世界に広がる反日や誤解と戦う日本人:韓国映画「軍艦島」から。

 

書こう書こうと思って忘れてた。

軍艦島のこと。

軍艦島は長崎県に浮かぶ島で、正式には「端島(はしま)」という。

 

ウィキペディアから。

 

この端島が軍艦「土佐」のように見えたことから、「軍艦島」と呼ばれるようになる。

現在の軍艦島

 

ここの海底で石炭がとれたことから、軍艦島は炭鉱で栄えていた。
軍艦島で石炭をとっていたのは、1890年(明治23年)から1974年(昭和49年)までの間。

日本で初めて鉄筋コンクリートでできた高層アパートが登場したのもこの軍艦島だ。
それが1916年のとき。

軍艦島がもっともにぎやかだったのは1960年のころ。
このときには5000人以上の人たちこの島にが住んでいて、生活に必要なものは何でもそろっていたという。

当時の島内には、病院や学校・商店・寺院・神社・派出所や映画館・理髪店・パチンコホールなどがあり、何不自由のない生活が送れる都市としての機能を有し、人々の暮らしは活気に満ちていました。

軍艦島資料館

かつては炭鉱、今では観光地や映画のロケ地として知られている。
「007スカイフォール」や「進撃の巨人」などがここで撮影された。

軍艦島は2015年7月に世界文化遺産に登録された。

 

くわしいことは、長崎市の公式ホームページにある「高島炭坑・端島炭坑」をごらんください。
下の画像もそこのもの。

 

とはいえ、炭鉱での仕事が楽であるはずがない。

1939年~1945年の6年間でこれだけの人が亡くなったという。

この時期の端島における死亡者は日本人1162人、朝鮮人122人、中国人15人であり、朝鮮人や中国人だけでなく日本人も相当な人数が死んでいる。死因は主に爆焼死・圧死・窒息死などで、1940年の端島の推定人口が3333人なので、住人の40%近くが死んでいる計算になる。

「ウィキペディア」

画像は軍艦島資料館から。

 

この島を軍艦島と呼んでもいいし、ここで映画の撮影をしてもいい。

でも、まちがった内容を事実と誤解させてはいけない。

2017年の夏、韓国で「軍艦島」という映画が公開された。
ここでは軍艦島を「地獄島」と呼んでいる。

この映画の内容をすごく簡単に言うと、端島(軍艦島)で働いていた朝鮮人の徴用工(労働者)たちが日本人と戦い、命がけでこの島から脱出する、というもの。

韓国の中央日報の記事(2017年07月21日)によると、こんな映像がある。

画面いっぱいに広げられた旭日旗は真っ二つに裂け、日本の軍人は火に焼けて死ぬ渦中に首を切られる。朝鮮人は火炎瓶を作って日本に投げる。朝鮮人に対する暴力もまた赤裸々だ。性搾取と電気拷問から始まり、鋭い釘の上に人を転がして殺す方法まで、詳細な描写が出てくる。

映画『軍艦島』監督「全身を殴られたかのようなしびれを感じてもらいたかった」

でも、これらのことは映画の演出。

・日本の軍人は火に焼けて死ぬ渦中に首を切られる。
・朝鮮人は火炎瓶を作って日本に投げる。
・性搾取と電気拷問、鋭い釘の上に人を転がして殺すという朝鮮人に対する暴力

軍艦島で実際にあったことではないし、「真実の歴史」でもない。
長崎市長はこの映画について、「島は決して地獄島と表現されるような状況ではなかった」と市議会で話している。

 

そもそも、「全身を殴られたかのようなしびれを感じてもらいたかった」という監督の言葉からも、内容がかなり盛られていることが分かってくる。

でも、この映画の内容を事実だとかん違いして、日本に憎しみを持つ韓国人は多かった。
この映画によって反日感情をあおられ、日本に反省と謝罪を求める声が韓国で広がったはず。

誤解にもとづく憎悪ほどやっかいなものはない。
事実を言っても、「そんなことはないはずだ!」と憎悪によって否定される。

これこそ、文大統領の言う「未来志向の韓日関係」の敵だ。

 

