反日活動を続けるのなら、韓国は日本に期待すべきでない。

 

「チャイナドリーム」が「悪夢」になった

韓国紙の中央日報の筆に力がない。

これは中国によるサード報復のことを言っている。
サードとはアメリカ軍の迎撃ミサイルのこと。

日本と同じく、韓国も北朝鮮のミサイル攻撃の脅威にさらされている。
それで、「5000万人の国民の生命と財産を守るためにはサードが必要(東亜日報)」ということになって、国内にこのサードを配備した。

 

でも、これに中国が大激怒。
このサードを撤回させるために、韓国に対してありとあらゆる経済的圧力を加えている。
圧力というレベルではない。
経済制裁といったほうがいい。

これを韓国では「サード報復」と呼んで恐怖している。

 

「チャイナドリームが悪夢になった」というのは、「中国で成功してやる!」と巨大市場の中国に進出していた韓国企業がサード報復を受けて、経営に大きなダメージを受けていること。

例えば、韓国の大型スーパーのEマートは中国からの撤退を決めた。

同じく大型スーパーのロッテマートは、中国にある99店舗のうち87店舗が営業中止になっている。
そのため、1日当たり30億ウォン(約2億8600万円)近い損失を出している。

 

そんなことを、最近このブログの記事で書いた。
でも今日の中央日報の記事を読んで驚いた。
ロッテマートも中国での事業をあきらめて撤退することなったと書いてある。

それで記事では、「ロッテが中国から受けた報復を見るとため息しか出ない」と肩を落としている。

 

 

悪夢を見たのは大型スーパーだけではない。

韓国の自動車メーカー(現代・起亜自動車)も中国での売上高が半減したという。
化粧品・衣類・飲食料メーカーも赤字が続いている。

韓国観光業の惨状も目を覆(おお)うばかり。

現代経済研究院によると、5カ月間で中国人観光客は40%(333万人)減り、観光損失額は7兆6000億ウォンにのぼる。年間では約800万人減少、損失額18兆ウォンと推定される。

韓経:【社説】「もう中国に依存も期待もすべきでない」という教訓=韓国

中国のサード報復によって、韓国経済は想像できないほどのダメージを負っている。

でも、韓国政府は中国に対して何もしていないらしい。
「こうした中国に韓国政府が言うべきことを言わないのは納得しがたい」、「政府は関係改善ばかり期待している」と中央日報が怒っている。

10月には韓中通貨スワップが満期をむかえる。
でも今の中国がこれを延長するはずがない。

 

韓国が何をしても、中国はサード報復をやめようとはしない。
それで記事のタイトルのように、「もう中国に依存も期待もすべきでない」と切なくなるようなことを書いている。

 

 

この韓国紙の記事に対して、日本のインターネットではこんな意見が見られた。

韓国を突き放すようなコメント。

「最初から分かっていたこと」
「もう手遅れだろ、何もかも」

 

韓国を心配するようなコメント。

「依存しないのは結構だが、中国なしでやっていけるの?」
「依存すべきでないと簡単に言うが、今の韓国が中国依存やめて生きていけるの?」

 

中国での事業のむずかしさを指摘するコメント。

「儲かってるうちに中国人に売りつけて逃げるのが一番なんだが今となってはね」
「ロッテマートは、早い時期での損切りが出来なくて莫大な損失を被ったか。判断ミスだな」
「中国は撤退が難しいんだわ。負債は綺麗サッパリと清算しないとダメ出し、金目の資産は国外に持ち出せない。日本企業も、撤退を決めたがいいが上手く行かずに経営が傾いた企業が多々ある」

 

 

日本との関係にふれるコメントもある。

「日本みたいに焼き討ちされない分まだましだろ」
「日本にも期待するなよ」
「韓中スワップ来月10日で終わりか、日本は選挙モード、悪いな」

 

そしてやっぱり、慰安婦問題と徴用工問題にふれるコメント。

「慰安婦像が韓国を遠ざける守護神になろうとは…徴用工像は日本企業との関係を疎遠にするだろうし」

慰安婦問題は2015年の日韓合意で完全に終わっている。
今の韓国はそれをまた持ち出して、日本に反省や謝罪を求めている場合ではないだろう。

そして徴用工問題では、また新しい問題が生まれようとしている。

朝鮮日報の記事(2017/09/17)から。

旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する「平和の少女像」が設置された釜山の日本総領事前に韓国の労働組合組織が植民地時代に強制徴用された労働者を象徴する像を設置する動きを見せており

釜山日本総領事館に新たな火種 徴用工像設置の動きに悩める自治体

今の韓国は、「平和の少女像」を撤去しないといけない立場のはず。
それなのになんで今度は徴用工の像を建てるのか?

