大阪、サンフランシスコと姉妹都市解消。支持する3つの理由。

 

大阪市長がサンフランシスコ市との姉妹都市関係の解消を発表した。

理由は、サンフランシスコ市が慰安婦像と碑文を公共物としたからだ。

記事のタイトルのまんまだけど、この決断を支持する理由をこれから3つ書いていこうと思う。

 

 

1、歴史のねつ造は認められない。

大阪市長が問題視したのは慰安婦の像だけではない。

そこにある碑文の内容にも怒りを向けている。

碑文に書かれていることは根拠がなく、日本を不当に非難するものだった。
だから、大阪市長はこれを認めることができず、「姉妹都市の解消」を考えるようになった。

読売新聞も碑文の内容をこう批判している。

「性的に奴隷化された数十万の女性と少女の苦しみを証言するもの」「ほとんどが捕らわれの身のまま亡くなった」。碑にはこうした文言が刻まれている。

史実を歪曲わいきょくした内容だと言うほかない。旧日本軍が慰安婦を強制連行したかのような誤った印象を与える。

「米国の慰安婦像 姉妹都市解消はやむを得ない」

「慰安婦を性奴隷と表現するのは不適切だ」と、日本政府も国連でハッキリ言っている。
世界中で慰安婦についての資料を調べてみたところ、「性奴隷」の事実は何も確認されなかったから。
慰安婦が「数十万」、「少女」、「ほとんどが捕らわれの身のまま亡くなった」というのも、根拠がない。

 

これらを事実と主張するのは、歴史のねつ造でしかない。
日本の大阪市として、歴史のねつ造を受け入れることはできない。
それでサンフランシスコ市に抗議している。

でも、「それはとても遺憾です」と言葉で伝えるだけでは、サンフランシスコ市に痛くも痒(かゆ)くもない。
意味も効果もない。
「姉妹都市を解消する」ぐらいの具体的な行動でしめさないと、外国人に怒りを伝えることはできないだろう。

 

 

サンフランシスコ市が公共物にした碑文の内容は「見解の違い」ではなくて、歴史のねつ造だ。

日本と韓国で、見解が大きく違う有名人がいる。

1909年に、日本の総理大臣だった伊藤博文を射殺した韓国人の安重根(あんじゅうこん)だ。

安重根(アンジュングン、あんじゅうこん)
1879~1910

朝鮮の独立運動家。1907年沿海州で愛国啓蒙運動と義兵闘争に参加。朝鮮の植民地化を決定づけたとして、09年10月に伊藤博文をハルビンで暗殺した。

「世界史用語集 (山川出版)」

250px-An_Jung-geun

安重根(ウィキペディア)

 

安重根が日本の首相を暗殺したことは間違いない。

でも、その事実にたいする見方が、日本と韓国では正反対に分かれている。

韓国から見たら、国を思う愛国心から伊藤を射殺したのだから、安重根は民族の英雄になっている。
一方の日本からしたら、首相を殺害した犯人なのだから、安重根をテロリストだ。

NHKニュース「アン・ジュングン記念館完成で抗議(2014年1月20日)」で、こう報じている。

菅官房長官は、「アン・ジュングンは、わが国初代の内閣総理大臣を殺害し、死刑判決を受けたテロリストだと認識している。

日本と韓国の立場は異なっているが、一方的な評価に基づいて韓国・中国が連携し、国際的に展開するような動きは地域の平和と協力の関係構築に資するものではないと言わざるをえない」と批判しました。

「伊藤博文暗殺」という事実にたいして、立場が異なれば見解も違ってくる。
これは仕方がない。

でも、サンフランシスコ市の場合はこれとは違う。
碑文に書かれている内容には根拠がなく、事実とは認められない。
これは「見解の違い」ではなくて「歴史のわい曲」なのだから、これを認めるわけにはいかない。

 

 

2、民意を尊重するべき。

サンフランシスコ市との姉妹都市の解消については、多くの国民や市民がそれを支持している。

ここに、大阪市長の決断にたいする反応がある。

 

一番上を見ると、大阪市長に賛成するコメントには約58000の支持が集まっていて、反対の約1150を大幅に上回っている。
その下を見ても同じだ。

姉妹都市の解消を支持する人が比較にならないほど多い。
ただ、これはヤフーに寄せられたコメントだから、正確さには疑問がある。
できれば大坂市民を対象とした世論調査の結果を見てみたかったのだけど、このことについての世論調査が見つからなかった。

でも、これ以外のインターネットでの反応を見ても、大阪市長の決断を支持する意見が反対派を圧倒している。

こうしたことから考えると、世論調査をしても、姉妹都市解消を支持する人が反対派を上回るだろう。
「姉妹都市を解消したら、アメリカとの関係が悪化する」と不安視する人もいたけれど、多くの人は「それもやむを得ない」と冷静に受け止めているようだ。

 

「民意」にしたがえば、姉妹都市の解消はやむを得ない。

これが逆だったら、話はちがう。
姉妹都市解消に反対が58000で賛成が1150だったら、大阪市長はもう一度考え直す必要がある。

 

 

3、話し合いでの解決は不可能。

今回の件について、一部に「姉妹都市関係を解消するのではなくて、粘り強く話し合いで解決するべきだ」という声があるけど、それを拒否しているのがサンフランシスコ市長だ。

読売新聞の記事にこう書いてある。

吉村市長は、リー市長との会談を求めた書簡に対し、サンフランシスコ市側からメールで「会談は可能だが、慰安婦像について交渉の余地はない」と返信が届いたことも明らかにした

「慰安婦像「交渉の余地なし」とメールで大阪市に」

サンフランシスコ市長の態度は頑(かたく)なだ。
大阪市長の言葉には一切耳を貸そうとしない。

「交渉の余地はない」と会談を拒否する相手と、どうやって話し合いで解決するのか?

サンフランシスコ市長を話し合いのテーブルに引き出して、説得できる根拠があるのならいい。
具体的な根拠や方法はしめさず、ただ「話し合いで解決するべき」というのは非現実的で無責任だ。

「交渉の余地はない」と話し合いにも応じないのなら、信頼関係は崩れたも同じ。
大阪とサンフランシスコの友好関係を壊したのは、サンフランシスコ市長の方だ。

 

 

「サンフランシスコ市との姉妹都市関係を解消する」という大阪市長の決断を支持する理由は、この3つのほかにも「良好な日米関係を維持するため」ということがある。

慰安婦像がアメリカの都市の公有地で建てられたのは、グレンデール市とブルックヘブン市に続いて、今回のサンフランシスコ市で3件目だ。

慰安婦像を建てれば、多くの日本人が不快になることは目に見えている。
アメリカでまた別の慰安婦像が建てられてしまうと、日本とアメリカの関係は悪化することがあっても、良くなることはあり得ない。

 

日米の友好を考えたら、これ以上アメリカで慰安婦像を建てさせるわけにはいかない。
そのめためには、ただ言葉で抗議するだけでは不十分だ。
姉妹都市の解消といった具体的な行動で日本の怒りをハッキリとしめした方がいい。

アメリカにあるいろいろな都市が「慰安婦問題に触れると面倒くさいことになる」と思うほど、問題を大きくしたほうがいい。

 

 

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今まで、東南アジア、中東、西アフリカに旅をしてきました。外国に行って初めて気がつく日本の良さや特長があります。以前、歴史を教えていたので、その経験もいかして、日本や世界の歴史や文化などをテーマに、「読んでタメになる」ようなブログを目指します。