日本人には理解困難な韓国人②頭の中が”慰安婦と謝罪”でいっぱい。

 

第二次世界大戦中、リトアニアにいた外交官・杉原千畝が6000人ものユダヤ難民の命を救った。

2018年1月にリトアニアを訪問した安倍首相がこの人道的な行動をたたえ、杉原を「同じ日本人として誇りに思う」と記者団に語る。

このニュースを見て「きっと、韓国が文句を言ってくるな」とピンときた。
というのは、前に似たような韓国紙の報道を見て、韓国人の発想にビックリしたことがあったから。

 

 

2015年に、安倍首相はイスラエルを訪問している。
このとき首相は、ホロコースト(ユダヤ人虐殺)の記念館に足を運んだ。

ホロコースト

600万人が殺されたと言われる、ナチス=ドイツによるユダヤ人虐殺のこと。この用語は「旧約聖書」に由来する。ユダヤ人絶滅を目指し、アウシュビッツなど各地の収容所で計画的に虐殺がおこなわれた

「世界史用語集 (山川出版)」

安倍首相がホロコーストの記念館に行ったことについて、韓国外交部(日本でいう外務省)の報道官が会見でこんな発言をしている。
朝鮮日報の記事(2015/01/20)から。

意味のあることだと思うと評価した上で、「安倍首相のこうした言動が国際社会に受け入れられるためには、旧日本軍の慰安婦被害者など歴史に起因した現存する被害者たちの苦痛と傷を癒やす努力もしなければならない」と強調した。

韓国「慰安婦の傷癒やす努力も」 安倍氏ホロコースト記念館視察に

「意味のあることだ」と評価した。
頼んだおぼえはないけど、評価してくれてありがとう。
「わが国」を「国際社会」と言い間違えたところは、相変わらずの”うっかりさん”。

それはいいとして、その後の言葉が日本人には理解できないだろう。

安倍首相がイスラエルのホロコースト記念館に行ったことが、なんで「(元慰安婦の)苦痛と傷を癒やす努力もしなければならない」につながるのか?

 

 

ナチスが強制収容所でおこなっていたホロコーストと、慰安婦問題はまったく関係がない。

「ユダヤ人絶滅を目指し、アウシュビッツなど各地の収容所で計画的に虐殺がおこなわれた」
*ホロコーストがどれほどひどいことだったのかは、前回の記事を見てください。

日本が「朝鮮人の絶滅」を目指したことは1度もない。
朝鮮半島に強制収容所をつくり、そこ朝鮮人を入れて毒ガスで殺害したことはない。

日本は朝鮮半島につくったのは、アウシュヴィッツ収容所ではなくて学校や鉄道だった。
「法を犯したから」という理由で入れられた西大門刑務所は、「ユダヤ人だから」という人種差別によって入れられたアウシュヴィッツ収容所はまったく違う。
さすがにこの間違いは、”うっかりさん”ではすまない。

 

安倍首相のイスラエルでの言動が国際社会に受け入れられるために、「慰安婦被害者の苦痛と傷を癒やす努力」は必要ない。
それとこれとはまったく別問題。
国際社会はホロコーストと慰安婦問題を同一視していない。

ボクが知る限り、安倍首相のイスラエル訪問について、こんな独創的な主張をしたのは世界で韓国だけ。

 

日本の統治時代に建てられたソウル市庁舎
最近まで使われていた。

 

まったく関係ないことでも、慰安婦問題(歴史問題)に結びつけてしまう。
韓国人にはそんな特殊能力がある。

「(元慰安婦の)苦痛と傷を癒やす努力もしなければならない」と書いていた記事は、こう続いている。

安倍首相は19日、エルサレムのホロコースト記念館を視察して献花したが、日本の侵略戦争によりアジアの周辺国が被った被害については言及しなかった。

なあ、すると思うか?
日本の首相がエルサレムに行って、ユダヤ人虐殺の記録を見て、「日本の侵略戦争とアジアの被害」について言及すると本当に思いますか?
日本の首相がそんなことを言ったら、イスラエルの首相や国民がとまどうわ。