でもこの動きを見せているのは民間の団体。
こんなことをされたら、日本との関係はさらに悪化するに決まってる。

それで担当の釜山市東区は対応に頭を悩ませている。

 

 

中国のサード報復で大打撃を受けているにもかかわらず、韓国は中国には何もしない。
中国には何もしないで、日本に対しては「今それをする必要があるの?」と首をひねってしまうようなことをする。

最近、韓国の外務省はホームページに、「日本海ではなくて東海と呼-びましょう」といったことを国際社会に広める動画を掲載した。

こんなことをされたら、日本が黙っているわけがない。
産経新聞の記事(2017.9.14)から。

駐日韓国大使館に抗議した。日本外務省は「日本海という名称は国際的に確立した唯一の名称で、わが国の立場として、受け入れられない」と申し入れた

日本外務省が抗議 韓国の日本語による「東海」主張動画 に 「国際的に確立した唯一の名称」

慰安婦問題についても相変わらず動きは活発だ。

朝鮮日報の記事(2017/09/17 )にこう書いてある。

米国サンフランシスコで今月22日(現地時間)、慰安婦記念碑の除幕式が行われると17日付産経新聞が報じた。

米サンフランシスコ、9月22日を「慰安婦の日」に制定へ

この碑文には、慰安婦が「少女」で日本軍の「性奴隷」にされたと書いてあるらしい。
少女も性奴隷も事実ではない。
日本政府が明確に否定している。

これに加えて、9月22日が「慰安婦の日」になるという。
もしそうなったら、どうなるか?

「慰安婦の日」が制定されれば、毎年関連行事などが開かれ、反日活動が恒常化する恐れがあると同紙は指摘した。

そりゃそうだろう。
毎年その日が来たら、何らかの反日イベントが開かれるはず。

日韓関係にとってハッピーであるはずがない。

 

 

終わったはずの慰安婦問題や徴用工問題を韓国が持ち出していたら、韓国がいくら困っていても、日本から手を差し伸ばすことなんてできないだろう。

当然今のままでは、日本が韓国と通貨スワップの協定を結ぶこともできない。
日本と通貨スワップ協定を結べなかったら、韓国はますますピンチになるはず。

韓国が日本にとって大事な隣国というのは間違いない。
北朝鮮の核・ミサイル問題に対しては、日米韓が協力して対応しないといけない。

 

時どきネットで、「隣国の韓国が困っているときは、日本が支援するべき」といった意見を見ることがある。
それは韓国が反日活動をおさえたら、という条件でするべきだ。

韓国が今のように、反日を続けながら日本に経済的な何かを求めるのはムリがある。
先ほどあったコメントのように「日本に期待するなよ」で終わり。

今の韓国の反日は自分で自分の首を絞めているようなもの。
自業自得の面が大きいのだから、日本が気をつかう必要はない。

慰安婦・徴用工・東海の問題で日本を怒らせているなら、韓国はもう日本に期待してはいけない。

 

 

なんてことを書いてきたけど、個人的には、今韓国が困っているのは反日を抜け出す良い機会になるかもしれないと思っている。
というかそれを期待している。

韓国が約束どおり日本大使館前に置かれた慰安婦像を撤去したら、日本は通貨スワップの協議に応じるべきだと思う。
結ぶかどうかは別として。

今の韓国は中国からサード報復を受けて困り切っている。
反日さえなくなれば、多くの日本人は韓国を支持するはず。
「嫌韓」と呼ばれる人たちも、嫌いなのは韓国人ではなくて反日感情だと思うから。

 

韓国が反日をしていれば、韓国が損をする。
反日を止めるか抑えたら、韓国は得をする。

そんな経験に加え、「何だかんだいって、困ったときに頼りになるのは日本だ」と韓国が思ってくれたら、日本との関係は良くなる。
少なくとも今よりは。

「そんな甘い予測は期待すべきでない」なんて言われるかもしれないけれど。

でも韓国がここまで困っても、反日をまったく止めようとしなかったとなら、反日はこれからもずっとなくなることはないと思う。
それでは、日韓関係も未来志向にはならない。

 

 

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今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。