慰安婦問題②偽情報を信じる韓国社会に、勇者現る!勇気の代償は?

 

今回は下の記事の続編です。

慰安婦問題①デマを真実と信じる人は根拠を求めると怒り出す。

 

「まだ、その記事を読んでないんだが?」という人のために、前回の内容を簡単に説明させてほしい。
「もう、その記事を読んだんだが?」という人は、マーライオンの写真から読み進めてほしい。

 

今は新聞週間の真っ最中。
で、今年の標語はこれ。

「新聞で見分けるフェイク知るファクト」

「偽情報ではなくて事実を知ること」って大事ですねえ。

今、世界中でフェイクニュース(偽情報)が出回っていて多くの人がだまされている。
去年のアメリカ大統領選挙の結果にも、このフェイクニュースが影響をあたえたと言われている。

間違った情報によって国の未来が決まってしまったら、冗談じゃない。

 

そんな社会を背景に、新聞週間がはじまった15日の読売新聞と毎日新聞では、社説で「ファクト(事実)」を知ることの大切さを訴えていた。

これが毎日新聞の社説。

偽情報が紛れ込むことによって、社会で基本的な事実認識が共有しづらくなることだ。デマを信じる人と議論し、合意を求めても、理解を得るのは難しい。

きょうから新聞週間 フェイクは民主制を壊す

いぐざくとりぃ、そのとおりです。
偽情報を「事実だ!」と信じている人と議論して、合意を求めることは本当にむずかしい。

 

2017年の今になっても、日韓の慰安婦問題についてこんなことを信じている人たちがいる。

「朝鮮の女性は旧日本軍によって強制連行され、慰安婦にされたんだ!」

これを真実だと思っている人が本当に今でも日本にいる。
もちろんこれは間違い。
これを事実と証明する根拠が何一つ出てこなかったのだから。
日本のマスコミや政府は否定している。

 

 

「強制連行はなかった」というのが今の日本で常識になっている。
でも、それをブログで書くと、こんな反応が返ってくる。

「強制連行があったのは数々の事実や証言が物語っとる。以上お前の相手終わり」
「日本軍が、中国、朝鮮半島だけでなく東南アジアや欧米豪各国から東南アジアに来ていた女性まで、性奴隷にしたのは明白な事実です。証拠はその方たちが更なる多くのリスクを背負ってまで名乗り出ていることです」
「書類の証拠が少ないのは、日本軍や日本政府が恥だからと証拠を隠滅したのです。(書類や写真ありますよ。)」

 

これらの言葉がどれだけバカバカしいのかは、前回の記事を読んでほしい。
「具体的な根拠は何ですか?」と聞くと、根拠をしめす代わりに、こんなコメントをよこす人もいる。

「まあ、どうせ、いくら正論を言ってもレイシストの脳ではわからないと思います。疲れるからこの辺で。さようなら」

「根拠は示せないけど、自分は正論を言っているのだ!」という発想の人と議論し、合意を求めてもムリ。

 

今や偽情報は世界的な問題だ。
日本だけではなくて、韓国にもアメリカにも慰安婦問題での間違った情報を事実だと信じている人たちがいる。

今回は、そんな人たちと議論して理解を得ようとしたけどダメだった人について書いていきたい。

 

 

韓国では慰安婦問題について、この2つが絶対的な事実として信じられている。

「日本軍によって女性が無理やり連れて行かれた」という強制連行説。
「日本軍によって慰安婦は性奴隷にされた」という性奴隷説。

もちろんこれは事実ではない。
間違った情報だから、フェイクニュースといって差し支えない。

 

でも、この2つを否定することは、韓国社会の空気が許さない。
ボクも日本にいるから、こんなことを書ける。
韓国だったら、怖くて書けないかもしれない。

しかし、そんな韓国社会に勇者が現れた。
上の2つが「間違っている」と知ったある韓国人が、それを多くの人に伝えようとした。

それがソウル大学の名誉教授である李栄薫(イ・ヨンフン)という人。
この教授は「慰安婦の強制連行説」をハッキリと否定した。

 

先ほど、「旧日本軍による強制連行」の証拠について、「その方たちが更なる多くのリスクを背負ってまで名乗り出ていることです」とコメントした人がいた。

でもこの教授は、元慰安婦の証言をそのまま事実にしてしまうことには反対している。

2016年の産経新聞のコラムにそのことが書いてある。

「日本軍が道ばたで女性を襲ってトラックに積んでいったという話も、いわゆる奴隷狩りのような女性の略取も事実ではない」

話がころころと変わる元慰安婦女性の証言に対しては、「資料として使うのは大いに慎重にならないといけない」と戒める。

慰安婦性奴隷説を明快に否定 「こんなでっち上げを作ったのは日本人だ」と訴えるソウル大教授に学問的良心を見た

慰安婦の人たちが辛い思いをしたことはたしか。
だからその話に耳を傾けて、心をよせることはいいことだ。

でも、それをそのまま「歴史の証拠」にしてしまうのは間違い。

 

 

前の記事でも書いたけど、「わたしはあの人にお尻を触られた!」とある女性が言ったら、「多くのリスクを背負ってまで名乗り出ている」という理由で、その言葉がそのまま「事実」になってしまう。

何の証拠がなくても、「その言葉が正しいのか?」という確認作業もしない。
言ったことが真実になってしまう。
こんな社会ではいけない。

 

でも、韓国ではこれが通用してしまう。
多くの人の心を動かせば、否定や疑いが許されない事実になってしまう。

李教授の言うように、元慰安婦は「話がころころと変わる」。
だから教授は、その証言をそのまま事実と信じてしまう韓国社会に警鐘を鳴らす。

 

でも、教授の言葉が韓国社会に受け入れられることはなかった。
反対の意味で国民の心を動かしてしまった。
つまり、韓国人を激怒させてしまった。

教授は公開の場で集団暴行を受け、元慰安婦の人たちに「土下座で」謝罪することになる。

これも「デマを信じる人と議論し、合意を求めても、理解を得るのは難しい」の1つの例。

 

このできごとについては、下の記事をどうぞ。

韓国での慰安婦問題の反応は?強制連行&性奴隷を否定したら袋叩き。

 

画像は下の朝鮮日報の記事(2004/09/06)から。

「慰安婦発言」 李栄薫教授がナヌムの家を謝罪訪問

 

韓国社会で元慰安婦の人たちは絶対的な存在。
その言葉を否定することはもちろん、疑ってもいけない。
そうすると、こうなってしまう。

でも、間違いは間違い。
偽情報が日韓関係を動かしてはいけない。
日本は情ではなく、客観的な根拠にもとづいて事実を主張していくことが大事。

日韓関係は真実にもとづいて築かれるべきですよ。

 

 

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今まで、東南アジア、中東、西アフリカなど27の国・地域に旅をしてきました。以前、中学生に歴史を教えていた経験もあります。 また、日本にいる外国人の友人も多いので、彼らの目から見た日本も知っています。 そうした経験をいかして、日本や世界の歴史・文化・宗教などをテーマに、「読んでタメになる」ブログを目指しています。