今のヨーロッパは未来の日本!?イスラムフォビア(恐怖症)って何?

 

ちょっと前に、イスラーム教徒の女性が着る服について紹介した。

まずはこの写真を見てほしい。

全員、イスラーム教徒の女性だ。

ヒジャブで髪を隠すインドネシア人のイスラーム教徒。

 

目だけは見せるニカーブを着ているイエメンのイスラーム教徒。

 

目も隠すブルカ
ブルカはアフガニスタンに多い。

 

こうしたイスラーム教徒の女性の服装のきまりには、それなりの理由がある。
そのことについてはこの記事をご覧ください↓

イスラム教徒の女性の服装。“美しい部分”を隠す理由とは?

 

イエメンの子どもたち

 

このブルカをめぐって、今ヨーロッパで大きな問題が起きている。

「公共の場所で、イスラーム教徒の女性がブルカを着ることを許可するべきか?法律で禁止するべきか?」

フランスはブルカの着用を禁止した。
その理由は、「治安維持と共生」のためだという。

ニューズウィークの記事(2014年7月10日)にそのことが書いてある。

ブルカで顔を覆い隠す行為は治安維持や人々の共生を難しくする恐れがあるというフランス政府の主張を認め、着用禁止は思想・良心・信教の自由を侵害していないとの判断を示した。

「ポカリスエット」のアラビア語

 

イスラーム教徒の女性は、身体の「美しい部分」を見せてはいけない。

だから水着もこんな感じになる。

ウィキペディアから。

 

こんなイスラーム教徒の女性用の水着を「ブルキニ」という。

ビキニと先ほどのブルカで「ブルキニ」になる。

イスラーム教の教えに合うように、手足の先と顔だけが出ている。
また、ボディーラインが出ないように、身体に密着しないようなデザインにもなっている。

 

フランスはこのブルキニも禁止している。
イスラーム教徒の女性がブルキニを着用することが、「基本的自由を侵害する深刻かつ明白な違法行為」に当たると判断された。

フランスではここ数年、イスラーム過激派によるテロが何回も起きている。
それで市民が不安になっているらしい。

それでブルキニ着ることも禁止された。
ニューズウィーク誌の記事から。

フランスは現在でもイスラム国によるテロの標的になっており、イスラムを想起させるブルキニは人々に恐怖と不安を与えるというのが、首長たちが抱く禁止の動機である。

【ブルキニ問題】「ライシテの国」フランスは特殊だと切り捨てられるか?

画像は上のニューズウィーク誌の記事から。

 

ここに「イスラムフォビア」と書いてある。

これはイスラム恐怖症のこと。
欧米には、過激派によるテロのため、イスラーム教徒を憎悪したり偏見の目で見たりする風潮がある。

日本では殆ど見られないが、米国やイスラエルなどでは、特にアメリカ同時多発テロ以後に、イスラム教自体や相手がイスラム教徒であるというだけで恐怖や厭悪の感情が湧き起こるイスラモフォビアが発生し蔓延している。

「ウィキペディア」

 

今の日本では、「イスラムフォビア」はほとんど見られない。
でも、これかどうなるかはわからない。

ひょっとしたら、これはもうすぐ日本でも問題になるかもしれない。

 

今年(2017年)、東京駅にイスラーム教徒のための「お祈りスペース」ができた。

これから日本に来るイスラーム教徒の数が増えることは間違いない。
日本の社会全体でも、イスラーム教徒を迎える用意ができつつある。

 

ボク個人としては、インドネシア人のイスラーム教徒と友人のつき合いがあるから、イスラーム教徒に対して「イスラムフォビア(偏見や憎悪)」を持ってはいないと思う。

でも、たくさんのイスラーム教徒が日本で暮らすとなると、いろいろな問題は起こって当然。

浜松市でも、「イスラーム教徒の子どもが食べられるような給食を出してほしい」という要望が出ている。
でもこれを実現するためには、かなりの税金が必要になる。
これはむずかしいだろう。

 

今のヨーロッパは、未来の日本なのかもしれない。

ブルカ・ブルキニ・イスラムフォビアといった問題は、これからの日本でもきっと起こる。
イスラーム教徒の人たちとうまく共生できるように、ヨーロッパでの動きを見ていくことは大切だ。

 

おまけ

イエメンのレストラン

 

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今まで、東南アジア、中東、西アフリカに旅をしてきました。外国に行って初めて気がつく日本の良さや特長があります。以前、歴史を教えていたので、その経験もいかして、日本や世界の歴史や文化などをテーマに、「読んでタメになる」ようなブログを目指します。