慰安婦問題③偽情報を信じるアメリカ人・動き出した日本政府。

 

今回は下の記事の続編です。

慰安婦問題①デマを真実と信じる人は根拠を求めると怒り出す。

慰安婦問題②偽情報を信じる韓国社会に、勇者現る!勇気の代償は?

 

「まだ、その記事を読んでないんだが?」
という人のために、これまでを簡単に説明させてほしい。

「もう、その記事を読んだんだが?」
という人は、ステキな金魚の写真から読み進めてほしい。

 

今は新聞週間の真っ最中。
今年の標語はこれだっ。

「新聞で見分けるフェイク知るファクト」

そうですすね。
「偽情報ではなくて事実を知ること」って大事ですね。

ネットには、ホントかウソか分からないフェイクニュース(偽情報)があふれてる。
ウソを信じて行動したら、下手すると人生を失ってしまう。

そんな社会を背景に、新聞週間がはじまった15日の毎日新聞では、社説で「ファクト(事実)」を知ることの大切さを訴えていた。

これが毎日新聞の社説。

偽情報が紛れ込むことによって、社会で基本的な事実認識が共有しづらくなることだ。デマを信じる人と議論し、合意を求めても、理解を得るのは難しい。

きょうから新聞週間 フェイクは民主制を壊す

同意。
偽情報を「事実だ!」と信じている人と議論して、合意を求めることは本当にむずかしい。

例えば、日韓の慰安婦問題について、「朝鮮の女性は旧日本軍によって強制連行された」と信じている人たちが今でも日本にいる。
本当にいるのだ。

 

もちろんこれは間違い。
その根拠が何一つないのだから。

日本政府も韓国政府も、この根拠を見つけることができなかった。
それで日本政府は、世界各国の代表がいる国連の場で完全にこれを否定している。

読売新聞の社説(2017年5月19日)から。

政府は昨年2月の国連女子差別撤廃委員会で、慰安婦問題について初めて包括的な説明を行った。強制連行を裏付ける資料は発見されておらず、「性奴隷」の表現は事実に反する、と指摘した。

国連拷問委勧告 慰安婦合意見直しは筋違いだ

 

今では、日本のマスコミも政府も強制連行説を否定している。

それでも、「強制連行はあったんだ!」と信じている人がいる。

じゃあ、その根拠は何か?
日本政府が見つけられなかったものを探し出した。
そんな「スーパー個人」がいるなんて、現実的には考えられないのだが?

それで「根拠は何ですか?」と聞くと、こんなコメントが返ってくる。

「まあ、どうせ、いくら正論を言ってもレイシストの脳ではわからないと思います。疲れるからこの辺で。さようなら」

正論をいくらも言う必要はないのに。
根拠を1つ示すだけいいのに。

 

でもそれができない。
フェイクニュースやデマを信じこんでいる人たちと「議論し、合意を求めても、理解を得るのは」本当にむずかしい。

アメリカ人と英語でやり取りをする場合は特にね。

 

 

前に、アメリカ人の友人と慰安婦問題について、メールでやり取りをしていた。

するとそのアメリカ人の女子から、こんなメッセージがきた。

「Koreans wouldn’t have forced their own women to be sex slaves if they didnt have to.」

「sex slave(性奴隷)」だと?
慰安婦を「性奴隷」というのは、日本政府が国連で否定したように、根拠がない。
これは、フェイクニュース(偽情報)だ。

 

それでこのアメリカ人に、その根拠を聞いてみた。
聞いてみたけど、そのアメリカ人は何の証拠も示すことはできない。

それはあたり前。
日本政府でも見つけられなかったのだから。
個人がネットで探し出せるはずがない。

 

でも、そのアメリカ人は折れない。
何の根拠がなくても、「慰安婦は性奴隷だった」ということを否定しない。
それで結局、こうなる。

「I think we can just agree to disagree on this.」
(このことについて、お互い「同意できない」ということでは同意できると思う)

 

これも「デマを信じる人と議論し、合意を求めても、理解を得るのは難しい」の例ですわ。

ちなみにこのアメリカ人は日本に3年間住んでいて、ふつうのアメリカ人よりも日本の社会や人を知っている。
そして、何よりも日本が好き。

それでも、「慰安婦はsex slave(性奴隷)」だったと信じているし、根拠を見せられなくてもそれを撤回しようとはしない。
メールでは、かなりのやり取りをした。

これはマジで疲れる。

 

 

例え根拠がなくてでも、心を動かされると、その話や人に感情移入してしまう。
そうなると、「それはフェイクニュースだ」と言われたところで、受け入れられなくなる。
頭で納得しても、心で拒否してしまう。

こんな例は、ほかにもたくさんある。

「新聞で見分けるフェイク知るファクト(事実)」ということは本当に大事。
新聞が完璧とは言えないけど、情報には責任を持っているし、信頼性ではネット情報とは比べものにならない。

 

 

慰安婦問題についていえば、日本政府の動き出しも遅かった。

先ほど読売新聞の社説でこんな文があった。

強制連行を裏付ける資料は発見されておらず、「性奴隷」の表現は事実に反する

日本政府が国連の場で強制連行を否定したのは、実は去年(2016年)が初めてだ。

それまでは、一方的に偽情報に「やられていた」。
そのことを思い返し、ジャーナリストの門田隆将氏が感慨深げにこう書いている。

日本政府が国連の場で、こうした事実関係を説明するのは言うまでもなく「初めて」のことだ。私は、まだまだ不十分とはいえ、政府、というより外務省の姿勢が変わらざるを得なくなってきたことを、感慨をもって見つめている。

「ああ、やっと時代が変わってきた」と。一方的に糾弾されるばかりで、歴史の真実を歪められてきた日本と日本人が、どう「本当の事実と向き合っていくか」という時代が来つつあるのではないだろうか。

国連でやっと主張された「慰安婦強制連行」の真実

日本人が本当の事実と向き合っていく時代が来つつあるのかもしれない。
でも、こうした人は事実と向き合えるのだろうか?

「いくら正論を言ってもレイシストの脳ではわからないと思います。疲れるからこの辺で。さようなら」

 

英語で「better late than never(遅れてもやらないよりはまし)」 という言葉がある。
日本政府の動き出しは、何もしないよりはマシだったけど、それでも遅すぎた。

日本政府がもっと早く国際社会の舞台で、「強制連行」や「性奴隷」を否定していたら、友人のアメリカ人もフェイクニュースに引っかからなかったかもしれない。

 

 

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今まで、東南アジア、中東、西アフリカなど27の国・地域に旅をしてきました。以前、中学生に歴史を教えていた経験もあります。 また、日本にいる外国人の友人も多いので、彼らの目から見た日本も知っています。 そうした経験をいかして、日本や世界の歴史・文化・宗教などをテーマに、「読んでタメになる」ブログを目指しています。