「国の恥!」韓国人も怒った日本の菓子”パクリ”騒動

 

ソウルに「大韓民国歴史博物館」という博物館がある。

ここではおもに、韓国の近代史を知ることができる。
入場料は無料だし、行ってみ。
*入場料は変わるかも。行く前に確認を。

数年前、韓国人の友人とこの博物館に行ってきた。

「誇り高き日本の歴史か繰り広げられる場所」
日本もそんな博物館をつくったらいい。

 

この博物館で、あまり誇りにできないものを見つけてしまった。
それがこれ、テコンV。

 

テコンVの「テコン」は、韓国の国技テコンドーからつけられた。
これは1970年代につくられた巨大ロボットアニメ。
テコンVは、韓国人ならだれでも知ってるような有名ロボット。
韓国を代表するアニメだから、「大韓民国歴史博物館」でも展示されている。

だが待ってほしい。
これは、日本のマジンガーZとそっくりなのだが?

 

韓国人の友人も、これがマジンガーZの”パクリ”というのは知っていた。

だからテコンVを前にして、気まずそうな顔をする。

「あれ?これ、どこかで見たことあるような?」なんて彼をからかったことを、すぐに後悔した。

彼は武士のようにいさぎよかったから。

「テコンVはマジンガーZのマネです。それは否定できません。でも、仕方なかったんです。日本はアニメ先進国で、韓国は遅れていましたから。1970年代の韓国は、日本を見てアニメをつくるしかなかったんです」

おまえ、マジメかよ。

こんなにすがすがしく認めるとは思わなかった。
冗談のつもりで言ったのに、まったく笑えない。
彼に悪いことをしてしまった。

 

 

でも、もういい。

1970年代のことを今さら取り上げて、「韓国が日本のものをパクった!」と非難するつもりはない。
70年代はしょうがない。

でも、今はダメだ。
2018年になっても、日本のパクリをされては困る。

でも韓国は、”まさか”が現実になる国。
1か月ほど前に、「韓国の菓子メーカーが日本のジャイアントコーンをパクった!」という騒動があった。

 

ピングレという韓国企業が発売した「スーパーコーン」というアイスがジャイアントコーンとそっくり。

このピングレという会社は、自社の商品をとても大事にしている。
他社が、ピングレのゼリーとよく似たゼリーを売り出したときには、その会社を訴えて販売中止にさせている。
このときピングレはこう言っていた。

「ピングレのブランド資産を侵害するいかなる行為に対しても、断固として対応する」

そんなピングレが、グリコのジャイアントコーンを”パクった”。
他社に厳しくて自分には甘い。
そんな韓国企業に、朝鮮日報が記事(2018年4月18日)で「国の恥」と怒っている。

「自分たちの行為は『参考』、他社の行為は『パクリ』」という態度が、国に恥をかかせているのです。

日本製品パクリ疑惑、食品大手ピングレの「二つの顔」

 

自分たちがすれば参考、他社がしたらパクリ。
こういう都合のいい考え方をダブルスタンダード(二重基準)という。

韓国には、浮気についても「自分がすればロマンス、他人がすれば不倫」という超ダブスタな言葉がある。

 

韓国の国民的スナック「セウカン」
かっぱえびせんとの違いはハングル文字。

 

中央日報も「パクリ騒動」を記事(2018年04月11日)で報じている。

消費者はスーパーコーンがジャイアントコーンとデザイン包装などがほとんど同じだと主張する。実際に両製品とも回してむく既存のアイスクリムコーンのパッケージではなく三角形の包装でふたを開ける方式だ。製品名が書かれた位置や文字のデザイン、青と赤で作られた包装紙の色まで似ている。

日本製品パクリ議論…韓国企業「パッケージ変更を検討」

*ジャイアントコーンを”参考”にしてつくった「スーパーコーン」の画像はこの記事にある。

 

