北海道にこたつがいらない理由・カナダの寒さは火星レベル!?

 

去年の秋、アメリカ人とイギリス人とカナダ人と一緒に紅葉を見に行った。

といってもボクが車を出して、そいつらは車内で食ってしゃべって寝て、腹立つぐらい自由気ままに過ごしていたけれど。

その3人にこんな質問をしてみた。
「ねえ、あんたらの母国で、紅葉を見に行くってイベントはあるの?」
全員、答えは「NO」。

アメリカにもイギリスにもカナダにも秋はあるし、そのシーズンになると、葉っぱが赤や黄色に色づく。
だから、公園を散歩しながら紅葉を楽しむことはあるけれど、日本のようなイベントにはなっていないという。

日本では、ネットで紅葉の色づき加減をチェックしたり紅葉を見るために渋滞が起きたりする。
日本で「紅葉・人込み・渋滞」はセットだけど、米・英・加ではそんなことはない。

 

「ふ~ん」と思って、今度はこんな質問をしてみた。

「日本で、こたつが一番少ない都道府県はどこか知ってる?」

「沖縄?」「鹿児島?」「四国のどっか?高知とか」
みんな、期待どおりにまちがってくれる。
そのうち、だれかがこう言う。

「ひょっとして、北海道?」

当たり!
日本で一番こたつがないところは北海道だ。

 

 

「ウェザーニュース」というサイトにこんな記事(2017年11月18日)がある。

「実は北海道より沖縄の方がこたつを持っている!」

 

ウェザーニュースが会員に「こたつがありますか?」と質問した結果、日本で一番こたつの所有率が高いのは山梨県(75%)であることが分かった。

以下、こう続く。

2位、福島県(72%)
3位、長野県(72%)
4位、群馬県(71%)
5位、山形県(70%)

そして、日本でこたつをもっていないところがこの3つ。

45位、東京都(35%)
46位、沖縄県(30%)
47位、北海道(23%)

この結果のとおり、日本でもっとも寒い北海道が「日本で一番こたつがないところ」だった。
「寒いから、北海道にはこたつがない」という見方もできる。

北海道は寒すぎて、こたつでは冬の寒さをしのぎ切れない。
北海道ではセントラルヒーティングなどで家全体を暖めていることが多く、基本的にこたつを必要としない。

 

「実は北海道より沖縄の方がこたつを持っている!」という記事に対して、ネットではこんな反応があった。

・暖房ガンガン焚くから、冬の方がアイスクリームが売れるんだよな北海道は
・こたつだけでは冬は越せない
・灯油ストーブがあれば半袖でアイス食べちゃうくらい暖かい、こたつは必要ない。暖房手当てが会社から出るからな。
・冬はTシャツで過ごすのが常識www
・家の中が一番寒いのは、宮城か岩手だろうな。
・実家は宮城だけど家は寒かった。買ったヒヨコがすぐ死んだ。
・道民だけど、寒いのは悪。寒さは絶対に我慢しない
・北海道の家庭では一冬で灯油代何十万円とか

 

「北海道では家全体を暖めているから、こたつを使わない家が多いんだよ」とボクが言うと、カナダ人がこうつぶやく。

「それってカナダと同じじゃん」

 

 

そのカナダ人が今年の冬、「これがカナダの寒さだ!」とフェイスブックにこんな投稿をしていた。

気温が-21度から-14度というのは、静岡県民からしたら別の惑星の話のよう。

カナダも北海道と同じく、家全体を暖めるセントラルヒーティングがあたり前。

だから、家の中と外の温度が異次元レベルに違う。

家の中は21度で、外は-21.4度。
気温差42度というのは、わけが分からなさすぎる。

この寒さを見て、カナダ人の友人が「seriously(マジで)?」と驚いていた。
そしてこんなコメントをしている。

「Central heating is an amazing invention」
「Makes life in Canada possible. I went there in the spring. Perfect!」

セントラルヒーティングは素晴らしい発明で、これによってカナダで生きていられるという。
北海道と同じだ。

 

さらに、「nationalpost」という海外メディアの記事を貼り付けていた。

Mars and the North Pole are warmer than Winnipeg

カナダのウィニペグ(Winnipeg)は、北極や火星より寒いらしい。

 

 

カナダ人の投稿には、こんなコメントもあった。

「At least they have heat and insulation, unlike the Japanese building standards」

カナダで家を建てる基準は、日本とはまったくちがう。
カナダの家は冬の寒さをしのぐことを重視しているけれど、日本の家は夏の蒸し暑さをしのぐことを前提につくられている。

その象徴が京都御所にある「清涼殿」だ。
宮内庁のホームページに清涼殿の説明がある。

入母屋桧皮葺の寝殿造りの建物で,平安時代に天皇のご生活の場であったときの様式を復元して建てられています。中央には,天皇がご休息に使われた御帳台が置かれ,その手前の厚い畳が「昼御座(ひのおまし)」と呼ばれ,天皇が昼間お使いになった御座所です。

京都御所の写真

「清涼」という言葉からも、夏の暑さを意識した建物であることが分かる。
北海道やカナダで、清涼殿はあり得ない。

 

京都御所の清涼殿

ちょうど今日(2018年1月2日)、AFPにこんな記事があった。
カナダの寒さは、ペンギンが教えてくれるらしい。

カナダはどれぐらい寒いのか知りたければ、カルガリー動物園(Calgary Zoo)のペンギンに聞いてみよう──同園では寒さのあまり、ペンギンたちでさえもが屋内への避難を強いられている。

極寒のカナダ、ペンギンすらも屋内に避難

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今まで、東南アジア、中東、西アフリカに旅をしてきました。外国に行って初めて気がつく日本の良さや特長があります。以前、歴史を教えていたので、その経験もいかして、日本や世界の歴史や文化などをテーマに、「読んでタメになる」ようなブログを目指します。