韓国の結婚事情。同じ名字・出身地(本貫)だと結婚できないの?

 

始めの一言

「江戸は不思議な所で、常に外来人の目を引きつける特有のものを持っている。江戸は東洋における大都市で、城は深い堀、緑の堤防、諸侯の邸宅、広い街路などに囲まれている(ロバート・フォーチュン 江戸時代」「日本絶賛語録 小学館」

 

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今回の内容

・韓国人の知り合いが彼女と別れた理由
・同じ名字・出身地だと、結婚できない!?

 

・韓国人の知り合いが彼女と別れた理由

縁起の悪い話から始まって申わけないです。

日本人のボクの友人で、結婚を約束していた婚約者がいたものの、その婚約者と友人の親とがうまくいかなくて、悩んでいたヤツがいた。
家族の同意がなかったら、結婚生活はうまくいかないだろうと思って、結局、婚約を破棄してしまった。

不幸なことだけど、たまにあることだと思う。

 

韓国でも、婚約破棄はある。
最近、韓国人の知り合いが彼女と別れた。
つき合って(確か)3年で結婚を考えていたけど、それを知った2人の親に猛反対されてしまった。
友人と同じで、家族の反対にあったままでは結婚はできないと考えて、別れてしまった。

でも、韓国人の場合、反対された理由が違う。
これが、日本にはない韓国の独特な事情になる。

 

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何ですか?
その韓国に独特な理由って?

 

・同じ名字で出身地だと、結婚できない!?

韓国では、同じ名字で、さらに先祖の出身地(本貫:ポングァン)が同じだと、「同じ血をもっている一族」とみなされてしまうらしい。
それで、そうした人同士が結婚をすることを、最近まで法律で禁止されていた。

 

日本なら、「同じ名字の人同士が結婚する」というのは、まったく問題はない。
たとえば「スズキくん」と「スズキさん」が結婚したって誰も気にしない。
それに、日本には、一般的に「本貫(ほんがん)」なんてない。
本貫という言葉を聞いたことがない人がほとんどだろうし、自分の先祖の出身地がどこだか分からない人も多いはず。

 

でも、韓国では、同じ名字の人同士の結婚は問題になってしまうことがある。
先祖の出身地も、「族譜(ぞくふ、チョクポ)」があるからすぐに分かる。

・東アジアにおいて作られるようになった同種の親族集団の家系に関する文書である。

・火事に遭った場合、最初に持ち出すのは族譜といわれたほど重要な地位を占めるようになった。(ウィキペディア)

 

同じ名字・本貫の人同士が結婚するというのは、感覚としては、「兄と妹で結婚するようなもの」かなあ。日本人にはわかりにくい。
とにかく、知り合いの韓国人とその彼女は、名字と本貫(先祖の出身地)が同じだったため、親に猛反対されてしまった。

 

「同じ名字で先祖の出身地(本貫)が同じだと、結婚が難しい」ということで、韓国では、初対面でそれを確認することがあるという。

同じ名字同士は結婚できない?!名字と並んで重要な「本貫」

韓国では同じ姓を持つ人同士が出会ったとき、「どちらの金さんですか?」または「本貫(ポングァン)はどこですか?」という会話がよく交わされます。
「本貫」とは、その家系の始祖の出身地のことで、約4,200にものぼります(韓国統計庁、2000年)。

同姓でも本貫は複数存在し、例えば金氏は「金海(キメ)金氏」「慶州(キョンジュ)金氏」「金寧(キムリョン)金氏」など本貫の数が約280もあります。韓国では以前、本貫が結婚において大きな影響を与えていました。(KONEST)

 

だから、同じ「金」という名字の人でも、本貫(先祖の出身地)が違っていたら、血がつながっていない別の一族の人間とみなされて、結婚は問題ない。

「慶州(キョンジュ)出身の金さん」なら、「金寧(キムリョン)出身の金さん」とは違う家系だから、結婚はOK。

 

同姓同士でさらに本貫も同じ場合、血のつながった一族内の結婚、つまり近親婚とみなされ、法律で結婚が禁じられていたのです。この「同姓同本不婚制度」は1997年に廃止されました
(KONEST)

 

この名字と本貫の事情のために、韓国ではいろいろな問題が起きていた。

韓国では、結婚できないことに悲観して、精神に異常をきたしたり、心中したり、同姓同本貫の夫婦の子供には戸籍が与えられないなどの問題が起きていた。(人名の世界地図 文春新書)

 

こうした問題が起きていてたため、韓国では1997年にこの法律が廃止されて、同じ名字・本貫の人同士でも、結婚ができるようになった。
だから、今では「慶州出身の金さん」と「慶州出身の金さん」が結婚をすることができる。

 

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愛こそすべてだよねー。
ねー。

 

でも、法律ではOKになったとしても、韓国人の意識からその抵抗感が消えるわけではない。
ボクの知り合いのように、親の世代では、この同じ名字・同じ本貫での結婚には反対する人はまだまだ多いようだ。

 

「同じ名字・同じ本貫でも、結婚ができるようになった」とはいえ、例外がある。
それが「朴(パク)」という名字で、「朴さん」と「朴さん」とでは、結婚ができないという。

 

ただ例外として、「朴氏」は、本貫が違っても、祖先が同じだという言い伝えがあることから、「朴氏」同士の結婚は認められない。
(人名の世界地図 文春新書)

ただ、これは、どの程度の「認められない」のかがよく分からない。

でも、韓国の名字の中でも、「朴」という名字は特別らしい。
次回は、その「朴」という名字についてかきます。

現在の韓国の大統領「朴槿恵(パク・クネ)」さんの先祖が日本人だった!

かもよ?
というお話。

 

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今まで、東南アジア、中東、西アフリカなど27の国・地域に旅をしてきました。以前、中学生に歴史を教えていた経験もあります。 また、日本にいる外国人の友人も多いので、彼らの目から見た日本も知っています。 そうした経験をいかして、日本や世界の歴史・文化・宗教などをテーマに、「読んでタメになる」ブログを目指しています。