日本のみなさん、こんな中国人もいるんですよ。

 

最近、いろいろな専門家が鎌倉の大仏をチェックした。

とくに劣化しているところはなく、大仏様の状態はイイ感じらしい。
でも、内部はちがった。

 

鎌倉の大仏は普通の仏像とちがって、参拝者が中に入ることができる。
なんなら、ペタペタと大仏のお腹の中をさわることもできる。

住職の話では、これにはこんな理由がある。

大仏は雨風雪にさらされていて、とても厳しい環境で座り続けている。
そんな大仏にふれて、参拝者に”温度”を感じてほしいのだという。

ふれるだけならいいのだけど、中には、ガムをくっつけるとんでもないヤツもいる。
大仏の中を調べてみたら、100カ所以上にガムがこびりついていた。
落書きもたくさん。

大仏の内側にこびりついたガムは、石のように固くなっていたという。

 

 

このニュースを知った中国人の反応がおもしろい。

レコードチャイナの記事(2018年4月24日)にこんなコメントが載っている。

「日本人は人前でガムもかまないそうだから、こんなことは起きるはずもないのでは?」
「中国人のせいになりそう」
「中国人の仕業ということで落ち着くだろうな」
「その罪、われわれが背負おうじゃないか…」

鎌倉大仏に大量のガムと落書き、中国でも話題に

 

誰がガムをつけたのかなんて、まだまったく分かっていない。
もう分からんだろ。

それなのに「その罪、われわれが背負おうじゃないか」とイエス・キリストのようなことを言う中国人がいる。
中国共産党は基本的に宗教を禁止しているはずのに。
こんな中国人もいる。

もちろんこれは、レコードチャイナの記者が選んで紹介したコメントだから、ほんの一部でしかない。

 

日本のネットを見てみると、意外と「日本人の犯行」と思っている人が多い。

・それは日本人の仕業だな
・ゆとり教育なめるなよ
・ここ10年でガムの売り上げは半減してる、だいたいみんなミント食ってるし
そうなると、おそらく団塊バカがこの世に残していく最後っ屁の一つだろ
・まあ白人だろな
・外国人観光客だと思う。
・中国人が落書きってイメージは無いな。
むしろ記念に削り取って持って行きそうだけど。
・まあ70年代ぐらいまで道路にはガムがこびりついてるわ、
駅のホーム下の線路には吸い殻平気で捨ててあったわで、
今の中国人のマナーと大して違わなかったからねw
・日本人だって民度の低い奴はいる。全部が全部紳士な訳無えよ。

匿名での書きこみだから、ちょう無責任なことは理解してほしい。

 

 

「日本に来る中国人のマナーは悪い」
「いろいろな所でさまざま人に迷惑をかけている」

なんて思っていると、中国人に「ごめんなさい」を言わないといけなくなる場合もある。

今年1月、青森県にある八甲田山の樹氷で落書きが見つかった。
何者かがピンクのスプレーを使って、樹氷に「誕生日おめでとう」などと英語や中国語で書きやがった。

犯人は捕まっていなかったけど、ネットには「また中国人か!」といったコメントが殺到する。

でも、犯人はミャンマー人だった。

今度はネットに「中国人、えん罪だったわ」「マジでごめんなさい」というコメントが殺到した。
”殺到した”というほどでもなかったけど。

とにかく、こんなこともある。

 

犯人が見つかるまでは、「きっと~人だ」と言うのはやめたほうがい。
犯人が捕まってから、「やっぱり、~人だった」というのならまだいい。

でもこの件は、中国人も「犯人は中国人に違いない」と思っていたのだけど。

くわしいことはこの記事をどうぞ。

樹氷に落書き。「また中国人か!」からの、まさかの展開。

 

 

「その罪、われわれが背負おうじゃないか」

この言葉で、頭に浮かぶ中国人がいる。
彼は日本に住んでいた。
あるとき彼との話の中で、日本に旅行で来る中国人観光客の話題になった。

「ぶっちゃけ、中国人ってマナー悪いよねえ」
「列にならばないし、声うるさいし、ゴミは捨てるしさあ」

こんなド失礼なことを、丁寧な言葉で遠回しに言ってみた。

するとその中国人はこんなことを言う。

「その通りです。中国人のマナーは、まだまだ日本人に追いついていません。迷惑をかける人がたくさんいます。だから、ボクががんばっています。中国人に対する日本人のイメージは悪いです。実際、そう思われても仕方のないことをしていますから。だからボクは逆に、丁寧で誠実に人と接するようにしています。ボクと出会って『中国人への見方が変わった』って言う人もいるんですよ」

え?
なにこのキラキラした感じ?
まぶしくてよく見えないんだけど。

 

彼はそれまでボクが出会ってきた中国人とはちがった。
それまでは、中国人にマナーの悪さを指摘すると、

「でも、昔は日本人だってマナーが悪かった」
「でも、それは知らなかっただけで」

という感じで、「でも~」と言い訳をする人が多かった。
「その通りです。だからボクは、そのぶん誠実に~」と、他の中国人の罪を背負って日本で生きている中国人を初めて見た。

こんな中国人もいるんだなあ、と思った。
彼はもう日本にいないけど、そんな中国人もいることは、たくさんの日本人に知ってほしい。

 

ただ、彼は例外的な中国人で、他の人もこうだとは期待しないほうがいい。
言ってみたら「泥中の蓮」だから。

泥中の蓮

【読み】 でいちゅうのはす
【意味】 泥中の蓮とは、汚れた環境の中にいても、それに染まらず清く正しく生きるさまのたとえ。

故事ことわざ辞典

 

おまけ

旅心をくすぐる中国の列車
この音楽は列車のなかで流れていたもの。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

今まで、東南アジア、中東、西アフリカなど27の国・地域に旅をしてきました。以前、中学生に歴史を教えていた経験もあります。 また、日本にいる外国人の友人も多いので、彼らの目から見た日本も知っています。 そうした経験をいかして、日本や世界の歴史・文化・宗教などをテーマに、「読んでタメになる」ブログを目指しています。