ジャパンエキスポから知る韓国人①考え方と日本文化への見方

 

はじめの一言

「この国の魅力は、下層階級の市井の生活にある。素朴な田舎の人びとの親切心にある。(チェンバレン 明治時代)」「日本絶賛語録 小学館」

 

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今回の内容

・「問題視」する日本、しない韓国
・日本文化に対する価値観の違い
・日本に対する文化的優越感

 

前回までに「なにを問題視するか」ということから、外国人の価値観や考え方が分かるということを書いてきた。

「ジャパンエキスポへの韓国ショップの参加」について、日本では問題視する人がいても韓国では問題視していない。
この「問題視のちがい」から、日本人とはちがう韓国人の考え方がみえてくる。

今回はそんな、韓国人の価値観や考え方について書いていきたい。

 

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ソウルの「食い倒れ市場」広蔵市場

 

・「問題視」する日本、しない韓国

今、世界最大規模の日本文化イベント「ジャパンエキスポ」がフランスで開かれている。世界の人に日本の文化を知ってもらういい機会だ。

ただ、日本の文化を紹介するこのイベントに韓流アイドルのグッズを売る韓国ショップが登場している。

「何で、日本文化を紹介するイベントに韓国がいるんだ?」

と日本のネットをにぎわせている。

でも、ネットや韓国の新聞をみていても、韓国でこの参加を問題視する動きがない。

「なんで、日本の文化を紹介するイベントで、韓国人が日本の国旗を店にかかげて韓流グッズを売っているのか?」

と韓国人が問題視して国内で話題にしてほしいところだけど、それはムリか。

 

 

もし日本人がこれと同じことをしたら、きっと日本人は問題視するだろう。

韓国の文化を紹介する「コリアンエキスポ」に、なぜか日本ショップがあって日本のアイドルのグッズを売っていたとする。
そうしたら、きっと日本から批判が起こると思う。

「他国の文化イベントに割り込むな!」ぐらいの声は上がるだろうし、「日本の恥」と言う人もいるかもしれない。
「遠慮」や「配慮」は、日本人を理解する大事なキーワードだから。

 

でも韓国では、こうした声が上がっている様子がない。
実際韓国人なら、日本の文化イベントに参加して韓国文化を広げたとしても、誰も何も思わないだろう。

というのは、韓国には政府がかかわったこんな「前科」がある。

2010年には韓国政府所管のコンテンツ振興院のブースが設けられ、韓国の漫画(マンファ)が出展された。

会場を視察していた経済産業省の渡辺哲也クール・ジャパン室長は、「韓国はとうとうここまで来たのか」とショックを受け「ここもいずれマンファに席巻されるかもしれない」と感じたという。韓国ドラマやK-POPのブースも出展された。

(ウィキペディア)

 

日本人が「ショックを受ける」ようなことでも、韓国は気にしない。
これも、韓国人のケンチャナヨ(大丈夫)精神なのか?
いずれにしても、韓国人らしさというか韓国人的な考え方をあらわしている。

 

ソウルにある王宮
屋根の四方の反り上がり具合が、日本とは違う。

 

・日本文化に対する価値観の違い

ジャパンエキスポから見えてくるのは、日本と韓国とでは文化に対する価値観が違うということ。

当たり前だけど、「日本文化」に対する考え方は日本と韓国とでは違う。
日本は高い価値を感じているけど、韓国はそうではない。

韓国人の専門家から見ると、韓国人は日本文化にこのような見方をしているらしい。

韓国は、もともと日本に対して「後進国」という認識を持っていたのではないかと見られるきらいがあります。 韓国人に言わせると「朝鮮半島から日本に文化が伝えられた」わけです

(つきあいきれない韓国人 渡辺晶平)

 

これは韓国人にとっては「基本的な考え方」だという。

韓国は父親である中国から教えてもらった文化を弟である日本に教えてやったーこれが中国・韓国・日本の関係を発想する基本にあります。

(日本の驕慢・韓国の傲慢 徳間書店)

 

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韓国のお寺の四天王像(多分)
まん丸の目がかわいい。

 

・日本に対する文化的優越感

なんで韓国人は、日本文化に対してこうした見方をしているのか?

一番大きな影響は、韓国での学校教育だろう。
学校で日本をどのように教えているかによって、韓国人の「日本のイメージ」ができあがってくる。

このことは「韓国人は日本をどう見ているか?」ということを理解するうえでとても大切なことだから、もう一度書いてみたい。

1998年発行の韓国の歴史教科書(小学生)には、このような記述がある。
次に出てくる「王仁」は、「わに」と読む。

・(先生は)「わが先祖は発達したわが文化をとなりの日本に教えてあげたと言い」

・「王仁は百済の文化を日本に教えてあげた学者である。彼は『千字文』と『論語』などの本を日本に伝えてあげ、日本にながく暮らしながら、日本国王と王子の先生になって学問をおしえてあげたりした。

そうして、日本の人びとに漢文と儒学がわかるようにつとめた。今も日本人は、王仁を日本文化の先生として崇めているし、彼の功績をたたえる遺跡があちこちに残っている」

・高句麗の文化を日本に伝えてあげた曇徴

「わかりやすい韓国の歴史 明石書店」

 

檀君(だんくん)。

 

この韓国の教科書では、日本に対して韓国が「~してあげた」という表現が何度も出てくる。
韓国にはどんな考えがあって、この言葉を使っているのか?
そのことは、この教科書を翻訳した日本人が説明している。

韓国文化の日本伝来については、王仁や曇徴を挙げて、わが国はすぐれた文化を日本に「教えてあげた」とする記述になっている。

韓国語にも「教える」「伝える」という言い方は、親が子どもに、先生が生徒にといった目上の人が目下の人に使う表現である。

こうした表現が日本に対する文化記述に使われているのは、韓国の歴史教育が古代史において文化的優越感を堅持することを目標にしているからである

「わかりやすい韓国の歴史 明石書店」

 

つまり韓国人の小学生に、日本に対する「文化的優越感」をもたせるためにこうした表現を使っているらしい。

他国の教育について、あれこれ言うことは良いことじゃないかもしれない。
でも、日本の小学校で韓国に対する文化的優越感を植えつけるような教育をしていたらイヤだね。

これでは、日本文化について日本人の価値観とは合わないはずだ。

 

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今まで、東南アジア、中東、西アフリカなど27の国・地域に旅をしてきました。以前、中学生に歴史を教えていた経験もあります。 また、日本にいる外国人の友人も多いので、彼らの目から見た日本も知っています。 そうした経験をいかして、日本や世界の歴史・文化・宗教などをテーマに、「読んでタメになる」ブログを目指しています。