不思議の国インド。カンニングで40人死亡・MRIの磁力が死因に。

 

「インドは不思議な国なんです。インドに行ったら、すごくハマるか二度と行きたくないと思うかの2つの分かれるんです」

そんな話を韓国人から聞いて驚いた。
それとまったく同じ不思議は日本にもあるから。

「インドに行くと反応が極端に分かれる。大好きになるか、大嫌いになるか。インドには中間がない」

20年ほど前、インドを初めて旅行したときにこんな話を聞いた。
自由旅行でインドを旅した人なら、一度は聞いたことのあるフレーズだと思う。
「インド旅人」の間では、よく知られた言葉だから。

 

インターネットにもこんな画面が出てくる。

 

インドは広い。
「本当にそれほどの広さが必要なのか?」と思ってしまうほど広大な国だ。

東西ヨーロッパと同じぐらいの面積がある。

 

だからインドでは、州が変われば「外国かよっ」と思ってしまうほどの変化がある。

北のザンスカールは冬になると雪におおわれて、村から出られない。
南のケララでは1年中、TシャツでOK。
西に砂漠があれば、東にはジャングルがある。

 

「インド」という言葉はもともとはギリシャ語で、アレクサンドロス大王(前356年 ~ 紀元前323)はこう言っている。

私としは以下、インドス川から東の地域をインドと呼び、そこに住む人びとをインド人と呼ぶことにしよう。

「アレクサンドロス大王東征記 下 (岩波文庫)」

アレクサンドロス大王(ウィキペディアから)

 

そんなインドはスルメに似ている。
「噛めば噛むほど味が出てくる」というスルメのように、インドは知れば知るほど奥深い。

インドの奥深さは多様性から生まれる。

インドにくわしい日本人はインドの特徴として、多様性をあげている。

インドを一言で表現する言葉としてよく使われるのが、『多様性』という言葉である。
まことにインドを表す言葉としてこれ以上の言葉はない。
人種、宗教、言語、文化、文明等、あらゆる分野で多様性という言葉が適用される

「インド人とのつきあい方 清好延」

「インドの不思議」もこの多様性から飛び出してくる。

 

 

ボクはインドにハマった方で、今までに7,8回は行ったし、インド人の友人からいろんな話を聞いてきた。

「日本で10年に1度起こることが、インドでは10日に1度起こる」
「何でもアリ」

それがインドだと思っているから、「牛を殺した」という理由でヒンドゥー教徒がイスラーム教徒を殺害しても「インドならあるだろうな」と思う。
「裁判所がガンジス川に、人権(人と同じ法的地位)を与えた」と聞いても、「よく分からないけど、さすがインドだな」と感心した。

でも、「カンニング事件で40人が死んだ」というニュースは異世界すぎて驚いた。
focus-asiaの記事(2015年06月30日)から。

インド・マディヤ・プラデーシュ州の大規模カンニング事件で、インド政府が特別調査チームを立ち上げ、1800人以上を逮捕したが、このうち約40人が「突発的な死」を遂げた。

インドの大規模カンニング事件で40人が「突然死」、当局は「自然死」を強調

今までにいろんな不思議を目にして耳にしてきたから、インドで何が起きてももう驚きはしない。

 

 

「インドで何が起きても驚かない」と思っていたけど、フランスAFPの記事(2018年1月29日)はタイトルからして意味不明。

見舞いで病院訪れた男性、MRIの磁力に引き寄せられ死亡 インド

 

MRI(核磁気共鳴画像法)がインドの病院にあってもまったく不思議じゃない。

でも、なんでMRIに引き寄せられて人が死ぬのか?
しかも患者ではなくて、見舞いに来た人が。

インドニュースでは久しぶりのサプライズだ。

 

MRI(ウィキペディアから)

 

記事にはこう書いてある。

事故は27日夜、ムンバイにあるナイル(Nair)病院で発生。市警察が出した声明によると、男性は酸素ボンベを抱えて室内に入った際、磁力により装置へ引き寄せられたという。

親族の見舞いに来たこの男性はMRIに引き寄せられた後、この世を去る。

男性が持っていた酸素ボンベがMRIにぶつかったときに、ボンベから液体酸素が漏れ出した。
それを吸ったことで男性は死亡したらしい。

こうなると「MRIの磁力に引き寄せられ死亡」じゃなくて、「液体酸素を吸いこんで死亡」のほうが正確じゃないか?

 

このニュースには、ネットでも驚きの声が広がっている。

・工エエェェ(´д`)ェェエエ工
・こええ
・何で見舞いに来た奴がボンベを持参したんだ?
・見舞いに訪れた男性が酸素ボンベ持ってたってどんな状況だよ
・MRIの磁力ってそんなに強いの?
ボンベが引き寄せられるって、相当じゃね?
・ターミネーターの去年かおととし公開してたやつ
そんな最後だったな
・すごいきょうりょくな磁石なので時計ネクタイピンレベルも厳禁部屋なんよね
・どういうこっちゃ
・な・・・なんだってーーーー!
・一般人なのでこのニュースの意味がわからない…
・あたまに釘が刺さってたら抜けるな

 

やっぱりインドは不思議の国だった。

 

おまけ

 

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今まで、東南アジア、中東、西アフリカなど27の国・地域に旅をしてきました。以前、中学生に歴史を教えていた経験もあります。 また、日本にいる外国人の友人も多いので、彼らの目から見た日本も知っています。 そうした経験をいかして、日本や世界の歴史・文化・宗教などをテーマに、「読んでタメになる」ブログを目指しています。