日本が韓国にマンガで負けた?日本アニメとフランス人の反応

 

「まんが甲子園」という大会を聞いたことがありますか?

毎年、高知県の土佐市でおこなわれているらしい。

高校野球のマンガ版で、全国の高校生がマンガで競い合う大会だとか。

 

「まんが王国・土佐」のホームページから。

 

韓国紙の中央日報の記事を読んで、初めてそんな大会があったことを知った。

日本最大の高校野球大会「甲子園」から名前を取って「まんが甲子園」とも呼ばれる。今年で26回を迎えたこの大会で韓国の高校生が優勝した。

アニメの本場、日本の鼻をへし折った韓国の高校生5人組

ここに書いてあるように、今年は韓国の高校生が優秀している。

それはいい。
それはいいんだけど、この記事のタイトルはもう少しなんとかならないもんだろうか?

アニメの本場の日本は、韓国の高校生に鼻をへし折られたらしい。

この大会で優勝した高校生はこう言っている。

「まんが強国である日本の生徒よりうまく出来るという自信を得た」
「友人や後輩がみんな漫画家・アニメイターの夢にもう一歩近寄る機会になった」

中央日報の記者よりこの高校生の言葉のほうが、ずっと謙虚ですがすがしい。

でも、「日本を打ち負かしてやったゾ系」の言葉をタイトルに入れると、韓国人に読んでもらいやすくなるのは事実。

 

 

最近、フランス人の友人とこんな山にハイキングをしてきた。

そのハイキングの感想を聞いたら、フランス人はこう言う。

「ドラゴンボールで悟空が修行している場所みたいだな。山を降りたら、オレたちも強くなっているんだろ?」

まさかここで、日本のアニメの話が出てくるとは思わなかった。
フランスでドラゴンボールはとても人気があるらしい。
彼も夢中で見ていたという。

 

サッカー日本代表の酒井宏樹選手が今、フランスのマルセイユで活躍している。
雑誌のインタビューの中で、酒井選手はチームメイトからよく日本のアニメについて聞かれると話している。

サッカーダイジェストの記事から。

「例えば(フランス代表MFの)レミ・カベラは『テニスの王子様』の大ファンで、スパイクに主人公の名前(越前リョーマ)を刺しゅうしたりしています。『ルイ・ヴィトン』のバックに『ドラゴンボール』の何かをプリントしている選手もいますが、ちょっと勿体ないですよね(笑)。日本人の僕からすると、『それにプリントしちゃう?』という感覚です」

酒井宏樹も驚愕、同僚MFがハマる“アニメ文化”。「あの主人公の刺しゅうがスパイクに…」

ルイ・ヴィトンのバックに「ドラゴンボール」のキャラクターを貼り付けてしまうというのは、日本で見たことがない。

でもフランス人にしてみたら、日本で10代の女子高生がヴィトンのバッグを持っていることに驚くかもしれない。
作家の中谷彰宏氏の本で、欧米人がそんな日本の高校生を見たら「『あのメイドは主人のバッグを持たされているんだな』と想像する」なんてことが書いてあった。

 

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コロンビアのメイド喫茶
店内には、所狭しと日本のアニメがあるらしい。

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コロンビア人の「メイドさん」

写真はこのブログから→「メデジンのメイドカフェでキューーーン♡

 

ボクはここ10年ぐらい、アニメをほとんど見たことがなかった。
でも最近はアニメを見ることが増えている。
それは外国人の影響だ。

たとえば、「進撃の巨人」はイギリス人からすすめられて見て、すっかりハマってしまった。
トリニダード・トバゴ人からは「るろうに剣心」の良さを聞いて、「牙突」という技もそのトリニダード・トバゴ人から聞いて初めて知った。

日本のアニメやマンガの世界的な影響力にはよく驚かされる。
外国人と話すなら、アニメの知識があるとかなり役立つ。

 

タイのジブリシリーズ。

 

そんな日本のアニメの将来はどうなるか?
というと、明るい話を聞いた記憶がない。

今ではネットでアニメを無料で見ることができてしまう。
アニメ業界も高齢化しているらしい。
「給料が安くて長時間労働を強いられるから、若い才能のあるアニメーターがなかなか育たない」なんてことも、テレビ番組で聞いたことがある。

そこにきて、「まんが甲子園」では韓国の高校生に負けている。
日本のアニメやマンガは、これから大丈夫なんだろうか?

 

明るいきざしがないわけではない。

今年6月にフランスで開かれた「アヌシー国際アニメーション映画祭」で、湯浅政明監督の「夜明け告げるルーのうた」が最高賞のクリスタル賞を受賞している。

この映画祭はアニメの映画祭としては、もっとも長い歴史をもつ権威あるものだという。

海外のメディアもこの快挙を報じていた。

Annecy: ‘Lu Over The Wall,’ ‘Loving Vincent’ Take Top Honors at Annecy Animation Festival

 

 

でもエヴァンゲリオンで有名な庵野監督の言葉を聞くと、日本のアニメの未来が見えてこない。

「アニメ業界はもってあと数年」と庵野監督が発言したことにMBSが更に斬り込んだ解説

 

ひょっとしたら、日本は今が絶頂期にあって、これからゆっくりと坂を降っていくのかもしれない。
マンガやアニメが日本人の手から離れて外国にいってしまったら、もう取り戻すことはできないと思う。

もちろん、そうならないことを願っているけど。

 

ボクの場合、外国人から話を聞いて日本のアニメやマンガのすごさや魅力を改めて思い知らされた。
これらは間違いなく日本の武器になっている。

だから日本のアニメやマンガが衰退しないように、大した額ではないけど、それに関連するものにお金を使うようにしている。

みなさんも、日本の文化であり武器でもあるマンガやアニメに関心をもって、チョイとお金を使ってみてはどうでしょうか?

日本人が日本のアニメを支えていかないと、いつの日か韓国紙に「かつてアニメの本場だった日本の~」なんてタイトルの記事が書かれるかもしれない。

 

 

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今まで、東南アジア、中東、西アフリカに旅をしてきました。外国に行って初めて気がつく日本の良さや特長があります。以前、歴史を教えていたので、その経験もいかして、日本や世界の歴史や文化などをテーマに、「読んでタメになる」ようなブログを目指します。