海外から見た日本の特徴 「世界八大文明」の一つ。

 

始めの一言

「日本間の全般的な色調は、花一輪、清雅な一幅の絵、陶器の一片、あるいは古い青銅製置物を完璧にまで引き立てる。同時に、高価で見事な金塗りの逸品が、これら簡素な事物の中に宝石のように輝いている。-しかもその場の色彩の調和が乱れることがない(モース 明治時代)」「日本絶賛語録 小学館」

 

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インド人の友人は、日本という国をこう言っていた。

「インドと日本の特徴は、インドは『多様性がある国』で日本は『どこでも同じ』ということですね。インドにはいろいろな民族がいて、言葉も州や地域ごとに違います」

 

まあね。
インドのお札を見ると、そこには15の文字がある。

 

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この100ルピー札には、ベンガル語やパンジャーブ語など15の文字で「100ルピー」と書いてある。
お札だけを見ても、インドには15の言語を話すグループがあることが分かる。

 

日本ならどこでも日本語が通じるから、1000円札に15種類の文字を書く必要なんてない。

 

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インドネシア人の友人は、日本をこう言う。

「一言でいえば、『同一性の高い国』ですね。インドネシアの国のスローガンは、『多様性の中の統一』というものです。インドネシアには、いろんな民族や宗教がありますから」

 

インドネシアという国は、「多様性の中の統一」。
それは、日本の外務省もいっている。

 

こうした多種多様な文化,言語,宗教が混在しているインドネシアの国是は,
「BHINNEKA TUNGGAL IKA(多様性の中の統一)」。

まさに多様性こそがインドネシアという国の活力と魅力の源泉といえます。(外務省HPインドネシアという国)

 

インドネシアは、人口では世界最大のイスラーム教の国だけど、キリスト教やヒンドゥー教などいろいろな宗教がある。

 

インドネシアの歴史をみると、ヒンドゥー教の王国があったりポルトガルの植民地になったりしていたときがある。

また、イスラーム商人がイスラーム教を広めている。

 

日本は、昔から神道と仏教が仲良くしていた国で、インドネシアのように宗教が複雑に重なり合う歴史はない。

 

そんなインドネシアでは、国民が宗教を信仰していない無宗教だと、警察に捕まる可能性かあるらしい。

 

信仰の自由はあるといっても完全なものではなく、特に無神論は違法であり、公言をすると逮捕される可能性もある。(ウィキペディア)

 

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中国人の友人は、日本をこう言う。

「私が中国の学校で習った『社会主義の国』って、簡単に言えば、だれもが平等の社会のことです。日本を見てください。誰が金持ちで誰が貧しいか分からないじゃないですか。中国は、こういう国をつくりたかったんです」

 

まあね。
日本の社会では、見た目で貧富の差がほとんど分からない。

 

中国では、ボクみたいな外国人でも、地方出身者は見た目で何となく分かる。着ているものが違うし、やっている仕事も違う。
駅前で宿の案内をしていたり道の掃除をしていたりするのは、だいたい地方出身の人だ。

 

中国では、行く店も「階級」ごとに違っていて、上海のスターバックスで日常的にコーヒーを飲むことができるのは上流の人たちだけ。

マルクスがよみがえって、中国と日本の社会を見くらべたら「私の思想に近い国は、日本です」と言うはず。

 

昌徳宮 ライトアップ (43)

 

韓国人の友人は、日本をこう言う。

「日本は、格差が少ない平等な国です。韓国は、格差がすごくあるんです。大企業と小企業とでは、初任給がまったく違います。もう、生涯の収入も福利厚生も結婚も含めて、韓国ではどこの会社に入るかで一生が決まってしまいます」

 

まあね。
韓国では、みんなが『上』を目指すから、日本とは比べられないぐらい競争が激しい。

 

受験生がパトカーに乗って受験会場に現われたり、「ヒアリング試験の邪魔になる」と航空機の飛行が制限されたりすることは、日本ではありえない。

 

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以上の「外国人から見た日本」は、ボクの周りのふつうの外国人から聞いた話。
みんな大学を卒業しているけど。

 

今回はちょっとまじめに、「国際政治学者」の目から見た日本を紹介したい。
それも、ただの学者ではない。
「リアリズムを基調とした保守的な思想で知られる国際政治学の世界的権威である(ウィキペディア)」という人。

 

アメリカの国際政治学者である「サミュエル・ハンチントン」は、著書「文明の衝突」で、世界を次の八つの文明圏に分けている。

「西欧文明」「ラテンアメリカ文明」「アフリカ文明」「中華文明」「ヒンドゥー文明」「東方正教会文明」「イスラム文明」と「日本文明」。

 

