「嫌韓と反日」で失敗・謝罪した、日本と韓国のアイドルたち。

 

AKB48で大活躍している(たぶん)田野優花さんが”嫌韓発言”をしたということで、批判が集中している。

インスタグラムの動画で、田野さんはこんな発言をしていた。

「韓国人は可愛いと思うけど、韓国好きな日本人は好きじゃない」
「韓国人になりたがってる日本人、嫌い」
「韓国メークとかね、まあ許される人と許されない人がいるよね」
「韓国行ったらみんな整形したって思うよ、私は」
「プロフィールの所にもうなんか韓国とか、ハングル文字書いてある人はちょっと無理ですね」

 

これに韓流ファンや韓国好きが大激怒。
SNSには、「韓国好きのすべての日本人を敵に回してた」「許せない」「人としてありえない」といった批判コメントの雨あられ。

でも一部の層には、「生まれて初めてAKBに推しメンが出来ました!」「田野優花に1票入れるわ。まあ、投票券持ってないけどw」とこの言葉を支持する声もある。

全体的に、この言葉に怒っているのは若い人たちで、賛同しているのは中高年だと思う。
具体的には、「10代の女の子 vs 父親世代のおじさん」という構図。

 

ボクは、歴史なら少しは知ってるけど、AKBのことはほとんど分からない。
AKBよりは、GHQの方が分かる。
そんなボクが言うのもなんだけど、AKBが敵に回してはいけない人たちを怒らせてしまったと思う。

*GHQは「General Headquarters」の略。
第二次大戦後に、日本を占領していた連合軍総司令部のこと。
最高司令官はマッカーサー。

 

「あの発言はマズかった!」ということで本人は、ツイッターでこう謝罪している。

 

でも、韓流ファンの怒りは収まらない。

 

「田野優花に1票入れるわ」という人はきっとすぐに忘れるけど、こうしたK-popファンの記憶はずっと消えない。
言葉って、ホントにこわいですね。

でもやり過ぎると、K-popファンに逆風がふく。
すでにそういう空気がある。

 

 

こうしたことは、韓国でなら何回かあった。

韓国のアイドルが日本に関係することで失言してしまって、謝罪に追いこまれる。
そんなことは、ここ数年で何回もあった。

これからそんな例を紹介しようと思う。
韓国人が怒るポイントや韓国社会のタブーが見えてくるから。

 

2016年には、少女時代のティファニーさんがこんな投稿をして、韓国で大問題になった。

 

韓国でこれは、一発アウト。
ティファニーさんはこの投稿をすぐ削除したけど、それぐらいじゃ韓国人の怒りは収まらない。

ティファニーはこんな自筆の謝罪文を公開することになる。
「wowkorea」の記事(2016年8月15日)から。

ティファニーは「このようなミスにより多くの方々を失望させた私自身がとても恥ずかしく、深く反省しています。今後は私の行動や文章が多くの方々が見ているということを肝に銘じ、このようなことがないようにいつも慎重に考えて行動する人になれるよう努力します。改めて、私の不足な部分よって大きく失望させてしまい、申し訳ありません」と付け加えた。

ティファニー(少女時代)、インスタへの日の丸掲載を直筆メッセージで謝罪

去年(2017年)には、ビッグバンのメンバーが旭日旗騒動を引き起こしている。
レコードチャイナの記事(2017年10月22日)から。

「韓国の男性アイドルグループ『BIGBANG』が着用した白地に中央から放射線状に赤い色が広がる柄に染色されたTシャツ」などを数える。

韓国でタブー視される「旭日旗」、似たデザインにも“過剰反応”相次ぐ、悪役イメージすっかり定着

旭日旗ではなくても、韓国社会では、赤と白の線でできた模様(もよう)はタブーになっている。

 

 

でも、ここで書いておきたいのだけど、旭日旗に問題はない。
日本政府がハッキリそう言っている。
くわしいことはこの記事をどうぞ。

関係改善の機会を反日でつぶす韓国人的思考”旭日旗=戦犯旗”。

 

でも、韓国社会で旭日旗は”戦犯旗”と呼ばれていて、「この世にあってはならないもの」という扱いを受けている。
こんな過剰な反応をするのは世界でも韓国だけ。
中国も旭日旗が好きじゃないけど、韓国ほど激しい反応は起こさない。

日本人のボクが言うのもなんだけど、なんで韓国の芸能人が旭日旗にこんなに鈍感なのかが分からない。

 

これはマケドニアの国旗
「旭日旗に見える!」と、これに文句を言った韓国人がいた。
闇は深い。

 

去年は他にも、「豊臣秀吉」で国民を怒らせた韓流アイドルがいた。

スーパージュニアのメンバー・シウォンさんが過去に、豊臣秀吉を「好きだ」と言っていたことが判明する。

この一言で、多くの韓国国民が敵にまわった。

「豊臣秀吉は朝鮮を侵略した悪いヤツ」
「絶対に許すことのできない民族の敵」

韓国の社会では、秀吉について「悪のかたまり」といったイメージがある。
影響力のある芸能人が「韓国的に正しい歴史観」に反するのは絶対のタブー。

中央日報という全国紙がこれを問題視し、記事(2017年10月25日)でこう書いた。

シウォンが例えに挙げたこれらの人物は戦国時代の武将だ。特に織田信長の部下だった豊臣秀吉は、朝鮮を侵略した「壬辰倭乱」を起こした人物だ。 朝鮮侵略の元凶である豊臣秀吉を好きな人に挙げたシウォンの回答は、十分問題視される発言に値する。

