韓国と中国の関係、2年でこの悪化ぶり。絶好調から最悪へ。

 

韓国にとってもっとも恐ろしいことの1つは、経済危機をむかえること。

過去にそれがあった。
今からちょうど20年前、1997年に韓国は国家破綻の危機をむかえ、IMF(国際通貨基金)の救済を受けた。

くわしいことはウィキペディアをどうぞ→IMFによる韓国救済

このとき韓国はかつてないほどの危機におちいって、「3度目の亡国」とまでいわれた。

この百年間の歴史に起きた三度目の亡国体験 「(反日を捨てる韓国 )呉善花)」

ちなみに、1度目の亡国は1910年の「日韓併合」で、2度目は1950年の「朝鮮戦争」。
そして3度目がこのIMFの管理下に置かれたこと。

このときは韓国経済だけでなく、韓国人のプライドもボロボロの状態になる。

韓国がそんな悪夢を回避するためには、外国と通貨スワップ協定を結ぶことがとても有効。

でも今の韓国には大きな不安があった。

 

 

今韓国は中国と通貨スワップ協定を結んでいる。
でも、これが10月10日に満期をむかえる。
もう目の前だ。

韓国としては、ぜひともこの通貨スワップの延長をしたい。

でも中国はどうかな?
韓国がサードを配置したことで、中国は大激怒している。

今のところ、中国が「通貨スワップを延長しよう♪」なんてことは言っていない。
最悪レベルにまで悪化した韓国と中国の関係からしたら、通貨スワップの延長はムリだろう。

でも現状で、韓国経済はけっこう危ない。
レコードチャイナの記事(2017年10月6日)で、韓国の大学教授がこう警告している。

「米国が金融政策を正常化する過程で、危機が迫れば必要な外貨を緊急カバーするのにおおむね1000億ドル(約11兆2600億円)以上不足している」

韓国が頼りにする中韓通貨スワップ満期までわずか、結局延長できず?

今の韓国は、経済危機を防ぐための十分な外貨(ドル)をもっていない。

韓国が困っていることは中国もよく知っている。
でも怒った中国は、韓国をさらに困らせようとする。

今の韓国から聞こえてくるのは中国への恨みの声だ。
先ほどのレコードチャイナの記事から抜き出してみる。

「もう中国に振り回されるのは終わりにしよう」
「通貨スワップを結んでいたいとしても、中国の金は信用できない」
「中国との協定なんて信用できるか」
「全通貨スワップの45.8%も信用できない中国と協定を結んでいたことに驚いた」

 

「中国は信用できない」って、2015年の慰安婦問題の日韓合意はどうなったんだ?
韓国が約束を守ってくれることを、日本は首を長くして待ってるワケですが?

 

 

思い起こせば、2年前、2015年の韓国と中国の関係は絶好調だった。

蜜月と言っていい。

みつ‐げつ【蜜月】

《honeymoon》
1 結婚して間もないころ。ハネムーン。
2 親密な関係にあること。「両派の蜜月時代」

デジタル大辞泉の解説

当時の朴槿恵(パク・クネ)大統領は、中国でおこなわれたある式典に参加した。

「中国人民抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利70周年記念式典」という長い名前の式典。
このとき朴大統領は習近平国家主席と天安門で並んで立っていた。

この式典は日本に対する「勝利」と、中国が軍事大国となったことを世界にアピールすることがねらい。
だから、日本は中国から招待されていたけど、これを断った。
欧米の首脳もこの式典には行かなかった。

西側の民主主義陣営から出席したのは韓国だけ。
だからこそ、当時の中国は韓国を大歓迎したわけだ。

 

朴大統領・プーチン大統領・習近平国家主席の貴重な3ショット。
画像はウィキペディアから。

 

でもそんな韓国を、日本や欧米諸国は冷ややかに眺めていた。
「おまえ、何してんの?」と

特に日本との関係は最悪。
「朴前大統領は当時、日本とはほぼ絶縁状態に見えた(朝鮮日報)」というほど冷え切ってしまう。

「脱亜入欧」ではなく、「脱欧入中」という状態。
韓国は西側陣営を離れて中国へと傾斜していく。

これは、「韓国の立場では一種の外交的な賭けだった(朝鮮日報)」という。

くわしいことは朝鮮日報のこのコラムをごらんください。

中国の対韓報復は地政学的ゲームだ

 

 

今となっては、韓国と中国の蜜月の関係は「only yesterday(つい昨日)」という感じ。

韓国の賭けに完全に失敗した。
わずか2年もしないうちに、中国と韓国の関係は過去最低レベルにまで悪化してしまう。

激怒した中国は今、いろいろな経済圧力を韓国に加えている。
(10月5日時点で)通貨スワップの延長をしていないのものその1つ。

「これからも中国とはいい関係が続く!」と中国頼みでやってきた韓国は今、大きな逆風に苦しんでいる。

 

 

でも、中国頼みでやってきた日本企業も、反日感情が高まったときには同じような逆風で苦しんだ。

強みは状況が変わると、あっという間に弱みになる。
中国との関係は、次の瞬間に何が起こるのかわからない。

リスクは分散させておかないとダメですね。

それは個人もいっしょ。
その人を成功に導いた最大の理由が、時代や環境が変わると、一転して失敗の最大原因になってしまう。
成功体験は、成功したら忘れることが大事ですね。

 

 

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今まで、東南アジア、中東、西アフリカに旅をしてきました。外国に行って初めて気がつく日本の良さや特長があります。以前、歴史を教えていたので、その経験もいかして、日本や世界の歴史や文化などをテーマに、「読んでタメになる」ようなブログを目指します。