韓国人と日本人がアメリカで入国拒否&強制送還。その理由は?

 

韓国の朝鮮日報に、こんな記事(2017/11/22)があった。

「米アトランタ空港、韓国人85人の入国を拒否し強制送還」

内容はこのタイトルのとおり。
85人の韓国人がアトランタ空港の入国審査で「問題あり」とみなされ、韓国へ強制送還されてしまった。

この韓国人は、何が問題だったのか?

どうも不法就労が原因らしい。

85人は全員、特定の団体に所属し、過去に研修会を目的として米国に入国した後、実際には野菜を販売するなど営利活動をしたことを米国側が問題視したという。

「営利活動」とは、要するに「金もうけ」のこと。
外国で仕事をするためには、ふつうは「就労ビザ」を取っておかないといけない。
この就労ビザを取るのが面倒くさい。
時間もお金も手間もかかってしまう。

それで、観光ビザで入国してから、その国で営利活動をする人が出てくる。

「研修会をおこなう」という理由で入国したけど、実際には「野菜を販売」して金もうけていたら、これはアウト。
これでは、その国にウソをついたことになる。

過去にこんなことをしていたら、入国拒否をくらっても仕方がない。

 

 

「アメリカに入国拒否され、強制送還になった」というのは、韓国人だけではない。

今、不法就労が問題になり、アメリカに入国できない日本人が増えているらしい。

アメリカは不法就労にとても厳しい。
アメリカで働いていることがバレた日本人留学生は、容赦なく日本に強制送還されているという。

 

日本人留学生の場合は、日本に一時帰国して、アメリカに戻って来るときにバレることが多い。

まずは入国審査で、空港の別室に連れて行かれる。
そこで係員から、「おまえのスマートフォンを見せろ」と言われる。
係員はそのスマホで、日本人留学生のスケジュールを確認する。
そして、バイトのシフトが見つかったら、その場でアウト。

入国拒否&日本へ強制送還。

GPSの履歴からも、働いていたことがバレてしまうこともあるという。

アメリカに住んでいる日本人のブログによると、こんな感じだ。

例えば「同じ場所に1日4時間、週3回」行っててはおかしいわけです。

それが履歴に表れる。

そしてその通ってる場所を位置から確認すると、「日本食レストラン」だということがわかる。

それでアウト。

去年から日本人留学生もどんどん強制送還に。アメリカ不法就労者が今危ない!

この記事は「2017-01-09」のものだから、2016年から厳しくなったということなんだろう。

アメリカに留学中なら、アメリカの学校に籍はあるし、荷物や家財道具もそのままだったはず。
強制送還をくらったら、その後どれぐらい大変なことになるのか、想像もできない。

でも、「学生だから」といって、不法就労を見逃してはくれない。
本人には罪の意識がなかったとしても、アメリカの法を破ったのだから、文句は言えない。

これはアメリカだけはなくて、不法就労にはどこの国も厳しいと考えたほうがいい。

 

 

日本でも、不法就労は厳しく取り締まられている。

2016年には北海道のゲストハウスで、2人の外国人が不法就労の疑いで逮捕されている。
ゲストハウスの責任者だった日本人も、「不法就労助長」の罪で警察に捕まった。

捕まった外国人は、野菜の販売をしたりレストランで働いていたりしたわけではない。

彼らは、日本人が経営するゲストハウスに泊まっていた客だった。
ゲストハウスの清掃やベッドメイキングなどの.仕事をする代わりに、宿泊代をタダにしてもらっていた。
だから、ゲストハウスから直接お金をもらっていたわけではない。

でも、警察は「宿泊費が無料になった」ということを「不法就労に当たる」と判断し、外国人観光客を捕まえてしまう。
このケースでは、日本人オーナーの責任の方が大きい気がする。

 

このニュースを知ったときは「日本の警察は、厳しすぎじゃないか?」と思ったけど、不法就労とはそれほど重い罪ということなんだろう。

「観光が目的です」と言って日本に入国したのに、実は働いていた。
日本という国にウソをついたことになる。
強制退去になってもおかしくはない。

履歴書にウソを書いて入社して、それがバレたら、会社を首にされても仕方がない。

このことは朝日新聞の記事にくわしく書いてある。

宿泊料代わりに働いた疑い 外国人観光客2人逮捕 札幌

 

 

海外に行く日本人で、こうした不法就労で捕まる可能性が高いのは、留学生とバックパッカーだろう。

留学生のことはよく知らないけど、バックパッカーは20年ぐらいやっているから、そこそこ事情は分かる。

バックパッカーはよく、自分を「貧乏」と言う。
ボクも20代のときはそう言っていたから、それは否定しない。

 

それで中には、旅の資金をかせぐために、路上パフォーマンスをする日本人バックパッカーもいる。
路上で音楽を演奏する、ポストカードや写真を売る、漢字で外国人の名前を書く、といった行為をして金銭を得る。
そんな旅行者を、今までに何度も見たり聞いたりした。

前は何とも思わなかったけど、今の時代、これはもう止めた方がいい。
不法就労に対しては、多くの国が厳しく対応するようになっている。
「このぐらいは大丈夫!」と思っても、犯罪行為なのは間違いない。

もちろん、許可を取って合法的に路上パフォーマンスをするのは問題ない。

違法な路上パフォーマンスやバスキング行為で日本人の逮捕者が何人も出ると、他の日本人にも迷惑がかってしまう。

このことは、また別の記事で書きたいと思う。

 

 

おまけ

タイのカオサンロード。

ここで路上パフォーマンスを何度か見た。

 

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今まで、東南アジア、中東、西アフリカに旅をしてきました。外国に行って初めて気がつく日本の良さや特長があります。以前、歴史を教えていたので、その経験もいかして、日本や世界の歴史や文化などをテーマに、「読んでタメになる」ようなブログを目指します。