韓国人が非難し、お世話にもなる日本の”6つの戦犯企業”とは?

 

韓国の新聞で、「戦犯企業」という言葉が出てくることがある。

日本を「戦犯国(戦争犯罪国)」、旭日旗を「戦犯旗」とよぶのと同じで、韓国の価値観を一方的におしつけたレッテルはりではあるけれど、韓国人の考え方をあらわしていることは間違いない。

こうした考え方が韓国社会で一定の支持を受けていることたしか。

 

でも、20世紀の歴史を見てみると、日本は韓国と戦争をしたことがない。
日中戦争や太平洋戦争がおこなわれていたとき、韓国は日本の一部だった。

韓国で「戦犯~」というのは、歴史の問題というより気持ちの問題だろう。
そう言って加害者である日本を非難すると、「スカッとして気持ちがいい」というだけのこと。

今回は、そんな「戦犯企業」について書いていこうと思う。
韓国社会の空気が分かると思う。

 

 

最近では、韓国メディア「insight」にこんな記事(2017-09-05)があった。

우리가 무심코 먹고 쓰는 일본 ‘전범기업’ 제품 6가지

「私たちが思わず食べたり使用したりしている日本「戦犯企業」の6製品」
*機械翻訳に修正を加えた。

これからその6つを書いていく。

1、キリンビール

日本の「戦犯企業」として、キリンビールが一番にあげられている。
でも記事には、「アサヒビールとともに国内で一番多く売れるビール中の一つだ」と書いてあるだけで、キリンが「戦犯企業」である理由は分からない。

 

2、ニコン

日本の軍需企業名簿に「日本光学工業(ニコンの前身)」がふくまれていたことが分かった。
それで「戦犯企業」だという。

 

3、日産自動車

日産も「第2次世界大戦当時、軍需物資をまかなった戦犯企業である」だとか。

 

4、パナソニック

「パナソニックも戦犯企業と知られている」と書いてあるけれど、その理由が見当たらない。

 

5、オカモト

韓国でオカモトのコンドームは「国内販売量の1、2位を争う」ほど。
慰安婦問題とひっかけてオカモトを「戦犯企業」としている。

 

6、森永キャラメル

森永も「戦争当時日本軍に戦闘食糧を支援した戦犯企業である」とされている。

 

 

韓国の「戦犯企業」を見ていると、戦前からある日本企業はほとんど「戦犯企業」になってしまいそうだ。

あの当時日本にあった企業は、何らかのかたちで日本の戦争に協力していただろうし。
JRはもちろん、日本の勝利を報じていた日本の新聞社も「戦犯企業」だ。

韓国は、安倍首相や日本政府が「竹島は日本固有領土である」と主張すると、「極右」と非難する。
でも、これは日本国民の総意だ。
韓国基準で見れば、ほぼすべての日本人が「極右」になってしまう。

韓国のいう「戦犯企業」も、しょせんはそんなものだと考えたほうがいい。

 

 

ここにある「戦犯企業」の1つオカモトが、今韓国で逆風にさらされている。

理由は先ほど書いたとおり。
「オカモトは太平洋戦争のとき、コンドームをつくって日本軍に供給していた戦犯企業」という非難がネットで上がっている。
不買運動を呼びかける動きもあるらしい。

レコードチャイナの記事(2017年12月2日)から。

同社の製品に対する「慰安婦コンドーム」との呼び名は報道記事の見出しにも使われるなど、すでに韓国で定着しつつあるようだ。 (中略)「日本の戦犯企業が韓国市場で圧倒的な地位にある」というのは「被害者が加害者を助けるような皮肉な状況」だというのだ。

なぜ?韓国でシェアトップの日本製コンドームに「不買」の呼び掛け

でも、この記事を読むと、「オカモトが戦犯企業だった」ということを知らなかった韓国人は多い。

 

「私たちが思わず食べたり使用したりしている日本「戦犯企業」の6製品」という記事のタイトルのように、「戦犯企業」がつくるビールやカメラなどは韓国人の日常にすっかり溶け込んでいる。

それを今さら”あばいて”どうするのか?
オカモトの場合は、同業他社が反日感情を利用して、同社を攻撃しているような気がする。

「戦犯企業」という言い方も、そうよぶことで、反日感情をあおって別の目的を達成しようとしているのではないか?

 

 

日本企業を「戦犯企業」とよぶのは韓国の勝手。

だけど、その「戦犯企業」で働いている韓国人のことも考えてほしい。
日本の「戦犯企業」は上の6つだけではなくて、ほかにもある。

戦犯企業で働いている韓国人の数は、何千、何万、何十万人いるのか想像もできない。
こうした企業が韓国人の生活を豊かにし、納税をとおして韓国社会の発展に貢献していることも間違いない。

韓国の人たちもそんなことは分かっているはず。
「お世話になっているけど、非難する」ということを韓国はする。

 

 

12月下旬に、韓国の康京和(カンギョンファ)外相が来日する予定だ。

朝日新聞の記事(2017/12/02)によると、韓国政府は今、日本との関係をこう考えている。

文政権は対日関係を、慰安婦問題などの歴史問題と安全保障・経済協力とに切り離して進める戦略をとっている。日韓合意に批判的な国内世論を無視できないながらも、来年2~3月の平昌冬季五輪の成功には日本の観客動員が必要だからだ。

「韓国外相、12月下旬に来日へ 慰安婦問題で説明方針」

「平昌オリンピックの成功には、日本の協力が欠かせない」
こんなことは前から言われている。

慰安婦問題などで日本を非難するけれど、韓国は日本を必要としている。
この現実は変わらない。

日ごろお世話になっている「戦犯企業」を見つけ出してたたくのではなく、もっと別のストレス発散方法を見つけた方がいい。

たたきすぎて日本人を怒らせると、韓国が困ることになる。

 

それと「戦犯」ということについては、中国人の日本語ガイドがこんなことを言っていた。

「韓国人が日本を「戦犯」とよぶのはおかしいですよ。韓国人は日本人と一緒に中国に攻め込んで来たのですから。韓国が日本の植民地支配を批判するのなら分かります。でも、中国と同じように日本を「戦犯」と責めることはできないでしょう」

見方を変えたら、韓国も「戦犯」になってしまう。

 

おまけ

韓国の慶州にあった宿。
宿のオーナーは坂本龍馬を尊敬していた。
こういう人は、「戦犯企業」をどう思うのだろう?

 

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今まで、東南アジア、中東、西アフリカに旅をしてきました。外国に行って初めて気がつく日本の良さや特長があります。以前、歴史を教えていたので、その経験もいかして、日本や世界の歴史や文化などをテーマに、「読んでタメになる」ようなブログを目指します。