タイ人と仏教。アホなアメリカ人観光客、出国寸前に捕まる。

 

前回、タイ人の国民性「マイペンライ」について書いた。

マイペンライとは「大丈夫」「気にするな」といった意味で、日本語だと「ドンマイ」のような感じ。

 

バスの運転手
客が博物館に入っている間、ハンモックにゆられて携帯をいじっていた。
これはマイペンライだ。

 

セブンイレブンの冷房で涼む犬。
ドアを開けてあげるところがタイ人っぽい。

日本なら「マイペンライ(気にするな)」ではすまない。

 

これもマイペンライですますのはやめたほうがいい。

 

 

このマイペンライという言葉は、タイにあった日本人ゲストハウスのオーナーから聞いた。

この日本人はこんなことも言っていた。

「タイ人は何でもマイペンライなんです。タイはゆるくてテキトーな国ですけど、国王と仏教は別です。この2つには絶対にマイペンライは通じません」

タイは国民の約95%が仏教という仏教大国だ。

でも、カンボジアとちがってタイでは仏教が国教になってはいない。
その意味ではタイは仏教国というわけではない。

 

タイの朝。
タンブン(功徳)のために、お坊さんに食べ物を受けとってもらっている。
後ろの人は食べ物を持って待っている。

 

タイのお寺でお坊さんと話している。
お坊さんはとても尊敬されていて、一般人と対等ではない。

 

だから日本各地にある「坊主バー」の話をすると、「ホントですか!?」と驚く。

東京中野にある坊主バー

 

タイの地下鉄には、お坊さん優先席がつくられている。

 

でも、お坊さんの遺体に金箔をはる文化には驚いた。

 

タイでは仏教に関しては絶対にマイペンライは通じないし、失礼な行為は許されない。
最近、そんなタブーを犯して捕まったアホなアメリカ人観光客がいた。

 

 

この2人のアメリカ人はタイのお寺「ワットアルン」でお尻を出して写真を撮り、インスタグラムに投稿した。
ここまでくると、口頭注意ではすまされない。

 

日本でこれをやられたらたまらない。
いくら無宗教の日本人でも、伊勢神宮や東大寺でこんなことをされたらきっと激怒する。
ということは、やっぱり日本人は無宗教ではないのだろう。

 

でも、このアメリカ人はこの場で見つかって警察に捕まったわけではない。
タイから出国する直前、バンコクの空港で拘束されている。

もしアメリカに帰国していたら、捕まることはなかったはず。
やっぱり悪いことはできないもんだ。

彼らはそれぞれ150ドル(約1万7000円)の罰金を払うことになった。
意外と安いけど、これで飛行機には間にあわなかったかもしれない。

 

 

このアメリカ人観光客がインスタグラムに投稿してから、タイの当局はすぐに彼らに目をつけていた。
彼らは「監視リスト」に入れられていたという。

だから空港の手続きでバレたのだろう。

もしタイを旅行するなら、こんなことに注意しよう。
AFPの記事から。

タイの軍事政権は、仏教に対する侮辱行為を強硬に取り締まっている。仏像を売買したり、ファッションを目的にブッダ(仏陀)をモチーフにしたタトゥーを入れたりしないよう、観光客は注意を促されている。

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アユタヤにある有名な仏頭。
ここでは立って写真を撮ってはいけない。
聖なる仏頭を見下ろすようなことは禁止されている。

 

タイのガイドブックや旅行サイトを見ると、「お寺に入る時のかっこうには注意しましょう!」といったことが書いてある。

タイ人にとってお寺は神聖なところだ。
だからタンクトップやミニスカートなど、肌を露出するような姿をしていると、お寺に入ることができないこともある。

ボクがタイのお寺に行く時は、”敬意”をあらわす意味でポロシャツと長ズボンで行くことが多い。
「短パン、Tシャツ、サンダル」というバックパッカースタイルでお寺に行くのは失礼だ。

 

タイ人にとって、この考え方は常識になっている。
だから日本でタイ人とお寺に行くと、ボクよりも立派な服を着ていてこちらが恥ずかしくなることがある。

「日本のお寺もタイのお寺も同じです。スカートやサンダルは失礼ですから」と言う。

そんな国で、「お寺で尻出し」はあり得ない。

 

ストリートファイターの舞台になったところ。
ここでストリートファイターをまねて写真を撮る人が多い。
今のところ、これはマイペンライ(問題ない)。

 

おまけ

アメリカ人の不敬行為があったワットアルン。

 

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今まで、東南アジア、中東、西アフリカに旅をしてきました。外国に行って初めて気がつく日本の良さや特長があります。以前、歴史を教えていたので、その経験もいかして、日本や世界の歴史や文化などをテーマに、「読んでタメになる」ようなブログを目指します。