韓国の整形手術で大失敗。女性の中国人観光客、帰国できず。

 

「旅の恥はかき捨て」なんて言葉がある。

たびのはじはかきすて【旅の恥はかき捨て】

旅先では知る人もいないし、長く滞在するわけでもないから、恥をかいてもその場限りのものである。

「大辞林 第三版の解説」

海外旅行に行くとこの思いは強くなる。
外国で失敗したり恥をかいてたりしても、誰かに気づかれることはない。

でも、これはネットが広がる前の時代の話。
今の社会で「恥をかいてもその場限り」は通用しない。

他人がそれを写真にとってSNSに投稿したら、恥は世界中に広がってしまう。

 

 

つい最近、国慶節こっけいせつの連休を利用して中国人が世界中に旅立った。
*国慶節とは、中国の建国記念日のこと。

さすがは人口世界一の中国。
2017年の国慶節の連休中、旅行に出かける人は7億人だという。
日経新聞の記事から。

中国の国慶節(建国記念日)を祝う大型連休が1日始まった。期間中、延べ約7億1千万人が国内外に出掛けると予想され、日本は当局の団体旅行制限にもかかわらず依然として人気の渡航先。

中国、国慶節連休始まる 7億人旅行

7億人となると、「人類の8人に1人」になる。
まさに民族大移動。

これだけの中国人が旅行に行ったら、海外で失敗する人も出てくる。

国慶節の連休中、韓国に行って思わぬトラブルに巻き込まれた中国人観光客がいた。
それを第三者がSNSに投稿したことから、世界的な話題になってしまった。

 

 

韓国は整形大国として世界的にも有名。
そのために韓国へ行く中国人女性も多い。

むかし韓国(朝鮮)は、中国によく礼をつくすことから「東方礼儀の国」と呼ばれていた。
今では、「東方美容の国」になっている。

でもこのほど、手術後の顔とパスポートの顔写真とが違いすぎて、災難にあった中国人観光客がいた。
「本人かどうか確認できない」という理由で、空港での出国手続きを受けられず、中国に帰ることができなかったのだ。

このできごとは、中国メディアをはじめ世界中のメディアで伝えられた。

 

これが韓国の空港でパスポートを手に持ち、途方に暮れている中国人の女性。

こんなことが起きないように、中国東方航空では、整形手術を受けから15日後に飛行機に乗ることができるようになっている。
また、手術をしたクリニックにはその証明書を出すように求めている。

According to Chinese Eastern Airline regulations, passengers who have undergone plastic surgery are only allowed to fly 15 days after surgery. In addition, clinics are also required to provide documentation to prove the patients identity.

Women Stranded in South Korea Because No One Recognizes Them After Plastic Surgery

このニュースを知った外国人の反応。

・This’s sad
(これは悲しい)

・South Korea has become the Plastic surgery capital of the world
(韓国は整形手術で世界の中心地(首都)になっている)

 

朝鮮日報の記事(2017/10/10)によると、「微博(ウェイボー)」という中国版ツイッターでこのことが拡散された結果、「いいね」が6万6000件、リツイートも2万3000件という「お祭り状態」になってしまった。

ほとんどのネットユーザーは「親でも分からないんじゃないか」「どうしたらあんなに顔が腫れるんだ」などと辛らつなコメントを寄せた。3人が中国に帰国できたのかは確認されていない。

韓国で整形手術の中国人3人、「顔が違い過ぎて」出国できず

誰かがウェイボーに投稿したことから、これが世界的に大拡散された。
その場限りの「旅の恥はかき捨て」とはいかなかった。

この恥は半永久的に残るだろう。

*後日、このニュースは「間違いだ」という報道があった。

韓国法務部「整形した中国人の出国不許可騒動は偽ニュース」

 

 

中国で、韓国の女優や歌手にあこがれて韓国で整形手術を受ける女性はかなり前からいた。

これはきっと日本も同じ。

でも、そうした女性の増加と比例して、手術費用や医療ミスをめぐる問題も増えていく。

上のニュース画像からすると、これも手術の失敗だろう。
女性の顔に包帯をグルグル巻きにした状態で、クリニックの外に出している。
「整形手術後に回復していない可能性があり(レコードチャイナ)」という。

 

これはクリニックに相当の問題や責任がある。

韓国政府も、整形手術での失敗やトラブルを重くみて、対策に乗り出してはいた。
AFP通信の記事(2015年3月2日 )から。

韓国政府は2月、一大産業である美容整形がけん引する「医療観光」の振興を維持するため、違法な仲介業者や無認可のクリニックを取り締まる方針を発表した。

韓国で美容整形受ける中国人女性、医療ミスなど問題増

でも、こんなニュースを見ると、問題のある美容クリニックがまだまだたくさんありそうだ。
韓国で整形手術を受けるのは本人の自由。
だけど、「格安」だけはやめたほうがいい。

 

韓国の整形事情については、アメリカ人も「これ、信じられるか?」と驚いていた。
くわしいことはこの記事をどうぞ。

旅㊶アメリカ人が感じた整形大国の韓国。2つの「やり過ぎ」。

 

 

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今まで、東南アジア、中東、西アフリカに旅をしてきました。外国に行って初めて気がつく日本の良さや特長があります。以前、歴史を教えていたので、その経験もいかして、日本や世界の歴史や文化などをテーマに、「読んでタメになる」ようなブログを目指します。