日本人 vs 台湾人・香港人。社会の違い:ルールを守るか?人情か?

 

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少し前に、日本人と中国人では”法やルールを守る感覚”がちがう、ということについて書いた。

そのとき例に出したのが、中国の警察官が駐車違反を見逃したこと。
正月のとき、西安市の警察官が駐車違反の車を見つけたのだけれど、「新年おめでとう」「本日は処罰しません」と書いた紙を車に置いだけで、違反を許してしまう。

中国のメディアも「心が温まる祝日にあって、われわれにもう少し温かさを加えてくれる」とこの警察官の行為を支持する。

 

法を厳しく守る日本人には理解できないと思う。
でも、日本人が中国人のすることを理解しなくてもいいと思う。
日本と中国の価値観や考え方はまったくちがうから。
「よくわからないけど、中国人は中国の常識で行動しているんだな」と理解するだけで十分だ。

 

じつはこの記事を書いていて、5年ぐらい前のことを思い出した。
「台湾人・香港人と日本人とでは、ルールや決まりを守る感覚がぜんぜん違うんだな」と実感したあの冬の出来事を。
というほど大したことでもない。

決まり(法)を第一にするか?
人情を優先するか?

日本と台湾&香港社会のそんなちがいを感じた出来事があった。

 

 

5年ほど前、日本に住んでいる友人の台湾人が引っ越しをした。
ヒマな香港人とボクがその手伝いをする。

その後、彼が携帯電話の契約をするからドコモショップに行きたいという。
ヒマな香港人とボクもついて行く。

 

細かいことは忘れたけれど、ドコモショップの店員が台湾人にこんなことを言う。

「携帯電話の契約をするには、そこがあなたの住所だと確認できるものがほしい」

でも、彼は引っ越したばかりでそんなものを持っていない。
でも、彼は携帯をあきらめない。

「電話ができないとすごく困ります。あと3週間ぐらいで電気代の請求書が送られてきます。それを見せますから、今は携帯の契約がしたいです」

とねばる。
台湾人にねばられても、店員は困る。

「そういう決まりですので。いまそれがないと契約はできません」

ここでなぜか香港人が怒り出す。

「電話ができなかったら、彼は困るじゃないですか。住所を証明するものは必ずあとで見せますから、今は携帯の契約をしてください」

台湾人も「困る困る」とずっと言っている。

ボクも困っていた。
台湾人と香港人は前から付き合いのある友人で、台湾人の助けをしたい。
でも、店員の言っていることは正しい。

友情か?
ルールか?

ボクは店員の側についた。

「それがルールや決まりだから仕方ない。携帯が犯罪に使われる恐れもあるから。いまは契約はあきらめよう」と言ったのだけど、台湾人と香港人は「それはおかしい」と言い張る。

でもムリなものはムリ。
ダメなものはダメ。

 

 

すると香港人が英語でボクにこう言う。

「『店には内緒で、ここだけで携帯の契約をしてください』と店員に日本語で頼んでください」

それはナイスアイディア!
なわけねえだろ。
店員さんにそんなことをさせられない。

「決まりだから仕方ない」という日本人2人と「それでは困る。人情がない」という台湾人と香港人で軽く言い争う。

「ここは日本だから、君たちは日本の決まりに従わないといけない」ということをボクが何回か言って、彼らは契約をあきらめた。

ヤツラはその後もブーブー言っていたけど、もう忘れた。

 

結局、携帯の契約はできず、台湾人も香港人も納得しないまま店を出る。
その後も、「あの対応はおかしい。人情がない」とギャーギャー言っていたけど、もう忘れた。

台湾や香港ならこうした場合、絶対に契約できるという。
先に契約をして、後から証明するものを持って行く。
台湾と香港の社会には”人情”があるから、それが通じるらしい。

彼らと日本人の「ルール順守の感覚」の違いを感じた一件でした。

 

 

彼らの話を聞いていると、香港や台湾の社会では、決まりやルールはあってもけっこう動かすことができる。

今回の件でいえば、「家族にすぐ連絡したくてもできない」「急なことがあっても、家族の方から連絡できない」という事情があれば、先に契約して後から証明するものを見せればOKという。

日本は逆。
決まりやルールは動かせない。
「すぐ連絡できなくて困るかもしれないけれど、そういう決まりだから仕方ない」とルールに従う。
人間が決まりに合わせる。

どっちが良いか悪いかではなくて、国によって価値観や行動基準はちがうだけのこと。

 

ボクが今までに台湾人・香港人・中国人から話を聞いたり彼らとつき合ったりしてきた経験から、「決まりやルールを守る順」にならべたらこうなる。

「日本人>台湾人≒香港人>>中国人」

ただ”台湾人”といっても、違いはある。
台北の台湾人は「台南の人たちはルールを守りません。飲酒運転や信号無視が多いんです」なんてことを言っていた。
そんな台北の人でも、日本の社会を見たら「厳しい、情がない」と感じると思う。

 

これはボクが感じることだけど、中国人には「これがルール(決まり)だから」が通じない。
「でも~、でも~、でも~」と、例外や抜け道を探してルールを動かそうとする。
何とか自分の主張を通そうとする。

よく言えばねばり強くて、悪くいえばしつこい。
でも、日本人も中国人の自己主張の強さを見習った方がいいと思うときもある。

 

台湾の漢字はむずかしい。
でも、戦前の日本人はこんな漢字を使っていた。

 

こちらもどうぞ。

台湾 「目次」

日本人と中国人の”法やルールを守る感覚”の違い。中国の人情社会。

台湾人がアニメを見て感じた「日本と台湾の学校との違い」とは?

中国・台湾人が尊敬する「孫中山(孫文)」は日本人名だぞっ!

 

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今まで、東南アジア、中東、西アフリカなど27の国・地域に旅をしてきました。以前、中学生に歴史を教えていた経験もあります。 また、日本にいる外国人の友人も多いので、彼らの目から見た日本も知っています。 そうした経験をいかして、日本や世界の歴史・文化・宗教などをテーマに、「読んでタメになる」ブログを目指しています。