胸熱!日本が初めて海外で鉄道運行。鉄道発祥の地イギリスで。

 

日本の列車が海外で走っていることは珍しくもない。

最近もインドネシアの動画を見ていて、「この電車、なんかきれいだなあ」と思ったら、昔JRが使っていた電車だった。
電車の中でヘビが出てくるところが日本と全然違うけど。
しかも、乗客のインドネシア人が床にたたきつけて殺してるし。

そのことはこの記事をどうぞ。

インドネシア、通勤電車内にヘビ!その時乗客は?動画つき。

 

インドネシア人のガールズ

 

でも、日本が海外の鉄道運営をおこなうのはこれが初めてだ。

JR東日本や三井物産などがイギリスの鉄道路線の運営権を取得して、鉄道の運行をはじめた。
JR東の副会長さんがこんな意気込みを語っている。

時事通信社の記事(2017/12/11)から。

「日本の強みである安全、サービス、定時運行をアピールしたい」と強調し、海外展開の拡大を目指す意向を表明した。

「JR東日本、英鉄道の運行開始」

イギリスといえば、鉄道発祥の国。
そんなイギリスで日本人が鉄道の運営をおこなうなんて、胸が熱くなる。

 

日本のネットにはこんな反応があった。

・がんばって欲しいな。英国で成功して欲しい。
・英国は西だろうが
JR西日本がやれよ
・外国より国内の北海道の鉄道の運行を助けて上げて
・イギリスで日本並みの定時運行できたら…・
・中央線埼京線並みのgdgdダイヤでも
英国なら許容範囲かな
・ニュースで見てると現地の知事だか市長だったかが大喜びの興奮気味にインタビューに
応えてた。
・へえぇー日本式の時間きっかりの運行やるのかな
向こうの人がどう思うのか興味ある

 

「外国より国内の北海道の鉄道の運行を助けて上げて 」というのは、今JR北海道の再生が大変なことになっている。
responseの記事(2017年12月8日)から。

声明では最後に、「これまでのような時間の浪費は、もはや許されません」と強い口調で述べており、路線の維持・廃止を含む「それぞれの地域に適した持続可能な交通システムの設計図」を1年以内に明確に示すことを強く求めている。これは、いわば「最後通牒」的なニュアンスが含まれていると言ってよいのかもしれない。

これ以上の時間の浪費は許されない…JR北海道再生推進会議が「最後通牒」的声明

 

「イギリスで日本人が鉄道の運営をおこなんて、胸が熱くなる」と書いたのは、日本に鉄道についていろいろ教えてくれたのがイギリス人だったから。

日本では、1872年(明治5年)に初めて鉄道が開通した。

鉄道開通

鉄道敷設計画は、イギリス人モレルの指導下、大隈・伊藤らが進め、英国より100万ポンド(488万円)を借り、その一部で新橋駅と横浜駅間に敷設。狭軌鉄道。1872年に完成し、当時、陸蒸気といって人気を呼んだ。

「日本史用語集 (山川出版)」

この鉄道開通の指導者であったイギリス人モレノは、「日本の鉄道の恩人」と呼ばれている。
JR桜木町駅(横浜)の近くに、モレルの碑がある。

 

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モレル(ウィキペディアから)

 

「当時、陸蒸気といって人気を呼んだ」というのは、鉄道に慣れてからのこと。
生まれて初めて列車(蒸気機関車)を見た日本人は、かなりの衝撃を受けている。

大きな音を立てて走る蒸気機関車に、「土下座」してしまったほど。

煙を吐きながら轟音を立てて走る『陸蒸気』はこの世のものとは思われなかったのだろう。蒸気機関車の轟音や振動が近付いてくると、人々はその姿を見るどころか、ひれ伏してこれを迎えたという

「定刻発車 (三戸祐子)」

ロンドン橋

 

ある時、日本にいるイギリス人の娘を訪ねて、その母親がイギリスからやって来た。

母親は日本の電車の運行に衝撃を受けた。

「成田空港から浜松駅まで、1分の遅れもなかった。これは奇跡だ!」

娘が「日本ではそれがふつう」と言うと、「イギリスで300キロの区間、電車が1分も遅れなかったらニュースになる」と母が言ったという。

 

でも、「これは奇跡だ」という日本の鉄道運行も、もとをたどっていくと「日本鉄道の恩人」のイギリス人にいきつく。

「母親が日本の電車に驚いていた」と話すイギリス人に、「日本の鉄道は、イギリス人の指導によってつくられたんだよ」と言うと、そのイギリス人が驚く。

「本当?今のイギリスの鉄道で、日本に勝てるところなんて1つもないのに。時間の正確さ、清潔さ、サービスすべてにおいて日本の鉄道はイギリスの上をいっているのよ」

日本のような時間厳守の鉄道の運行は、イギリスではムリだと言う。
日本人の時間感覚をイギリスの鉄道に要求したら、「イギリスの鉄道職員は怒ってストライキを起こす」と言う。

でも、もうすぐこの奇跡がイギリスではじまる。

 

 

おまけ

明治時代、日本はヨーロッパの各国から様々なことを学んでいた。

そのなかでも、日本はイギリスを特別視していたように思う。
日本とイギリスは同じ島国で、国王と天皇という君主がいる。
そんなことで親近感をもっていたのかもしれない。

福沢諭吉はこんなことを言っている。

日本の軍艦東洋の海面を蔽ひ、日章旗は西洋諸国まで吹き及ぼすは、愉快ならずや。アジアの東辺に「新英国」を出現するは難からず。

「福沢諭吉と朝鮮 時事新報社説を中心に(杵淵信雄)」

福沢は日本の軍事力や経済力を強大にして、いつかは「東洋のイギリス(新英国)」にしたかったらしい。

軍事力はともかくとして、経済力では今の日本はイギリスを上まわっている。
諭吉さん、見てますか?

 

イギリスではみかんを「サツマ」と呼んでいる。
その理由はこちらの記事をどうぞ。

なんでイギリス人はみかんを「サツマ」と呼ぶの?②薩摩藩と英の「薩英戦争」

 

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今まで、東南アジア、中東、西アフリカなど27の国・地域に旅をしてきました。以前、中学生に歴史を教えていた経験もあります。 また、日本にいる外国人の友人も多いので、彼らの目から見た日本も知っています。 そうした経験をいかして、日本や世界の歴史・文化・宗教などをテーマに、「読んでタメになる」ブログを目指しています。