 

”地獄島”の映画は海外でも上映された。
軍艦島のことを正確に知っている外国人なんてほとんどいない。

これを見た外国人は、韓国人と同じように映画のストーリーを歴史の事実だとかん違いするだろう。

 

「世界に誤解と反日が広がってはたまらない」

軍艦島に住んでいた人たちが声を上げ始めた。
それによると、実際の軍艦島はこんな感じだったらしい。

産経新聞の記事(2017.2.8 )から。

朝鮮半島出身者の子供は日本人の子供と同じように学校に通い、机を並べて勉強した。アパート内には朝鮮半島から来た家族も多く入居していたという。

「軍艦島は地獄島…」韓国映画・絵本が強制徴用の少年炭鉱員を捏造 憤る元島民たち「嘘を暴く」

さらに元島民とその子孫の人たちが中心になって、「真実の歴史を追求する端島島民の会」というグループをつくって、島の事実を知ってもらおうと取り組んでいる。

 

このグループがつくった「軍艦島の真実」というウェブサイトでは、世界に広がる誤解の例として、ドイツの新聞記事を紹介している。

2015年7月6日付の「南ドイツ新聞」にこう書いてある。

『軍艦島と呼ばれていた端島において、強制労働者は苦しめられた。大戦中は、元々の(日本人の)労働者は安全な場所に移され、中国と朝鮮の強制労働者に代わった。1000人以上がこの島で死んだ。強制労働者の死体は海か廃坑に投げ入れられた』(2015年7月6日付 南ドイツ新聞電子版)

そんな事実はない。

先ほど書いたように、ここでは「朝鮮人や中国人だけでなく日本人も相当な人数が死んでいる」。

 

 

慰安婦問題でもそうだったけど、まちがいは事実に勝てない。
それに、ウソはいつかバレる。

軍艦島で、「性搾取と電気拷問、鋭い釘の上に人を転がして殺すという朝鮮人に対する暴力」があった歴史はない。

そしてこれもまた慰安婦問題での失敗だけど、「そんなのは、ほっとけばいい」という日本人の無関心によって、誤った内容が事実として世界に定着してしまった。
朝鮮の女性を日本が「強制連行した」や「性奴隷にした」という誤解が世界に広がった。

一世代前の日本人が声を上げなかったから、今の日本人が世界での誤解や反日で苦労している。
日本の大人が黙っていれば、今の子どもたちに迷惑がかかる。

 

それだけではない。
誤解や反日感情が世界に拡散されてしまえば、結局は日本も韓国も損をする。

もう、軍艦島を「地獄島」と描くような映画がつくられないようにするためにも、今韓国で何が起きているのかぐらいは知っておいたほうがいい。
できれば、SNSなどで静かにで声を上げるともっといい。

くり返しになるけど、日本に対するまちがった情報が広がれば、日韓関係にとってもいいことはない。

 

 

おまけ

安倍首相が言ったことで、「これには全面的に賛成」という言葉がある。
2015年の8月14日、戦後70年の首相談話でこう言っている。

先の大戦への「おわびの気持ちを引き継いでいく」と述べるとともに、「戦争とかかわりのない未来の子供たちが謝罪を続けないといけない宿命を背負わせてはいけない」と訴えた。

未来の子供たちに謝罪の宿命を背負わせてはいけない=安倍首相

未来の子供たちに謝罪を続けないといけない宿命を背負わせるかどうかは、今の大人にかかっている。

この記事を伝えたのは国際通信社のロイターだ。
こうした言葉こそ、世界に広がってほしい。

 

 

この記事では、アエラのこの記事も参考にしました。

地獄島?韓国映画「軍艦島」で広がる波紋 どこまでが事実なのか

 

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今まで、東南アジア、中東、西アフリカに旅をしてきました。外国に行って初めて気がつく日本の良さや特長があります。以前、歴史を教えていたので、その経験もいかして、日本や世界の歴史や文化などをテーマに、「読んでタメになる」ようなブログを目指します。