案外、日本人のなかに「日本は中国文明に入っているんじゃないの?」と思う人が多いかもしれない。

そのことについて、サミュエル・ハンチントンはこう言っている。

 

一部の学者は日本の文化と中国の文化を極東文明という見出しでひとくくりにいている。だが、 ほとんどの学者はそうせずに、日本を固有の文明として認識し、中国文明から派生して西暦100年ないし400年の時期にあらわれたと見ている
(文明の衝突  サミュエル・ハンチントン)

 

ということで世界では、ほとんどの学者は日本と中国とを別の文明だと考えているらしい。

 

ちなみに、この「日本は世界の八大文明の一つ」という考えは、明治時代に日本を訪れたシドモアというアメリカ人女性もいっている。

 

「世界八大文明の」一翼を担う伝統ある日本は、今や中世的美風や東洋的画趣を惜しげなく捨て去っています
(シドモア日本紀行 講談社学術文庫)

 

その「日本文明」には、次のような特徴がある。

世界のすべての主要な文明には、二カ国ないしそれ以上の国々が含まれている。日本がユニークなのは、日本国と日本文明が合致しているからである(文明の衝突 サミエル・ハンチントン)

 

「中華文明」は中国だけで成立しているわけではなくて、韓国・ベトナム・北朝鮮そのなかに入っている。

 

それにしてもなんで日本という国は、それい1国で固有の文明だと考えられているのか?

「日本を固有の文明として認識し、中国文明から派生して西暦100年ないし400年の時期にあらわれたと見ている」と書いてあるけど、それ以上に具体的な記述がない。
正直ボクには、はっきりした理由が分からない。

 

「西暦100年ないし400年の時期」というと、日本は弥生時代で銅鐸をつくっていたり、卑弥呼が女王だったりしていた。
このころの日本で、中国文明から派生したような出来事ってあったっけ?
よく分からない。
何か心当たりがある人がいたら、ぜひ、教えてほしい。

 

でも、世界的な学者から見たら、日本という国にはこんな特徴があることは覚えていおいてもいい。

「ユニークなのは、日本国と日本文明が合致している」ということ。

 

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6 件のコメント

  • 起源100~300年というと倭国が大和へ東遷してきたころじゃないですか?
    大和朝廷が始まったころ。
    それ以前の倭国は中華文明と認識されているんでしょう。

  • コメントありがとうございます。
    確かに、ヤマト政権の成立がありましたね。
    「文明の衝突」では、キリスト教の文明とイスラーム教の文明のことをメインに書いていて、
    中華文明や日本文明については、あんまり書かれていないんです。
    もうちょっと、この辺を詳しく書いてほしかったなあ、と思ってしまいますね。

  • ハンチントン自体は、その後第三の波。比較政治学における近代民主主義論理に関心を移行してしまいましたよね。かなり名著だと思いますので、是非おすすめします。世界の民主化には三回の波と二回の揺り戻しがあって、民主主義国が増加するとその反動で非民主主義国も増加するって理論です。現在は、第三の波の延長か?アラブの春はどう判断すべきか?アメリカやフランスに台頭してきた保護主義は?など議論がつきません。面白いですよ

  • とても深い内容のコメントありがとうございます。
    「民主主義国が増加するとその反動で非民主主義国も増加する」というのは、因果関係が興味深そうですね。
    アラブの春については、知り合いのチュニジア人は否定してましたね。
    「混乱が広がった」と。
    チュニジアには戻らす日本にいたいそうです。
    これも今後どう変わるか分かりませんけどね。

  • 遅いコメですみません。
    細かい事は省きますが、大和朝廷の成立=皇統の成立が大きいのでは、と考えています。
    これによって世界でも類を見ない王朝が交替しない国になりました。
    多少の差はありますが、王朝交替→前王朝の事績の否定が生じます。
    正に中国との比較が判り易いのですが、中国は何回もの王朝交替(前時代の否定)がありました。
    比べて日本は…ざっくりとですがこれが中国文明と分かれてきた要因ではないかと考えています。

  • コメントありがとうございます。
    なるほど、たしかにそうですね。
    日本は将軍は何回も変わりましたが、天皇は一度も変わっていません。
    これは日本の大きな特徴です。朝廷と幕府が同時に存在する朝幕併存なんて政治制度は海外にはありません。
    皇統の成立はたしかに見逃せないポイントですね。

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    今まで、東南アジア、中東、西アフリカに旅をしてきました。外国に行って初めて気がつく日本の良さや特長があります。以前、歴史を教えていたので、その経験もいかして、日本や世界の歴史や文化などをテーマに、「読んでタメになる」ようなブログを目指します。