フランス人にとって韓国とは?韓国人に「衝撃を与えた」その結果

 

はじめの一言

「人びとの愛想のいい物腰ほど、外国人の心を魅了するものはない
(ディクソン 明治時代)」

「逝き日の面影 平凡社」

 

P1210091

 

今回の内容

・都道府県のキャッチコピー
・韓国のキャッチフレーズ
・フランス人にとっての韓国とは?

 

・都道府県のキャッチコピー

日本の都道府県には、それぞれ「キャッチコピー」がある。
でも、ボクが知っていたのは2つだけ。

北海道「試される大地 北海道」と埼玉県「彩の国さいたま」の2つ。

恥ずかしながら、住んでいる静岡県も知らなかった。

静岡県は「ふじのくに 静岡県」というものだけど、これは思いっきり山梨県とかぶってるぞ。
山梨県は「富士の国やまなし」

東京の「らっしゃい」は、イマイチ意味が分からない。
東京都 観光キャッチフレーズ「らっしゃい東京」

意外と地味なのが、大阪。
大阪府「水の都大阪」

自虐的に面白かったのが、佐賀。
佐賀県「佐賀を探そう」

「らしい」のが沖縄。
「ハイサイ沖縄!」

 

 

・韓国のキャッチフレーズ

外国には、その「国らしさ」をあらわす観光キャッチフレーズがある。
ボクが行った中で覚えているのは、タイとインド。

「 Amazing Thailand 」と「Incredible India」

ちなみに、日本の観光キャッチコピーは「Yokoso Japan」。

 

さて、韓国観光のキャッチフレーズをご存じだろうか?
それが、これ。

「Imagine your Korea(想像しよう、あなただけの韓国)」

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この前のキャッチコピーが「Sparkling Korea」というもの。
ボクが韓国旅行をしていて、よく見たのがこの「Sparkling」だから、こっちの方が記憶にある。

 

「Sparkling」を辞書で引くと、「火花を発する、きらめく、光る、ひらめく、光彩を放つ、生き生きした、泡立つ」とある。
日本語にしたら、「きらめく、光る、ひらめく、光彩を放つ、生き生きした韓国」でいいのかな?

 

 

・フランス人にとっての韓国とは?

前に記事を書いているときに、こんな新聞記事(2009年01月12日 中央日報)を見つけた。
これは、2009年のものだから、ちょうど、韓国が「スパーリング」しているころになる。

しかし残念ながら、このときの韓国の「輝き」は、ヨーロッパにまでは届いていなかったらしい。
駐フランス韓国文化院がフランスのアンケート調査機関に依頼して、「フランス人が韓国をどれくらい知っているのか?」という調査をおこなった。
すると、41%が「韓国がどのような国か分からない」という衝撃的な答えが返ってきた。

・韓国を知ってはいても、正しく知ってはいなかった。韓国の代表的な文化を質問すると、半分が「知らない」と答え、残りのほとんどの人が「サーカス」と答えた。

・あまりにも韓国を知らなすぎる回答に苛立ちを覚えた。

・10人中7人(68%)は「韓国について知りたいと思わない」と回答し、衝撃を与えた。要するに、ほとんどのフランス人は韓国に全く関心がないということだ。

<取材日記>フランス人の41%「韓国がどのような国か分からない」

 

新聞記事で、「苛立ちを覚えた」「衝撃を与えた」という表現が韓国らしくて面白い。
でも、これは韓国のことだから日本には関係がない。

 

問題は、これ。
フランスでの韓国の知名度を上げたいためか、フランスで行われた「ジャパン・エキスポ」に、韓国が登場して問題になった。

Japan Expo(ジャパン エキスポ)は、JTS Group主催により2000年からフランス・パリやマルセイユ、アメリカ・サンマテオ等で開催している日本文化の総合博覧会である。(ウィキペディア)

 

ここで「韓流」が登場していて、日本人の嫌韓が刺激された。

ジャパンエキスポのホームページに入ると韓流があふれており、韓国の人気ドラマ・漫画など多くの韓流コンテンツが登場したことから、日本国内では不満が強まっている(ウィキペディア)

 

もう、2016年の韓国は、2009年の韓国とは違うはず。

きっと、今ごろはフランス人も「わたしだけの韓国」を想像しているはず。
今度は、韓国文化の総合博覧会「Korean Expo」をがんばってください!

 

 

 

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    今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。