平昌オリンピックに大打撃!ロシアが参加禁止。韓国の反応は?

 

かつて小泉元首相は、「人生には”3つの”さか”がある」と言っていた。

「登坂」「降り坂」と「まさか」という”さか”。

 

韓国の平昌オリンピックで、この「まさか」が起きた。
12月6日、国際オリンピック委員会(IOC)がロシア・オリンピック委員会(ROC)を資格停止にすることを発表した。

つまり、ロシアは平昌オリンピックに参加することができなくなった。

理由はもちろん、「国家ぐるみのドーピング」だ。
薬物違反がらみでは、オリンピックの歴史上、これがもっとも厳しい制裁になった。

「ドーピング問題で、選手個人ではなく国がオリンピック出場禁止制裁を受けるのは今回が初めてだ(中央日報)」

 

 

とはいえ、ロシア人選手のすべてが参加できない、というワケではない。

ロシア選手が「ロシア代表」ではなくて、個人として出場することは認められている。

ただそれだと、「ロシア」と書かれたユニフォームを着ることができないし、メダルをとってもロシア国歌は流されない。
選手は表彰台の上で、ロシア国歌の代わりに「五輪賛歌」を聞くことになる。

「国家や国歌なんてどうでもいい。地球市民として個人で参加すればいいじゃん」なんていうのは、ロシア選手にたいして失礼だ。

「それでも平昌オリンピックに参加したい!」という選手は、どれぐらいいるのだろう?
「ロシア人選手、全員不参加」が現実味を帯びてきた。

 

 

平昌オリンピック開催まであと2ヶ月。
ここにきて、まさかロシアが参加禁止になるとは思わなかった。

冬季オリンピックでロシアが参加できないのは、韓国にとってかなり痛い。

韓国の反応を韓国の新聞から見てみよう。

朝鮮日報

仮にロシアが大会の「ボイコット」を宣言しスター選手が不参加となれば五輪の興行に大きな打撃とならざるを得ない。

平昌五輪組織委「IOCの決定尊重」 ロシア選手団派遣禁止

中央日報

フィギュアスケート女子シングル世界1位のエフゲニア・メドベージェワの出場も不透明になった。(中略)また、世界第2のアイスホッケーリーグに挙げられるコンチネンタル・ホッケー・リーグ(KHL)に所属するロシア選手団も状況は同じだ。

ロシア懲戒…ヴィクトル・アンは祖国・平昌五輪の舞台に立てるか

聯合ニュースでは、平昌冬季五輪組織委員会の李委員長がこう述べている。

 

ロシア選手団の不参加が平昌五輪の盛り上がりに影響するのではないかとの懸念に対しては、「(ロシアの)選手たがまったく参加できないわけではないため、ひどく心配はしていない」と答え

平昌五輪組織委員長 ロシア選手団不参加も「個人資格参加は幸い」

韓国のオリンピック関係者は今、「顔面蒼白」といったところだろう。

がんめんそうはく【顔面蒼白】

精神的な動揺や困惑などによって顔がまっさおになること。

「大辞林 第三版の解説」

 

韓国の平昌オリンピック組織委員会がIOC(国際オリンピック委員会)の決定を変えることはできない。

ロシア代表が来ないことは確実になったのだから、組織委員会としては、選手が個人で来てくれることに期待するしかない。

AFPの記事(2017年12月6日)によると、選手やスタッフには「最高のおもてなし」を約束するらしい。

組織委は声明で「ロシア選手が中立旗の下で出場する可能性があるという、IOC理事会の決定を受け入れ、尊重する。中立チームの一員となるすべての選手、スタッフに最高の体験を提供できるよう、IOCや関係各所と連携して取り組んでいく」と述べた。

平昌組織委、ロシアの個人参加を歓迎 「最高の体験を提供する」

でも、「最高の体験を提供できるよう、取り組んでいく」という声もきっと震えている。

 

 

「選手、スタッフに最高の体験」を提供することはいいんだけど、観客にたいして最低限のおもてなしを約束してほしい。

平昌オリンピックの「ぼったくり問題」がまったく解決されていない。
産経新聞の記事(2017.11.28)から。

旅行関係者によると、現地のホテルは各国の旅行代理店が早い段階から押さえており、日本では平昌五輪指定旅行代理店の3社(JTB、近畿日本ツーリスト、東武トップツアーズ)が主に扱う。宿泊費は現在、「1泊1万円以下のビジネスホテルが8万~10万円超」(JTB担当者)になっているという。

ホテル料金高すぎ…通常の10倍超 「ぼったくり価格」も

 

「平昌オリンピックでロシアが不参加!」というニュースには、日本人も精神的な打撃を受けている。
インターネットではこんなコメントが寄せられていた。

・マジか
・冬季でロシア来ないとか
しかも前回の開催国なのに
・2ヶ月前にやることか?
・これはプーチン激おこでオリンピック自体を潰しに掛かるな
つまり…
・夏ならまだしも冬のオリンピックでロシアがいないのはつまらない
・チャンピオンが出ない五輪で勝っても意味ないから興味薄れたわ
・フィギュアのコスプレしてる子は出れるのか?
・規模が規模だけに個人でやったとはとても思えんし、当たり前なんじゃね?
・よかったな韓国、客は一気に減るけどショートトラックのメダルが増えるぞ

 

 

おまけ

ロシアには、世界的に有名な「マトリョーシカ」というお土産がある。

マトリョーシカ

 

このマトリョーシカの起源は日本だ、という説がある。

日本ユーラシア協会北海道連合会のホームページにこう書いてある。

マトリョーシカはロシアの伝統的な人形と思われがちですが、そのルーツは日本です。19世紀末、東京にあったロシア大使館の別荘が箱根にあり、日本の入れ子人形をお土産に持ち帰ったことが縁ともいわれています。

「マトリョーシカの由来」

起源が日本にあったとしても、マトリョーシカはロシアのもの。
起源を主張するのは、あんまりカッコ良くない。

 

こちらの記事もいかがですか?

体操とオリンピックの歴史。始まりは古代ギリシアの「全裸スポーツ大会」

韓国・平昌五輪の現状と欧州の反応。終わりのはじまり!?

平昌五輪HPの世界地図から日本が“消えた”?韓国の反応は?

韓国のオリンピック、チケット売れず大ピンチ!→日本頼みへ。

日本人は笑い、韓国人はあきれた平昌オリンピックの”寒さ対策”。

 

コメントを残す

ABOUTこの記事をかいた人

今まで、東南アジア、中東、西アフリカに旅をしてきました。外国に行って初めて気がつく日本の良さや特長があります。以前、歴史を教えていたので、その経験もいかして、日本や世界の歴史や文化などをテーマに、「読んでタメになる」ようなブログを目指します。