を抜き出しはしなかった。
その必要性がなかったから。

この記述は韓国に対しする嫌悪感や蔑視(べっし)を助長するだけだろう。
ブログで紹介したいとも思わなったからこれは無視した。

 

 

ボクが「朝鮮紀行」で引用したのは、ほとんど日本に関する部分のみ。

「あの時代、日本は朝鮮に何をしたのか?」ということを、日本人として知っておいた方が良いと思ったからそこを記事に引用した。

もし「朝鮮紀行」を読んだら、ボクがこの本のどの部分を取り上げてどの部分を無視したのかという「選択基準」がわかるはず。

事実であっても、ただ嫌韓感情を広げるようなところは抜き出していない。

 

それとボクは、今までの記事で一度も「李朝朝鮮」と書いたことがない。

すべて「朝鮮」と表記してきた。
ボクが高校生のときに世界史を習ったときは「李朝朝鮮」で、ウィキペディアにも「李朝朝鮮」となっている。

でも韓国人は「李氏朝鮮」というよび方を嫌う。
それを知っていたから、この表現は一度もつかわなかった。

 

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・「朝鮮に独立をプレゼント」がダメか?

ただ、「韓国人をそんなに見下したいのはなぜでしょう」というコメントについては、「あの部分かな?」と思い当たるところはある。

記事で「朝鮮が独立した」ということにふれた部分かもしれない。

一八九五年一月八日、わたしは朝鮮の歴史に広く影響を及ぼしかねない、異例の式典を目撃した。

朝鮮に独立というプレゼントを贈った日本は、清への従属関係を正式かつ公に破棄せよと朝鮮国王に迫っていた

「朝鮮紀行 イザベラバード 講談社学術文庫」

日本が「朝鮮に独立というプレゼントを贈った」という部分が、このコメントをした人を刺激したのかもしれない。
これが一番その可能性が高い。

でも日清戦争で日本が勝利したことで、朝鮮が清(中国)から独立したことは間違いのない事実だ。

 

1895年には日清戦争の講和条約である「下関条約」が結ばれた。
この講和条約では、「清は朝鮮の独立を認め(日本史用語集 山川出版)」ということが確認されている。
清が認めたことで、朝鮮は独立することができた。
これは中学校の教科書にも書いてある事実。

 

 

このことを、19世紀のイギリス人が「朝鮮に独立というプレゼントを贈った」と表現したというだけのこと。

でも今の韓国人は、「朝鮮はずっと独立国だった」と考えている人が多い。
だからそうした韓国人がこの部分を読んだら、怒るか不快になるとは思う。

 

でも事実は事実だ。
下関条約の内容は日本人として知っておいた方がいい。
もちろん、日本人が韓国人に対して「日本が独立をプレゼントしてあげた」と言うのは良くはないだろうけど。

「朝鮮が日清戦争の結果、独立した」という事実を取り上げただけ。
それをもって、「韓国人を見下す」とするのはムリがある。
「どういう基準で、その事実を取り上げたか」という判断基準が大切なはず。

でも、「私にはそうと感じた」というのは読み手の自由だから、ボクがそれを変えようとは思わない。

 

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・何で韓国は、日本の協力を伝えないのか。

先ほどこんなことを書いた。

「どういう基準で、その事実を取り上げたか」という判断基準が大切。

問題はこの判断基準で、「何を伝えて何を伝えないか?」ということ。
それで、この記事の始めに韓国人のこの文を紹介した。

韓国は朴政権以降、日本からさまざまな形で資金的な援助を受けており、また造船や地下鉄をはじめとする技術面でも、韓国の復興には日本から大きな力を受けています。

しかし、そうしたことのほとんどが、正確に国民に知らされているとは言えません。

「日本の驕慢 韓国の傲慢 徳間書店」

ソウルの地下鉄は、日本の資金支援と技術支援があって完成している。

交通部長官の白善燁の申し入れにより、日本からのODAと技術協力を得て、日本の地下鉄で見られる直流1500V・架空電車線方式で1974年に1号線が開通、鉄道庁(現・韓国鉄道公社)広域電鉄との相互直通乗入れも開始した。
「ウィキペディア」

だから韓国にも、バンコク(タイ)の地下鉄にあるようなプレートがあってもいい。
バンコクの地下鉄には、日本の支援があって完成したに感謝を伝えるプレートが誰の目にもとまるようなところに表示されている。

 

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それより残念なことがある。

それは、1947年にソウルの地下鉄が完成したときのこと。

この開通式では、「スピーチでも日本の援助についての言及はなかった(ウィキペディア)」とある。

日本からの支援にはついては、「正確に国民に知らされているとは言えません」という状態が日本国民としては残念。
こうしたことを韓国国民がもっと知っていたら、反日感情も現在より少しはマシだったと思う。

こうしたことは韓国人が聞いたら不快になるかもしれない。
けれど、日本がかかわっている歴史的な事実であることには変わらない。
日本人として知っておいた方がいい。

 

事実の指摘されると、感情的に反発することは誰の役にも立たない。

日本と韓国は対等な立場にある。
韓国にとっては都合の悪いことでも、必要性があれば記事でとり上げる。

そのことで「韓国人をそんなに見下したいのはなぜでしょう」というのであれば、「では、お好きなように」としか言えない。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

今まで、東南アジア、中東、西アフリカなど27の国・地域に旅をしてきました。以前、中学生に歴史を教えていた経験もあります。 また、日本にいる外国人の友人も多いので、彼らの目から見た日本も知っています。 そうした経験をいかして、日本や世界の歴史・文化・宗教などをテーマに、「読んでタメになる」ブログを目指しています。