SJシウォン側「『豊臣秀吉が好き』発言、他意はなかった」

ちなみに、このシウォンさんは織田信長をかなり好きらしい。
この記事には「織田が好きだったというカキフライをわざわざ食べに行くこともある」と書いてある。

日本での好感度は上がるかも。

 

 

個人的に一番かわいそうだと思ったのが、「AOA」というガールズグループのジミンさん。

テレビ番組で出題された歴史クイズに間違ってしまったことで、その後、泣きながら公開謝罪をすることになる。

番組のクイズコーナーで、韓国では英雄とされている「安重根(アンジュングン:あんじゅうこん)」の顔写真が出された。
ジミンさんは安重根を見て「豊臣秀吉」と答えてしまった。

でも、「豊臣秀吉の顔写真がある」ということにおかしいと思わないことが、そもそもおかしいのだが?

とにかくジミンさんはその後、テレビで号泣謝罪。
自身のSNSで公開した謝罪文が、中央日報(2016/05/13)に全文載せられている。

こんにちは、AOAのジミンです。

私は5月3日にオン・スタイルで放送されたチャンネルAOAの番組で歴史クイズコーナーを行い、その過程で安重根義士の姿が判別できず、さらには軽い態度で放送に臨んで多くの方々に不適切な姿を見せました。

メディアに姿を見せる芸能人としてかえってふざけているような姿勢で多くの方々の眉をひそめさせたことを心より謝罪申し上げます。申し訳ありません。

いかなる弁解も私の過ちを覆うことはできないでしょう。
今回のことをきっかけに私は無知こそ最も大きな過ちであることを学びました。
心より謝罪申し上げ、深く反省致します。

私は今後、芸能人としてではなく大韓民国の国民として恥ずかしくない歴史観を持つために最善の努力を尽くします。もう一度私の過ちを心より謝罪申し上げます。申し訳ありません。

-AOAジミン拝

AOAジミン、安重根発言物議で謝罪「無知こそ最も大きな過ち」

歴史クイズで間違えただけで、全国紙に謝罪文が載る。
日本ではあり得ない。
「私は今後、芸能人としてではなく日本国の国民として恥ずかしくない歴史観を持つために最善の努力を尽くします」なんて言葉を、新聞で読みたい人はいないだろう。

でも、「豊臣秀吉が好き」と言ったことより、安重根を見て「豊臣秀吉」と言ったことの方が重罪なのは分かる。

 

ところで、”嫌韓発言”をした田野さんは今度どうなるのだろう?
2016年に、小籔千豊さんがテレビ番組でこんな発言をしている。

「韓流を好きな人は、日本で恋愛がわりとうまくいってない人が多いんじゃないかな?」

当時この言葉はスルーされていたけど、今言ったらとんでもないことになりそう。
これは小藪さんだから許されたのか?
それとも、日本の社会の空気が変わっているのか?

 

 

おまけ

安重根という人を知っておこう。

韓国で安重根は英雄とされている。
でも日本では「テロリスト」と、まったく反対の評価を受けている。

 

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安重根(ウィキペディア)

 

安重根(アンジュングン、あんじゅうこん)
1879~1910

朝鮮の独立運動家。1907年沿海州で愛国啓蒙運動と義兵闘争に参加。朝鮮の植民地化を決定づけたとして、1909年10月に伊藤博文をハルビンで暗殺した。

「世界史用語集 (山川出版)」

安重根は「植民地支配の責任者」とされる伊藤博文を射殺した。
それによって韓国では英雄、日本ではテロリストと呼ばれるようになる。

 

ところで上には、安重根が伊藤博文を暗殺した理由を「朝鮮の植民地化を決定づけた」と書いてある。
でも、実際にはどうだったのか?

次の文を読んでほしい。

韓国併合条約

1910年8月の韓国併合条約で韓国を植民地とした。1909年の伊藤博文暗殺、韓国首相李完用襲撃事件が契機となる。

「日本史用語集 (山川出版)」

これを読むと、「1909年の伊藤博文暗殺」が、朝鮮の植民地支配の「契機(きっかけ)になった」と書いてある。

つまり、「朝鮮を日本の植民地にはさせない!」と理由で安重根が伊藤博文を暗殺したことで、逆に朝鮮の植民地化が進んでしまったということになる。
いわゆる歴史の皮肉ってやつですね。

 

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今まで、東南アジア、中東、西アフリカに旅をしてきました。外国に行って初めて気がつく日本の良さや特長があります。以前、歴史を教えていたので、その経験もいかして、日本や世界の歴史や文化などをテーマに、「読んでタメになる」ようなブログを目指します。