もちろんピングレ側は「これはパクリではない!」と説明している。

きっとそうだろう。
グリコのジャイアントコーンをリスペクトしてオマージュしたら、スーパーコーンが生まれたのだろう。

でも、日本のネットでは、それを信じる人は皆無。

・何を今更w
で、パッケ変更しても中身はそのままなんだw
・形は仕方ない面があるとしても色とか文字の入れ方とかはどうにか出来るだろ
・ネットのせいで韓国人すらパクリと気づくようになってしまい韓国企業はやりにくいだろうな
・中にキムチ入れるとかオリジナル性を出せばいいのに。
・似てるってレベル超えてるじゃん
・おかしい、昔ならグリコが真似をしてると強弁していたはずなんだが。
・せめてもう少し「似せない努力」をしようぜw
・中身変更しろよ

 

韓国の「日本のお菓子”パクリ騒動”」は、これが初めてではない。

有名なところでは、韓国ロッテが発売した「ペペロ」がグリコの「ポッキー」のパクリだと言われた。
オリオンが2017年に販売した「コブクチップ」は、日本の「サクサクコーン」や「エアリアル」とそっくり。
同じオリオンが2018年に発売した「マーケットオー生チョコレート」も、日本の「ロイズ」の商品とデザインや味がくりそつ。

韓国ロッテの「ペペロ」はシャレになっていない。
江崎グリコが本気で怒って訴えた。
そのことはこの記事をどうぞ。

ポッキー・ペペロのパクリ騒動①グリコを激怒させた韓国ロッテ

日本のグリコVS韓国ロッテの「パクリ騒動」②裁判所の判決は?

 

 

でも、今回のパクリ騒動では”希望”が見える。

「スーパーコーンがジャイアントコーンとそっくりだ」と指摘したのは、韓国の消費者だった。

いま日本に来る韓国人はとても多い。
2017年に日本を訪れた韓国人観光客の数は、700万人を超えた。
これは過去最多。

これだけの韓国人が日本に来ていてインターネットも発達した今、日本のものをパクったら、すぐバレてしまう。
「ネットのせいで韓国人すらパクリと気づくようになってしまい韓国企業はやりにくいだろうな」
というのは、本当にその通りだ。

 

韓国のパクリ騒動は、韓国人が解決してほしい。

日本人ではなく、韓国人が声を上げて問題化してほしい。
今回のパクリ騒動は、韓国の消費者が批判し韓国メディアが報道したことで、韓国企業が商品の変更をしている。

日本人の手をわずらわせることなく、韓国国内で解決してくれるのはいいことだ。
日本製品のパクリを「国に恥をかかせているのです」と思う韓国人は増えていると思う。

 

 

グリコと韓国ロッテの「ポッキー vs ペペロ」の争いは、裁判所まで行ってしまった。
でも、韓国の”パクリ騒動”については、これ以上にヒドイことがあった。

世界的に有名な日本人ポップアート作家に「奈良美智(ならみち)」さんがいる。

こんな特徴的な目を描く。

奈良美智「サヨン(莎詠)」2006年(ART it

 

2016年に韓国のコスメ会社がつくった製品の絵柄が、奈良さんの作品とそっくり。
奈良さんがそれを指摘したところ、会社側はそれを認めて謝罪した。
これにて一件落着。

・・・と、普通ならなるはずだったのだけど、韓国では”まさか”が現実になる。

なんと、奈良さんが逆に韓国企業に訴えられてしまった。

 

奈良さんのツイートのキャプチャー

これは「参考にした」というレベルじゃねえ。

 

これが拡散されたときの日本人の怒りは想像できるはず。
こういう行為が「国に恥をかかせているのです」ということを思ってほしい。

韓国の”パクリ”を日本人が指摘すると、かえって面倒くさいことになる。
韓国の問題は、韓国人の手で解決してもらうのが一番。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

今まで、東南アジア、中東、西アフリカなど27の国・地域に旅をしてきました。以前、中学生に歴史を教えていた経験もあります。 また、日本にいる外国人の友人も多いので、彼らの目から見た日本も知っています。 そうした経験をいかして、日本や世界の歴史・文化・宗教などをテーマに、「読んでタメになる」ブログを目指しています。