慰安婦合意:韓国「10億円はうまく処理する」←死亡フラグですか?

 

ネットではよく「フラグが立つ」という言葉が使われる。

フラグとは「flag(旗)」という意味の言葉で、アニメやゲームでその後の展開を予想させるようなシーンがあったときに、「フラグが立つ」と言う。
アニメでもドラマでも、「この後、きっと何か起こるな」と思わせるようなシーンがある。
それがフラグ。

例えば、アニメで登場人物が「ああ、良かった。これで助かった」と言うシーンがあった後に、とんでもない危機がおとずれたとする。
この場合、この人物の言葉が「フラグ」になる。

アニメで登場人物が「これで助かった」「もう安心だ」と言った場合、だいたいその後に悪いことが起こる。
「これで助かった」と言って、本当にそのまま助かって終わってしまったら、アニメとして起伏がなくてつまらない。

 

 

中央日報のこの記事(2018年01月08日)を読んだときに、「これはフラグが立ったな」と直感した。

慰安婦被害者「10億円を日本に返すべき」 外交長官「政府にそのお金はある」

韓国の康(カン)外相が元慰安婦のおばあさんと会って話をした。
そのとき、おばあさんは外相にこう言う。

「お金(10億円)から政府が(予算で)合わせて日本に送り返さなければいけない」

このお金とは、2015年の日韓の慰安婦合意で日本が韓国側にわたした10億円のことをさしている。
元慰安婦だったこの女性は、慰安婦合意に納得していない。
だから、日本政府からのお金は受け取るべきではない、と考えている。

でも、韓国が本当に10億円を日本に返したら、慰安婦合意を破棄したことと同じになってしまう。
そうなったら、日韓関係は破たんする。

それで康(カン)外相は「悩んでいる」と言って、こう述べた。

「お金の問題はおばあさんたちが納得できるようにうまく処理する」と述べた。

うまく処理する?

はい!フラグが立ちましたよっ。

そんなこと、できるわけないじゃん。
「おばあさんたちが納得できるように」といったら、10億円を日本に返すしかない。
でもそれをしたら、日韓関係は”終わって”しまう。

この10億円を「うまく処理する」なんて、本当にできるか?
ということで、「このフラグ(言葉)の後、絶対大きな問題が起こる」と思ったわけです。

 

 

この記事の次の日、1月9日に康(カン)外相が「日本側の拠出金10億円は韓国政府の予算で充当する」と発表した。

元慰安婦のおばあさんは「お金は日本に返さないといけない」と言っていたけれど、韓国政府は返さないことを決めた。
「10億円は日本に返すべき」と主張している元慰安婦の人は、他にもいる。
だから、そうした人たちは韓国政府の発表に不満を表している。

元慰安婦の支援団体も「失望した」と言う。

平和ナビ(蝶々)ネットワークも「12・28合意破棄、和解・癒やし財団解散、10億円返還が含まれておらず失望した」として「今後対応を議論する」と明らかにした。

挺対協など「12・28合意は無効…和解治癒財団を解散せよ」

日本は日本で、「10億円は韓国政府の予算で充当する」という言葉に大反発している。

そもそも、この「充当する」の意味があいまいでよく分からない。
毎日新聞の記事(2018/1/9)によると、日本政府もつかみきれていない。

「韓国側が10億円を充当するとした意味を問い合わせても韓国側から説明がない」(外務省関係者)と不満を漏らした。

<慰安婦問題>日本、反発強める「韓国側主張は矛盾」

韓国の発表の内容にはよく分からないことが多いから、日本政府の関係者もとまどっている。
でも、もし日本が出した10億円と”交換”するということなら、「絶対に受け入れない」と強調しているという。

産経新聞の記事(2018.1.9)では、日本政府の高官が韓国をこう突き放している。

「勝手にやらせておけばいい。韓国の国内問題だから相手にする必要はない」と不快感を示した。

韓国の日韓合意新方針 「全く受け入れられない」と河野太郎外相が猛反発、抗議 協議一切応じず

韓国のハンギョレ新聞も、韓国政府が出す10億円とはどんなものなのか、うまく理解できていない。

カン長官はこのように、具体的な後続措置に対する最終結論は明らかにしないまま、日本の「努力」を促した。

10億円の処理明らかにせず「真の謝罪」日本にボール渡す

発表した韓国政府も、よく分かっていないのかも。

 

朝鮮日報を見ても、「問題長期化」「韓日間の新たな火種」「苦渋の会見」とか書いてあるし。
フラグ決定じゃん。

 

韓国の康(カン)外相は「お金の問題はおばあさんたちが納得できるようにうまく処理する」と言ったけれど、結果を見たら、おばあさんは納得していない。
さらに、日本政府も怒らせた。

「うまく処理する」と言ったけれど、実際には日韓で混乱が広がっている。
結局、外相の言葉はひどいフラグだったことになる。

 

「フラグ」には、いろいろな種類のフラグがある。
なかでも有名なのが、「死亡フラグ」だ。

「ある人物の言動が、その後の死を予感させる」というもの。

アニメだと「この戦いが終わったら、故郷に帰ってのんびりするさ」なんてことを言うと、その人物は後で死んでしまうことが多い。
この言葉が死亡フラグになる。

韓国が10億円をおばあさんも日本政府も納得するように、うまく処理できたらいい。
でもそれができなくて、文政権が崩壊してしまったら、外相の言葉は”死亡フラグ”になってしまう。

実際には文政権がなくなることはないだろうけど、とにかく、韓国政府の言うことは無責任すぎる。

 

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今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。