世界の中で、こんな独創的な発想をする国は韓国だけだろう。

ちなみに、この2015年の記事への反応を見たらこんな感じだった。

・ホロコーストと慰安婦は無関係です
・同列に扱うなw
・韓国が全然関係なくて笑ったw
・全然違うだろう

2018年の今とまったく同じ反応をしている。
*前回の記事を見てください。

 

 

「全ての道はローマに通ず」ということわざがある。

すべての道はローマに通ずとは、目的までの手段や方法は、何通りもあることのたとえ。また、一つの道理はあらゆることに適用されるというたとえ。

故事ことわざ事典

韓国人の日本への発想はこの逆。

韓国は日本について「歴史認識(主に慰安婦問題)が間違っている・反省と謝罪が必要」と思っているから、日本が何をしてもそのイメージから言葉が出てくる。

 

例えば、頭の中がダイエットや好きな人のことでいっぱいになっていると、自然とそこから発想して、関係ないことにも結びつけてしまう。
周りにしてみたら、「おまえ、それ関係なくね?」という状態になる。

韓国もこんな感じ。
韓国にとってそこがスタート地点だから、日本が何かすると、関係ないことでも「歴史認識・反省・謝罪」に結びつけてしまう。

安倍首相がリトアニアで杉原千畝記の念館に行ったら、「戦犯国家の過去史にも直視できない」と言う。
イスラエルのホロコースト記念館に行ったら、「慰安婦被害者の苦痛と傷を癒やす努力が必要だ」と言う。
幻聴ですか?
いえ、事実です。

 

 

韓国はまったく関係ことでも歴史認識を持ち出して、日本に反省や謝罪を求める。

日本について「慰安婦問題・反省・謝罪」で頭がいっぱいだから、日本が何をしてもそれと結びつけてしまう。
だから、日本人には「韓国関係ない」「言っていることが理解できない」と言われてしまう。

ただ、日本人でも、「日本の歴史認識が間違っている。戦争犯罪国で謝罪が足りない」と考えている人なら、韓国人の言葉を理解し共感できるはず。

 

韓国紙のこんな報道を今までに何度も見てきた。

だから今回、安倍首相が杉原千畝を「日本人として誇りに思う」と言ったと知ったときに、「あ、韓国が何か言ってくるな」とピンときたわけですよ。

 

 

2013年に、ソウルでサッカーの日韓戦がおこなわれた。
そのときに、韓国のサポーターが掲げた「歴史を忘れた民族に未来はない」という大きな横断幕が日本人を怒らせた。

「なんで韓国人は、サッカーに歴史認識を持ちこむのか?」
「スポーツと歴史(政治)問題は関係がない」

といった感じで、韓国人の発想を理解できない日本人が多かった。

日本への基本的な認識が「慰安婦問題・反省・謝罪」でそこから考え始めるから、韓国人には常識的な発想が、日本人には理解できない。

もし安倍首相がアフリカで、黒人奴隷や人権ついて何かを言えば、韓国人は「本当にそう思うのなら、慰安婦のおばあさんに謝罪しろ」と言うだろう。

日本人が「それは関係ない」「理解できない」と言うと、きっと韓国人は「日本人は本当の歴史を知らないから」「それは反省していない証拠」と反論する。

こんなふうに、お互い噛み合わないことは今までに何回もあった。
日本人と韓国人では発想の前提が違うから、同じことはこれからもくり返し起こる。

 

 

こちらの記事もどうですか?

日本人の誇り・ユダヤ人を助けた杉原千畝と樋口季一郎。

ナチスによるユダヤ人迫害の実態・”絶望の航海”とホロコースト。

日本人には理解できない韓国人の発想①関係ないのに謝罪要求。

 

1 個のコメント

  • いつもコメントありがとうございます。
    ここは公の場でもあるので、表現は制限されてしまいます。
    でも、気持ちはじゅうぶん分かります。
    言いたい放題、やりたい放題ですからね。

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    今まで、東南アジア、中東、西アフリカなど27の国・地域に旅をしてきました。以前、中学生に歴史を教えていた経験もあります。 また、日本にいる外国人の友人も多いので、彼らの目から見た日本も知っています。 そうした経験をいかして、日本や世界の歴史・文化・宗教などをテーマに、「読んでタメになる」ブログを目指しています。