常識の違い。日本人は巨大な蛇に、インドネシア人は熊に驚く。

 

ネットの掲示板を見たら、たまたまこんなニュースがならんでいた。

 

それぞれほぼ同じ時に、北海道・東京・インドネシアでおきた衝撃的なできごと。

【北海道】ヒグマに襲われ73歳男性死亡 首や太もも“えぐられたような“爪痕
【東京】JR新宿駅構内に「大便が点々と…」「30メートル級」報告にネット騒然
【インドネシア】男性襲った巨大ニシキヘビ(全長7.8m)、住民たちにフライにして食べられる

 

この3つのなかで、何に1番驚くか?
それはその人の常識による。
自分が当然と思っていることから、もっとも遠く離れたものに驚く。

 

ボクだったら、東京でのできごと。

新宿駅で「大便が点々と・・・」というのは、ボクの常識や日常からかけ離れている。
「北海道で人がヒグマに襲われた」とか「インドネシアで巨大ニシキヘビが」というニュースは、前に見たり聞いたりしたことがある。
でも、東京事変は前代未聞。

日本の近くにある国なら、おこりえるかもしれない。
なんせ中国を旅行していたとき、鉄道の駅の構内でう〇こを実際に見たことがあるから。

 

インドネシアの面積は日本の約5倍。
日本では想像できないようなことが起きても不思議じゃない。

 

自然豊かなインドネシアにはオランウータンがいる。

オランウータンとは、「森の人」という意味。

オランウータン(orangutan)

《マレー語で、「オラン」は人、「ウータン」は森の意》霊長目ヒト科に分類される哺乳類の一属。

「デジタル大辞泉の解説」

 

これはインドネシアに住んでいた日本人から聞いた話。

その日本人とインドネシア人ドライバーが田舎を走っていたときのこと。
彼が車の前方に丸太が転がっているを見つけた。

「なんで道にこんな丸太があるんだ?」

と思ったら、それは大きなニシキヘビだった。
ドライバーの話では、車で走行中、ニシキヘビをふんでしまうと車がはじけ飛ぶことがあるという。

「首都のジャカルタは日本にも負けないぐらいの都会なんです。でも、田舎に行くとそんなところもあるんです。インドネシアって、いろいろとギャップが激しいんですよ」

前にこんな話を聞いたことがあったから、「男性襲った巨大ニシキヘビ(全長7.8m)、住民たちにフライにして食べられる」というニュースを見ても、それほどは驚きはしなかった。

それはすでに、ボクの常識の範囲内のこと。
「インドネシアの田舎なら、そういうこともあるんだろうなあ」と。

 

でも写真を見たら、かなりビビった。

さすが全長7.8m。

写真と記事はAFPの記事(2017年10月4日)から。

インドネシア・スマトラ(Sumatra)島で、男性警備員が巨大なニシキヘビに腕をかまれて切断寸前となったが、同僚らに助けられた。警察幹部が4日、明らかにした。その後ヘビは地元住民たちに殺されて食べられてしまったという。

男性襲った巨大ニシキヘビ、住民たちに食べられる インドネシア

ところで、なんでこの男性警備員がニシキヘビに腕をかまれてしまったのか?
それは、この男性がニシキヘビを食べようとしたから。

この人は蛇が大好きらしい。
それで好物のニシキヘビを見つけて捕らえ、麻の袋に蛇を詰めこうもうとしたときに、怒った蛇から反撃を受けて左腕をかまれてしまった。

この記事を読んでいると、被害者はむしろニシキヘビのような気がしてくる。
もし、この男性警備員が蛇を捕まえようとしなかったら、ニシキヘビは彼に襲ってこなかっただろう。

 

それにしても、写真のようなヘビに襲われて腕をかまれるなんて、想像すらしたくない悪夢だ。

逆ギレした蛇に男性が襲われていたとき、地元の人たちが助けにかけつけた。
そしてその後、「地元住民たちはヘビを殺して死骸を村内でさらし者にし、さらにフライにして食べて楽しんだ」というこ。

「巨大なニシキヘビに腕をかまれて切断寸前となった」とか「地元住民たちはヘビを殺して死骸を村内でさらし者にし」とかって、おきていることはかなりのホラー映画。
なんだけど、記事の最後は「フライにして食べて楽しんだ」と、なんかほのぼの系の話になってる。

画像は上の記事から。
こんなニシキヘビを見て、「これをつかまえて食べよう♪」と考えたことに驚く。

 

このニュースには日本人からも驚きの声がよせられていた。

・でけぇ
わにかとおもった

・( ・ω・)ヘビー級やな

・特撮にありそうなさいず

・襲ったのは男でヘビは反撃しただけじゃ

・このヘビ食おうと思って麻袋で挑むとか勇者にも程がある

・なんでその大きさを好物だからって食べようとしたんだ

・B級映画のCGみたいだな

・こんな神楽みたいなヘビ本当にいるんだ?

 

首都のジャカルタ。
このへんにはニシキヘビはいないと思う。
ちなみに、日本語の「ジャガイモ」はこの「ジャカルタ」に由来する。

 

でもインドネシア人からしたら、このできごとよりも「北海道で男性がヒグマに襲われて死亡」 のニュースにほうに衝撃を受けると思う。

日本に住んでいたインドネシア人にこんな話をしたことがある。

「日本にはヒグマがすんでいて、人が殺されることもある」

これを聞いた彼は驚きのあまり、言葉を失った。
まさに絶句という状態。

「日本でそんなことがおこるんですか?」

と信じられない顔をして言う。

「日本にも危険な生物はいるよ。沖縄にはハブという毒蛇がいて、それにかまれて人が死ぬこともある」

「それはわかります。蛇にかまれて死んでしまうことはインドネシアでもあります。危険な蛇は世界中にいますから。でも、熊は全然ちがいますよ」

彼の頭の中では、蛇にかまれて亡くなることは常識の範囲内。
だから、そんなニュースを知っても驚くことはない。
でも、「日本のような先進国で人が巨大な熊に襲われて殺される」というのは完全に想定外で、映画の話のように聞こえるらしい。

結局、日本人にしろ外国人にしろ、何に驚くのかはその人の常識とのギャップによるってことですね。

 

タイの街でお坊さんを見かけても驚くことはない。
前から知っていたし、これは想像の範囲内。

 

でもタイで、お坊さんの死体に金箔をはるのはビックリ。
これは常識をこえていた。

 

さらに、タイのニューハーフのレベルの高さにも驚く。

この画像はこのタイのメディアから。

 

YoshiRinradaから。

 

おまけ

この記事を書いた次の日には、インドネシアで人がマレーグマに襲われて亡くなったというAFPのニュースがあった。

インドネシアで夫婦がマレーグマ1頭に襲われ、妻が死亡、夫が重傷を負った。地元警察当局が4日、明らかにした。同国ではマレーグマによる人の襲撃がまれに発生している。

マレーグマが夫婦襲う、妻死亡 夫重傷 インドネシア

インドネシアでも、熊に襲われることがまったくないわけではないらしい。

 

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今まで、東南アジア、中東、西アフリカに旅をしてきました。外国に行って初めて気がつく日本の良さや特長があります。以前、歴史を教えていたので、その経験もいかして、日本や世界の歴史や文化などをテーマに、「読んでタメになる」ようなブログを目指します。