日本、韓国、中国での差別「中国人お断り・日本人お断り」。

 

今、化粧品のポーラが差別問題に巻き込まれている。

NHKニュース(11月25日)から。

化粧品メーカーの「ポーラ」の 店舗が「中国の方出入り禁止」と書かれた貼り紙をしていたことがわかり、会社側は不適切だとして撤去させたうえでホームページに謝罪のコメントを掲載しました。

「ポーラ」の店舗が中国人お断りの貼り紙で謝罪

記事によると、ポーラの化粧品を販売している店がドアに「中国の方出入り禁止」と書かれた紙をはっていたという。

この画像が中国のSNSで拡散された。
この店は今、営業停止になっている。

この処分は仕方がない。
どんな理由で「中国人お断り」の紙をはったのか分からないけど、この行為は差別に当たり弁解の余地がない。

 

 

ポーラの場合は知らないけれど、中国では歴史問題が原因で似たようなことが起こる。

反日感情が高まると、「日本人お断り」の紙が店にはられることは珍しくない。

日中関係が悪くなっていない今でも、そんなことがある。
1か月ほど前、中国で「日本人お断り」の串焼き屋が話題になった。

中国の河北省にある町で、豚肉や鶏肉を揚げたものを串に刺して売っていた店がこんな看板を出していた。
レコードチャイナの記事(2017年10月11日)から。

店の看板には「うますぎて死んじゃうよ」といった宣伝文句や「日本人には売りません」と愛国心を煽るような言葉が書かれているのだ。

「日本人には売りません」中国の串揚げ屋、看板は目立つが商売はいまいち

この店の串焼きはとても安い。

記事には「羊肉が15本、鶏肉と豚肉が20本でいずれも5元(約85円)。超激安である」とある。
20本で85円というと、1本4.25円だ。
いくら物価の安い中国でもこれは安すぎる。

客からは「この肉はアヤシイ」と思われて、売れ行きはイマイチらしい。

 

 

話はそれるけど、もし中国に行く機会があったら、食費だけは絶対にケチってはいけない。
ボクはそれで失敗した。

 

中国では、看板に豚や羊の肉と書いていて、じつはネズミやキツネなどの肉に、薬品を使って羊肉に見せかける「ニセ羊肉」を使っていることが深刻な問題になっている。

ボクも安さにつられて、正体不明の肉を食べてしまった。

 

 

反日感情が高まっているときの韓国でも、「日本人お断り」という店があった。

2013年に、韓国で「日本人は禁止」というゴルフ場があらわれてニュースになっている。
news-postsevenの記事から。

韓国のレイクヒルズリゾートグループが3月、翼下の5つのゴルフ場と、6つのリゾート施設で「日本人立入禁止」を始めた。島根県が「竹島の日」の行事を開催したことへの抗議が発端だそうだが、グループ会長は、この措置について「韓国企業の社会的責任」と述べている。

韓国の日本への嫌がらせ 戦時徴用みかじめ料や立ち入り禁止

でもこれは、反日よりも商売のためだろう。

もともとこのゴルフ場では、日本人の客は少なかったらしい。
日本人の入場を禁止しても、経営には影響なかったと思う。

国内向けに「愛国アピール」をして、韓国人の客を呼ぼうとしたのだろう。
反日というより、愛国商売だ。

 

「打倒小日本」というステッカーが貼ってあるバス。
この時、「ここでは日本語を話さないでください」と中国人ガイドに言われた。

 

前に、「日本人への差別を経験した」という日本人旅行者に会ったことがある。

その人が中国を旅行していたときのこと。
ホテルのフロントで「今日、泊まることができるか?」ということを英語で確認したところ、フロントのスタッフはこう言う。

「空き部屋はある。大丈夫だ」

それで彼が日本のパスポートを見せると、スタッフの表情が固まる。
そしてこう言う。

「ダメだ。おまえはここに泊まることができない」

この言葉に耳を疑って、その日本人はもう一度確認した。
すると次はハッキリとこう言われた。

「おまえは日本人だからダメだ。日本人をここに泊めることはできない」

 

1分前と正反対のことを言う。
スタッフの豹変ひょうへんぶりにその日本人が怒る。

「それはおかしい!部屋の空きはあると言ったはずだ。そんな差別はいけない!」と抗議したけど、スタッフはまったく耳をかそうとしない。
「早く出て行け」「別のホテルを探せ」と言うだけ。

「こんなところにいても時間のムダだ」

そう思った彼はフロントに背中を向けて出て行った。

 

 

「そのホテルはユースホステルだから、外国人を泊めることはまったく問題ないはずなんです」と彼が言っていた。

ユースホステルで働いている人には、外国人と接することが好きな人が多い。
一般の中国人より国際的な視野を持っていて、差別についての意識も高いだろう。

「そんなユースホステルでこんな差別を受けた」ということで、その日本人はショックを受けていた。

 

日本でも「中国の方出入り禁止」という張り紙を出していたら、これや韓国のゴルフ場と同じだ。

ユースホステルだろうとどこだろうと、「〇国人はお断り」は絶対にいけない。
今の時代、1人に見られたら、SNSですぐに拡散される。
それに一度ネットに出回ってしまったら、半永久的に残ってしまう。

 

レコードチャイナの記事によると、今回のできごとについて、台湾のインターネットではこんなコメントがあった。

ポーラ「中国の方出入り禁止」貼り紙、台湾人はどう見ているのか

「世界で最も『口と腹とは違う』のが日本人だ」
「中国のお客様を大切にすると言いながら、陰で見下している」
「差別、それほど傲慢なビジネスをするなら、買わないようにするまでだ」
「日本人は、台湾人も中国人と一緒と考えているのだろう」
「中国人はどこでも嫌われているんだな」
「中国人を最も差別しているのは中国政府じゃないか」

 

おまけ

中国の鵜飼い。

 

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今まで、東南アジア、中東、西アフリカに旅をしてきました。外国に行って初めて気がつく日本の良さや特長があります。以前、歴史を教えていたので、その経験もいかして、日本や世界の歴史や文化などをテーマに、「読んでタメになる」ようなブログを目指します。