はじめの一言
＊伊勢神宮の建物について
「いわば稲田の作事小屋や農家の結晶であり、真の『神殿』すなわち国土とその大地の精髄（せいずい）の安置所なのである。国民はそれを国民の最高の象徴として崇拝する（ブルーノ・タウト 昭和）」
「ニッポン 講談社学術文庫」
今回の内容
・韓国に広がる反日疲れ
・韓国人が叱る「韓国起源」
・韓国はエビじゃなくて、シャチだ！
・韓国にも広がる反日疲れ
「韓国には、疲れたよ・・・」
そんな声が日本に広がっている。
と思ったらアメリカにも広がっている、と前回かいた。
ところが、最近では韓国が国内の反日感情に疲れている様子がある。
海上自衛隊の旭日旗問題、ロッテホテルのドタキャン、対馬の仏像盗難事件などなど。
最近おきたこうした出来事で、韓国の政府が国内の反日感情に苦しめられている。
がんばれ。
「旭日旗をつけて海上自衛隊の艦が韓国の港に入ることには、絶対に反対！」
と韓国の国民が怒る。
でも、国際法ではそれはまったく問題ない。
だから、韓国としては海上自衛隊に旭日旗を降ろさせることはできない。
こんな感じで、国内の反日感情と国際法との間にはさまれて、韓国の軍や政府が困っているという記事を最近、よく見かける。
そして、国内の韓国人からもいき過ぎた反日感情をたしなめる声があがっている。
このときは記事でこんな声を紹介した。
・「韓国は一体いつまで反日、反日と叫ぶのか? 世界の流れを無視して、現実世界から精神分離を続ければ、韓国は世界から孤立する。」
・「反日感情をむき出しにする韓国国民はとても愚かだと思う」
こうした声が、韓国の中からもっともっと出てきてほしい。
そうしたら、日韓関係は前進するはず。
ボクの韓国人の友人も、反日を叫ぶ韓国人を嫌っている。
いき過ぎた愛国心や過激な反日行為は、韓国にとってマイナスになることをよくわかっている。
韓国人にも、反日を叫ぶ韓国人が嫌いな人はいるんだよ。
・韓国人が叱る「韓国起源」
以前、こんなことを書いた。
「韓国のテレビ番組で、『日本のたくあんの起源は、韓国（高句麗）にあった』と紹介されていた」
このことで最近、おもしろいことがあった。
このテレビ番組の内容を、韓国のメディアが「間違っている」と否定したのだ。
先日、（韓国）国内S某放送局のSNSコーナーでタンムジが高句麗時代に日本へ伝来されたという荒唐無稽な話を並べたという。
このコーナーによるとタクアンは高句麗時代の僧侶だったテクアム（沢庵）という者が日本に渡り、タンムジを伝来したという。結論から言えば、S某局の主張は誤ったものだ。
「ppssニュース （韓国語）」
と、「このテレビ番組で伝えていたことは、間違っている」と否定している。
さらに、愛国心が過熱しないようにするべきだと注意を与えている。
愛国心を鼓吹するのもほどほどにしよう。 度が過ぎた国粋主義は災いを招くだけであり、何も残せないからだ。
「日本の～は、韓国が起源だ」という声は韓国からしょっちゅうあがる。
そのたびに、「そんなことがあるか！」と日本人が否定する。
けれど、韓国起源説を韓国人が打ち消すというのは珍しい。
これも、愛国反日から間違ったことを主張してしまえば、結局、韓国が害を受けることがわかっているからだろう。
韓国の反日的な言動を、韓国人が注意したり訂正したりしている。
日本やアメリカが感じている「韓国疲れ」が、韓国にも広がっているということ？
韓国の場合は、「反日疲れ」だろうけど。
こんな感じで、あれ？韓国の社会が変わってきてる？
と思ってしまうことを最近みかける。
でも、韓国の反日感情で、だれよりも疲れてほしいのは韓国自身。
そして、反日の声が減って冷静な声が増えていってほしい。
「いき過ぎた愛国心」や「得にもならない反日行為」は、何より韓国のためにならない。
日韓友好のためにも、そのことは必要。
・韓国はエビじゃなくて、シャチだ！
韓国人は、日本や中国を「クジラ」、自分（韓国）は「エビ」だと謙虚なことをいうことがある。
韓国は強大な国に囲まれていることから、自分たちをクジラ（大国）の間にいる「エビ（小さな国）」だと考えるらしい。
例えば、２０１３年の韓国の大手新聞紙「中央日報」にはこのような記事がある。
韓国人は地政学的な状況から自らを「クジラに挟まれたエビ」と認識している。不運にも周辺国は世界最強の中国・日本・ロシアだ。領土・人口などを比べると、自国を弱小国と感じるしかない。
この「韓国は、クジラに囲まれたエビ」という表現は、韓国の初代大統領である李承晩（イ・スンマン）もつかっている。
「韓国はエビだ」という考えはかなり前からあるんだろう。
でも、そう？
実際には、日本やアメリカをヘトヘトに疲れさせる力があるじゃん！
小さなエビにそんなパワーがあるはずがない。
もう、韓国はエビじゃない。
シャチぐらいの強さをもっているはず！
おまけ
記事には書かなかったけど、日本を疲れさせる韓国の動きで、ディスカウントジャパン運動というものがある。
興味がある人はクリックして見てください。
さらにおまけ
２０１６年１０月２７日の朝鮮日報（韓国で最大の新聞）に、韓国の反日感情が韓国の安全保障の「邪魔」になるかもしれないと報じている。
今の韓国にとって一番の脅威は、一番北朝鮮の「核兵器・ミサイル」だ。
その対策のためには、日本と軍事協定を結ぶことが良いと判断した。
韓日軍事協定の協議再開、締結への障壁は反日感情
韓国国防部（省に相当）の関係者は同日「北朝鮮の核・ミサイルに効果的に対処するためには迅速かつ正確な情報獲得と活用が最も重要」として「従来の韓米日の情報協力に加え、日本との情報協力体制を深化・拡大することが韓国の安全保障の利益に合致すると判断した」と説明した。
でも、日本と協定を結ぶうえで「邪魔（障壁）」になりそうなのが、国内の反日感情であると記事で伝えている。
韓国国内の反日感情は一向に収まる気配がなく、軍事協定の締結は容易ではないとの見方もある。
韓国の新聞でも、国内の反日感情が韓国にとってマイナスになることを懸念しているのだろう。
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